「自宅で手軽に炭酸水を作れる」と話題のソーダストリーム。ペットボトルを買うよりも経済的で、環境にもやさしいという理由から人気が高まっています。ただ、いざ購入しようとすると「モデルが多すぎてどれを選べばいいの？」と迷う人も多いはずです。そこで今回は、主要モデルの違いや特徴を比較しながら、コスパ最強の選び方をわかりやすく解説します。
ソーダストリームってどんなもの？
ソーダストリームは、水に二酸化炭素を注入して炭酸水を作る家庭用マシンです。水道水やミネラルウォーターを使って、好みの強さの炭酸水をいつでも作れるのが魅力。ペットボトルの炭酸水を買う手間が省けるうえ、ゴミも減らせるので環境にも優しいと言われています。
炭酸水だけでなく、ジュースやお酒の割り材にも使えるため、家庭だけでなくオフィスや飲食店でも利用が広がっています。最近ではデザイン性が高く、キッチンに置いてもおしゃれに見えるモデルも登場し、ギフトとしても人気です。
ソーダストリームの基本構造と仕組み
どのモデルにも共通する基本構造は「本体」「ガスシリンダー」「専用ボトル」の3つ。
ボトルに水を入れてセットし、炭酸ガスを注入するだけで、数秒でシュワッとした炭酸水が完成します。
ガスシリンダー1本でおよそ60リットル分の炭酸水を作ることが可能。毎日500mlを1本飲む計算でも、約2カ月はもつ計算になります。ペットボトルの炭酸水を買い続けるよりもランニングコストが安く、長く使うほどお得です。
モデル選びでチェックすべき5つのポイント
ソーダストリームには多くのモデルがありますが、選ぶときに注目すべきは次の5つのポイントです。
- 操作方式（手動か電動か）
手動タイプは自分でレバーやボタンを押して炭酸を注入します。好みの強さに微調整でき、電源も不要。価格も比較的安く、初めての人にも人気です。
一方の電動タイプは、ボタン1つで自動的に炭酸を注入。一定の強さを簡単に再現できるため、手間を省きたい人や家族で使う人に向いています。 - ボトルの取り付け方式
「ねじ込み式」「スナップロック式」「クイックコネクト式」などがあります。最近のモデルはワンタッチで装着できるタイプが増えており、使い勝手の良さで人気です。 - デザインとサイズ感
キッチンのインテリアに馴染むか、置き場所に収まるかも大切。特に電動モデルはサイズが大きめなので、スペースを確認してから選びましょう。 - ガスシリンダーの種類とコスト
多くのモデルは60Lガスシリンダーに対応しています。1リットルあたりのコストは約40円前後が目安。ガス交換が簡単なモデルを選ぶと、長期的に快適に使えます。 - ボトルの素材と耐久性
ボトルはプラスチック製とガラス製があります。プラスチックは軽くて扱いやすいですが、耐熱ではないためお湯を入れられません。ガラス製は高級感があり、食洗機対応モデルもあります。
主要モデルの特徴を比較
現在、ソーダストリームの主なモデルには以下のようなラインナップがあります。
GAIA
最もシンプルなエントリーモデル。手動タイプで、ガス注入はレバーを押すだけ。電源不要なので設置場所を選びません。初期費用を抑えたい人にぴったりで、初めて炭酸メーカーを導入する人にも人気です。
Spirit
手動タイプながら、スナップロック式でボトルの着脱が簡単。スタンダードなモデルとして人気が高く、デザイン性も良好。コスパ重視派におすすめです。
ART
デザイン性と操作性のバランスが取れた中間モデル。レバー操作で炭酸を注入するスタイルで、手動ながら使い勝手が良いと評判。新方式の「クイックコネクト」対応でガスシリンダー交換もスムーズです。見た目にも高級感があり、キッチンに置いて映えるモデル。
E-TERRA
電動モデルの代表格。ボタン1つで3段階の炭酸強度を設定できるため、操作は非常に簡単。毎日使う人や家族でシェアする場合に向いています。価格は高めですが、利便性と安定した仕上がりを求めるなら満足度の高い選択です。
DUO
専用ガラスボトルにも対応した高級モデル。高圧にも耐えられる設計で、デザインもスタイリッシュ。ホームパーティーやお酒好きの人に人気です。手動操作ながら、使い心地はしっかりとした高級機。
モデル別おすすめの選び方
選ぶ基準は「どれくらいの頻度で炭酸水を作るか」「どんな使い方をしたいか」で変わります。
- コスパ重視派なら GAIA／Spirit
初期費用を抑えつつ、自分で炭酸の強さを調整したい人にぴったり。電源不要なので設置場所にも困りません。 - 毎日使いたい人や家族向けなら E-TERRA
電動で一定の炭酸を安定して作れるため、忙しい朝でもボタンひとつで完了。使い勝手を最優先する人におすすめ。 - デザインも重視したいなら ART／DUO
キッチンの雰囲気に合わせたい、おしゃれに見せたいという人にはぴったり。ARTは手動でも操作が軽く、DUOはガラスボトル対応で高級感があります。
ランニングコストとお得度の比較
「コスパ最強」を目指すなら、ランニングコストにも注目。
ソーダストリームのガスシリンダー1本（約2,200円前後）で約60Lの炭酸水を作れるため、1リットルあたりのコストは約40円。毎日500mlを2本飲むと仮定しても、月に約1,200円、年間で1万5千円程度に抑えられます。
ペットボトルの炭酸水（500ml×2本＝約200円）を毎日買うと、年間で約7万円以上かかる計算。単純に比較しても、年間5万円以上の節約になる計算です。
初期投資を含めても、1〜2年で十分に元が取れるのがソーダストリームの大きな魅力です。
実際の口コミでわかる満足度
ユーザーの口コミを見ると、多くの人が「思ったより簡単」「炭酸の強さを調整できて便利」と評価しています。特にARTやE-TERRAのような新しいモデルはデザイン性や使い勝手が高く評価されており、電動タイプに乗り換えるユーザーも増えています。
一方で、手動モデルを使う人からは「好みの強炭酸を作りやすい」「電源不要で気軽」という声も多く、結局のところ「自分のライフスタイルに合うかどうか」が満足度を左右しています。
注意しておきたいポイント
・ガスシリンダーの交換は、正規取扱店や公式サイトで行うのが安心です。
・ボトルには使用期限があり、プラスチック製は約3年が目安。
・お湯を入れると変形するおそれがあるため、冷たい水を使うのが基本です。
・炭酸注入後にフレーバーを入れる場合は、こぼれ防止のためにゆっくりと混ぜること。
これらを守ることで、長く快適に使い続けられます。
ソーダストリームはどれがいい？結論まとめ
結論として、「どのモデルがいいか」は使い方と優先順位で決まります。
毎日使うほどお得になり、ペットボトルのゴミ削減にもつながるソーダストリーム。
炭酸水をよく飲む人なら、1年も経たないうちに「買ってよかった」と実感できるはずです。自分の生活スタイルに合ったモデルを選んで、快適な炭酸ライフを始めてみてください。
