古文単語の暗記って、どうしてもつまずきやすいポイントですよね。「ゴロで覚える」と聞くと軽く見られがちですが、実は効率よく古文単語を身につける近道でもあります。中でも人気なのが「古文単語ゴロゴ」シリーズ。昔から有名なこの単語帳、実はいくつかのバージョンがあり、「どれを選べばいいの？」と迷う人も多いはずです。今回は、暗記効率や語呂合わせのわかりやすさをもとに、シリーズごとの特徴を詳しく比較していきます。
古文単語ゴロゴとは？シリーズの基本と人気の理由
「古文単語ゴロゴ」は、語呂合わせとイラストで古文単語を覚える参考書として、長年受験生に支持されてきた定番シリーズです。古文単語帳といえば「単語＋意味」だけのシンプルな構成が多い中で、ゴロゴは“笑える語呂”や“印象的な絵”を使って記憶を定着させるスタイルが特徴。
「一度見たら忘れにくい」「くだらないけど頭に残る」といった声が多く、古文が苦手な人でも楽しく学べると人気です。加えて、共通テストや国公立二次にも対応できる語彙をカバーしており、学習レベルに応じた使い方ができるのも魅力の一つです。
シリーズの種類と違いを整理
古文単語ゴロゴシリーズは、時代とともに複数のバージョンが登場しています。現在、主に流通しているのは次の3種類です。
- 古文単語ゴロゴ（旧版）
- 古文単語ゴロゴ プレミアム／古文単語ゴロゴ プレミアム＋
- 新・ゴロゴ古文単語（600語版）
それぞれの違いを理解しておくことで、自分に合った一冊を選びやすくなります。
旧版・古文単語ゴロゴ（565語）の特徴
まずはシリーズの原点、旧版の「古文単語ゴロゴ」。収録語数は565語で、大学入試に頻出する基本単語をほぼ網羅しています。
この旧版の最大の特徴は「語呂とイラスト」に集中していること。例文や解説は控えめで、単語暗記に特化しています。奇抜な語呂が多いので、一度読むと印象が強く、暗記が苦手でもテンポよく覚えられる構成です。
一方で、例文がない分「実際の使われ方がイメージしづらい」という弱点も。暗記のスタートには最適ですが、入試直前に実践力をつけたい人には少し物足りないかもしれません。
古文単語ゴロゴ プレミアム／古文単語ゴロゴ プレミアム＋は“例文つき”で定着度アップ
次に登場したのが「古文単語ゴロゴ プレミアム」シリーズ。旧版の内容をベースに、例文やイラストを大幅に強化した改良版です。
特に「古文単語ゴロゴ プレミアム＋」は全565語すべてにイラストがついており、目で見て理解できる構成。さらに、例文で単語の使い方を確認できるため、“意味を覚える”から“使えるようにする”へと一歩進める作りになっています。
最新版・新・ゴロゴ古文単語（600語）はデジタル対応の総合版
2021年にリニューアルされた「新・ゴロゴ古文単語」は、600語収録の最新版。語呂・イラストの質がさらにブラッシュアップされ、現代の入試傾向に合わせた単語選定になっています。
新ゴロゴの大きな特徴は3つあります。
- ランク分け（A・B・C）で効率的に学べる
- 音声・アプリ対応でスキマ時間学習
- 最新入試の傾向に対応
総合的に見て、シリーズ中で最も学習効率が高く、古文を得点源にしたい受験生にぴったりです。
古文単語ゴロゴシリーズはどれがいい？まとめと選び方の結論
結論から言うと、どの「古文単語ゴロゴ」も目的に応じて優秀です。
- 初学者： 古文単語ゴロゴで基礎固め
- 中級者： 古文単語ゴロゴ プレミアムで文脈理解
- 上級者： 新・ゴロゴ古文単語で効率重視
自分のペースに合った一冊で、古文をもっと身近に、もっと楽しく学んでいきましょう。
