英語を勉強していて、「聞き取れない」「何を言っているのかわからない」と感じたことはありませんか？
それ、もしかすると“英語耳”がまだ育っていないだけかもしれません。
この記事では、「英語耳はどれがいい？」というテーマで、リスニング力を上げるおすすめ教材や勉強法を、初心者にもわかりやすく紹介していきます。
英語耳とは？リスニング力の鍵になる「音の仕組み」
“英語耳”とは、英語特有の音を正しく聞き分けられる耳のこと。
日本語と英語では、音の数も、リズムも、強弱も全く違います。
例えば「L」と「R」や、「b」と「v」のように、日本語では区別しにくい音がたくさんあります。英語耳を育てるとは、こうした音の違いを脳と耳で自然にキャッチできるようになる状態のこと。
この力が身につくと、リスニングだけでなくスピーキングも驚くほどスムーズになります。
なぜなら「聞き取れる音は、自分でも発音できる」ようになるからです。
英語耳を鍛えるには？最初にやるべきは「発音理解」
リスニングが苦手な人ほど、発音トレーニングを軽視しがちです。
しかし実は、「発音できない音は聞き取れない」というのが多くの英語教育者の共通意見。
発音の理解を深めることで、音が耳に入ったときに「どの音か」が判断できるようになります。
つまり、リスニング力の土台を作る最短ルートは「発音」なのです。
具体的には以下のポイントを押さえましょう。
- 英語の母音・子音を正確に理解する
- 発音記号の読み方を覚える
- 舌・唇・喉の動きを確認する
- 音声変化（リンキング・弱形・脱落）を知る
この4つを意識するだけでも、聞こえ方が全く変わります。
英語耳を育てるおすすめ教材
英語耳 発音ができるとリスニングができる
英語学習者の定番といえばこの1冊。
発売から20年以上経っても、多くの人に支持され続けています。
日本人が苦手とする英語の音を、「口の動き」「舌の位置」「発音記号」とともに体系的に学べるのが特徴です。付属CDや音声データも充実しており、ネイティブスピーカーの音を繰り返し聞きながら発音練習ができます。
口コミでも「この本で初めて英語の音が聞き取れるようになった」「リスニング教材より効果的だった」といった声が多く見られます。
初心者から中級者まで、「まずは耳を育てたい」という人にぴったりです。
絶対「英語の耳」になる！リスニング50のルール
「発音はある程度わかったけど、ネイティブのスピードについていけない」という人におすすめ。
この教材では、英語の音声変化（リンキング・脱落・リダクションなど）を50のルールで解説しています。
実際の英会話では「going to → gonna」「want to → wanna」のように、教科書通りの発音をしていません。
この“本物の音”を理解することこそ、英語耳を仕上げるポイント。
発音の次のステップとして活用するのに最適です。
オンライン教材・アプリ活用もおすすめ
最近では、アプリやオンライン教材で英語耳を鍛える人も増えています。
特に以下のタイプが人気です。
- シャドーイング特化型（例：シャドテン、ELSA Speak）
音声を真似して発声し、発音とリズムを体で覚える。 - AI発音判定付き教材
自分の発音を録音すると、AIがどこが違うかフィードバックしてくれる。 - 多聴・リスニング教材（例：BBC Learning English、VOAなど）
実際の英語ニュースや会話で、自然なスピードに慣れる。
発音→音声変化→実践リスニングの順で使うと、効果が高まります。
効果的な勉強法：英語耳を作る5ステップ
教材を選んだら、次は「どう使うか」が大事です。
英語耳は“ただ聞くだけ”では育ちません。以下のステップを意識してみてください。
1. 発音記号を理解する
発音記号が読めるようになると、単語の音を正確にイメージできます。
最初は本や動画で「口・舌・喉の位置」を確認しながら練習しましょう。
2. モデル音声を徹底的に真似る
英語耳の第一歩は「模倣」です。
ネイティブの音声を聞きながら、同じタイミング・イントネーションで発声してみましょう。
録音して聞き返すと、発音のズレに気づけます。
3. ディクテーションで耳を鍛える
聞こえた英語を書き取る練習です。
最初は短いフレーズから始め、わからない音は何度も聞き直す。
単語が聞こえない原因を分析することで、弱点を潰せます。
4. シャドーイングで音のリズムを身につける
音声のすぐ後を追いかけて発声する方法。
発音だけでなく、英語特有の「リズム」や「抑揚」も自然に身につきます。
1日10分でも継続すれば、確実に聞き取りやすくなります。
5. スキマ時間の“ながら聞き”を活用
家事・通勤・運動中など、耳だけ空いている時間に英語音声を流す。
ただし「意味を理解する努力」を忘れず、BGM化しないことがコツです。
よくある疑問Q&A
Q1：大人になっても英語耳は育つ？
A：もちろん育ちます。
子どもほど早くはないですが、意識的に発音練習とリスニングを繰り返せば、半年ほどで効果を実感する人もいます。
Q2：聞き流すだけの教材でも効果はある？
A：完全な聞き流しはあまり効果的ではありません。
音の仕組みを理解し、自分で発音しながら聞くことが重要です。
Q3：教材は1冊だけでいい？
A：最初は1冊を徹底的にやり込むのがおすすめ。
完璧に使いこなした上で、次のレベルに進むと伸び方が違います。
学習を続けるためのコツ
- 無理に長時間やらず、毎日10〜15分を継続する
- 音声を聴く→真似する→分析するのサイクルを作る
- 完璧を求めすぎず、「聞こえ方が変わった」を楽しむ
- 学んだ音を映画・YouTube・洋楽で確認する
続けるうちに、「今まで雑音にしか聞こえなかった英語」が、単語として浮かび上がってくる瞬間があります。
それがまさに、英語耳が育ち始めた証拠です。
英語耳はどれがいい？自分に合う教材から始めよう
結論から言えば、「英語耳を育てる教材」は目的とレベルで変わります。
初心者なら、発音の基礎から学べる『英語耳 発音ができるとリスニングができる』。
中級以上なら、音声変化や実践会話を扱う『絶対「英語の耳」になる！リスニング50のルール』などが最適です。
そして、どんな教材でも大事なのは「毎日少しずつ耳を使うこと」。
英語の音に慣れるほど、自然に聞き取れるようになります。
今日からあなたも、自分に合った方法で“英語耳”づくりを始めてみてください。
