「ルラボのガイアック10、最近どこにも売ってないけど、販売終了したの?」
そんな声がSNSや口コミでじわじわと増えています。実際に探してみると、オンラインでも店舗でもなかなか見つからない…。ファンとしては少し焦ってしまう状況ですよね。
でも結論から言うと、「ガイアック10」は販売終了していません。
ただし、誰でもいつでも買えるわけではなく、ちょっと特殊な販売形態が関係しています。ここでは、なぜ「売ってない」と感じる人が多いのか、どこで買えるのか、そして代わりになる香りまで詳しく紹介します。
ガイアック10とは?香りの特徴と人気の理由
まずは、「ガイアック10」がどんな香水なのかをおさらいしましょう。
ガイアック10は、ニューヨーク発のフレグランスブランド「ルラボ(Le Labo)」が展開する“シティ・エクスクルーシブ”シリーズのひとつ。世界中の都市ごとに限定の香りが存在し、その中でガイアック10は「東京限定」として誕生しました。
香りのメインは「ガイアックウッド」。ウッディ系の中でも柔らかく、どこか温かみを感じる木の香りです。そこにムスクやシダー、オリバナム(乳香)が重なり、深く穏やかな余韻を残します。
「木の温もり」と「透明感のあるムスク」が絶妙に溶け合うこの香りは、ユニセックスで使いやすく、都会的で清潔感のある印象を与えるのが特徴。静かな中にも芯がある香りとして、男女問わず支持を集めています。
「販売終了」と言われるようになった理由
ネット上で「ガイアック10が販売終了したのでは?」という噂が出回ったのには、ちゃんと理由があります。
それは「東京限定販売」と「販売時期の限定」という2つの要因が大きいです。
まず、ガイアック10は東京のルラボ直営ラボでしか通年購入できません。地方の百貨店やオンラインでは、基本的に扱いがないため、地方の人にとっては入手が難しい香水です。
さらに、ルラボでは毎年9月に「シティ・エクスクルーシブ・イベント」と呼ばれる特別期間が設けられ、その1か月間だけ世界中の限定香りをオンラインや他店舗で販売します。
そのため、販売期間外だと「どこにも売っていない=販売終了」と勘違いされてしまうんですね。
実際、公式サイトでは「東京のルラボでは通年購入可能」と明記されています。つまり“東京限定”ではありますが、製造自体は続いており、正式に販売終了したわけではありません。
現在の販売状況と購入できる場所
東京の直営店舗で購入可能
ガイアック10を確実に手に入れる方法は、東京のルラボ店舗を訪れること。
表参道や代官山などの直営ラボでは、通年でガイアック10が購入可能です。サイズは15ml、50ml、100mlがあり、その場でパーソナライズ(ボトルに名前や日付を印字)してもらえるのもルラボならではの魅力です。
期間限定でオンライン販売も
毎年9月ごろに実施される「シティ・エクスクルーシブ」期間には、公式オンラインストアでもガイアック10が販売されます。
ただし数量限定のため、販売開始からすぐに完売してしまうことも多く、事前に公式メルマガなどで情報をチェックしておくのがおすすめです。
百貨店では基本取り扱いなし
一部の高級百貨店にルラボ店舗が併設されていることがありますが、シティ・エクスクルーシブ商品は扱わないケースがほとんど。
また、地方百貨店では販売されていないため、旅行や出張時に東京で立ち寄るのが現実的な方法になります。
通販や並行輸入での購入について
楽天市場やAmazonなどで「ルラボ ガイアック10」と検索すると、販売ページが見つかることもあります。
しかし注意が必要です。これらの多くは並行輸入品や転売品で、価格が定価より大幅に高く設定されている場合があります。
公式価格より数万円高いケースも珍しくなく、さらに保管状態や製造時期が不明な商品もあるため、購入時には十分な注意が必要です。
正規品かどうかを確認するには、販売元の情報、ボトルの刻印、ラベルの印字などをチェックしましょう。
どうしても入手が難しい場合は、信頼できる香水専門の並行輸入ショップを選び、レビューを確認してから購入するのが安心です。
「売ってない」と感じる人が多い理由
ガイアック10が「売っていない」と感じられる理由はいくつかあります。
- 東京限定で地方では入手できない
- オンライン販売が年1回しかない
- イベント時もすぐに完売してしまう
- 公式ストア以外では在庫が限られている
つまり、いつでもどこでも買える香水ではないため、少しタイミングを逃すと「もう販売終了したのでは?」と思ってしまうわけです。
また、転売価格の高騰も「終売感」を強めています。5万円〜8万円台という価格帯を見て、「もう正規販売されていない」と誤解する人も多いようです。
ガイアック10に似た香水を探すなら
「どうしてもガイアック10が手に入らない…」という人のために、似た香りの香水を探すという選択肢もあります。
ガイアック10の特徴は、ウッディ+ムスク+柔らかな透明感。このバランスに近い香りをいくつか紹介します。
- ルラボ サンタル33
同じブランド内の代表的な香り。ガイアック10よりもドライでスモーキーですが、ウッディな深みと都会的なムードは共通しています。 - メゾンマルジェラ レイジーサンデーモーニング
ムスクの清潔感が強く、ガイアック10の透明感が好きな人におすすめ。爽やかで日常使いしやすい香りです。 - ディプティック タムダオ
サンダルウッドが主役のウッディ系。柔らかく穏やかで、木の温もりを感じたい人にぴったりです。
どれも「静かな自分時間」に寄り添うような香り。ガイアック10の世界観に通じる雰囲気を持っています。
香水を購入する際の注意点
香水は嗜好品であり、保存状態によって香りが変わる繊細な商品です。特にルラボのようなニッチブランドはボトルデザインが似ているため、非正規品との見分けがつきにくいこともあります。
購入前には以下の点をチェックしましょう。
- 信頼できる販売元から購入する
- 製造ロット・ラベル表記が正しいか確認する
- 価格が極端に安すぎる場合は要注意
- SNSなどでの個人間取引は避ける
また、未開封でも長期保管品は香りが劣化していることがあります。新品でも販売経路が不明な場合は慎重に判断しましょう。
まとめ:ルラボのガイアック10は販売終了ではない
改めてまとめると、ルラボのガイアック10は販売終了していません。
ただし、「東京限定」かつ「期間限定オンライン販売」という特別な流通形態のため、一般的な香水のようにいつでもどこでも買えるわけではありません。
入手を確実にするなら、
- 東京のルラボ直営店を訪れる
- 公式オンライン販売(毎年9月前後)を狙う
この2つの方法が最も確実です。
どうしても入手が難しい場合は、信頼できる並行輸入店や似た香りの香水を検討するのも一つの手です。
希少な存在でありながら、静かで上品な香りを放つガイアック10。もし機会があれば、ぜひ実際に手に取ってその深みを体験してみてください。
