「最近、24hコスメを見かけない」「お気に入りの色が売ってない」。そんな声がSNSや口コミサイトで相次いでいます。
肌にやさしく、石けんで落とせるコスメとして人気を集めてきた24hコスメですが、「販売終了したのでは?」という噂も広がっています。
本当にブランドがなくなってしまったのか、それとも何か理由があるのか――今回は、その真相を徹底的に掘り下げていきます。
24hコスメとは?敏感肌でも安心して使える国産ブランド
まずは、ブランドの原点を簡単に振り返りましょう。
24hコスメは「24時間つけたままでも肌にやさしい」をコンセプトに掲げ、天然由来成分やミネラルを中心とした国産ナチュラルコスメブランドです。
「クレンジング不要」「石けんで落とせるメイク」として、敏感肌やナチュラル志向のユーザーに長く愛されてきました。
植物エキスやミネラルを活かした処方で、スキンケア感覚でメイクできる点が支持され、ファンデーションやフェイスパウダーを中心に人気を獲得してきたのです。
しかし近年、その“定番ブランド”が店頭から少しずつ姿を消し、愛用者の間で不安の声が広がり始めました。
「販売終了した?」と感じる人が増えた理由
結論から言うと、24hコスメはブランド自体が完全に終了したわけではありません。
公式サイトでも継続して商品が販売されており、ブランドとしての活動は続いています。
それでも「もう買えない」「売ってない」と感じる人が多いのには、いくつかの要因が重なっています。
店舗で見かけなくなった
以前はドラッグストアやバラエティショップで見かけた24hコスメが、最近はほとんど見当たらないという声が多くあります。
実際、取り扱い店舗を縮小し、オンライン中心の販売へ移行しているため、物理的に“見つからない”状態になっているのです。
一部商品の生産終了やリニューアル
全商品がなくなったわけではありませんが、特定のカラーや旧仕様品など、一部アイテムが「生産終了」「在庫限り」になっています。
リニューアルによるパッケージ変更や成分調整が行われたことで、旧商品が販売終了に見えるケースもあります。
ネット上での在庫切れ・旧パッケージ混在
楽天やAmazonなどでは、旧パッケージの販売ページが残ったまま「在庫なし」表示になっている場合もあります。
これが「販売終了」と誤解される大きな要因のひとつです。
なぜ販売縮小や仕様変更が起きたのか
24hコスメの販売状況が変化した背景には、いくつかの構造的な理由があります。
一つずつ見ていきましょう。
原料や製造コストの高騰
24hコスメは天然原料を多く使用しているため、天候や収穫量に左右されやすく、製造コストも高めです。
加えて、近年の原材料価格の上昇や物流コストの増加もあり、全アイテムを安定的に供給することが難しくなっていました。
結果として、人気が集中するアイテムに絞り、商品ラインを再構築していったと考えられます。
オンライン販売へのシフト
コスメ業界全体で、店舗販売からオンライン中心へシフトする動きが進んでいます。
24hコスメも例外ではなく、店舗在庫を減らし、公式オンラインストアや主要ECサイトでの販売を重視する方向へ舵を切ったようです。
これにより、店頭での露出が減り「終わったの?」と感じる人が増えたというわけです。
成分基準の見直しによる取り扱い停止
一部の通販サイトでは、メーカーによるリニューアル後に「合成溶剤(BG)」などが使用され、オーガニック基準を満たさなくなったとして取扱を終了したケースも報告されています。
ブランド側の方向性と販売チャネルの基準が合わなくなり、取扱停止に至った例です。
競争激化による戦略転換
ナチュラルコスメ市場では、国内外のブランドが急増しています。
競争が激化する中で、24hコスメは「誰でも買える量販ブランド」から「特定のファン層に届けるブランド」へと方向転換したとみられます。
こうした戦略変更も、流通量の減少や店舗縮小につながりました。
実際に今、買える商品はあるのか?
ここがもっとも気になるポイントでしょう。
結論から言えば、24hコスメ の商品は今も購入可能です。
公式オンラインストアでは、ファンデーション、パウダー、アイカラーなどの人気アイテムが引き続き販売されています。
一方で、「在庫なし」や「入荷待ち」状態が続くアイテムもあり、全色・全仕様が揃っているわけではありません。
店頭での取り扱いは限られていますが、ネット上では公式ストアや正規取扱店を中心に購入可能です。
ただし、旧パッケージや並行輸入品などが混在しているため、購入時は販売者情報をよく確認することが大切です。
愛用者が感じる変化と注意点
愛用者の口コミを見ていくと、以下のような変化を実感している人が多いようです。
- いつも使っていた色がなくなった
- リニューアル後に質感や仕上がりが変わった
- 在庫切れが多く、買いたいときに買えない
- ネットでは価格が上がっている
こうした変化は、ブランドの方向転換やリニューアルによるものであり、「品質が落ちた」「ブランドが終わった」という単純な話ではありません。
また、ネット上で「販売終了」と書かれていても、実際には在庫切れや一時的な供給停止の場合も多いです。
慌てて転売価格の商品を買ってしまわないよう、公式サイトを確認するのが一番確実です。
今後の24hコスメはどうなる?
公式サイトの情報によると、ブランドは引き続き「肌にやさしい・石けんで落とせる」コンセプトを維持しながら、新しい商品展開を進めていくとのことです。
特に、オンライン限定商品やリニューアルラインの発表が予定されており、ブランドとしての活動は継続しています。
今後は、敏感肌向けやナチュラル志向ユーザーのニーズにより特化したアイテムが中心になる可能性もあります。
「以前の店舗販売型ブランド」から「限定性・品質重視型ブランド」へと進化していくフェーズにあるとも言えるでしょう。
24hコスメ販売終了の噂は本当?まとめと今後の付き合い方
ここまで見てきたように、「24hコスメが販売終了した」という噂は事実ではありません。
ただし、一部商品の生産終了、店舗販売の縮小、成分リニューアルによる取扱停止など、ユーザーが“売っていない”と感じる要因は確かに存在します。
愛用者としては、
- 公式オンラインストアを定期的にチェックする
- 欲しい色やアイテムは早めに確保しておく
- 在庫切れの際は再販通知や入荷情報を登録する
といった対応がおすすめです。
24hコスメはこれからも「肌にやさしい」を軸に進化を続けていくブランドです。
“販売終了”ではなく、“変化の途中”と捉えることで、より安心して付き合っていけるでしょう。
