ミスタードーナツから登場した「もちゅりん」。もっちりとした食感と和風の味わいで一躍話題になったこのドーナツが、発売からわずかの間で「販売終了」と聞いて驚いた人も多いのではないでしょうか。
SNSでは「もう買えないの?」「再販してほしい!」という声が相次いでいます。今回は、もちゅりんが販売終了になった理由や背景、そして復活の可能性について詳しく見ていきましょう。
もちゅりんとは?ミスタードーナツが手がけた“もっちり系和スイーツ”
もちゅりんは、2025年6月4日から全国のミスタードーナツで販売された期間限定商品です。
「もっちり×しっとり」の食感をテーマにした新シリーズで、きなこ・あずき・みたらし・黒糖わらび餅など、和の要素をふんだんに取り入れたラインナップでした。
発売直後からSNSでは「想像以上にもちもち」「和風なのにドーナツとして完成度が高い」と好評。見た目のかわいさや名前のインパクトもあり、若い世代を中心に大ヒットしました。
一方で、「全然買えない」「朝イチで行っても売り切れていた」といった声も多く、登場からわずか数週間で“幻の商品”と呼ばれるほどの人気ぶりに。
実は最初から「期間限定」だった?販売終了の時期と店舗差
ミスタードーナツの公式発表によると、もちゅりんの販売期間は「2025年6月4日(水)〜7月中旬(順次終了予定)」とされていました。
つまり、最初から長期販売ではなく、あくまで「期間限定・在庫限り」という前提でスタートしていたのです。
ただし実際には、店舗によって販売終了のタイミングに差がありました。
・一部店舗では6月下旬で完売
・7月初旬には多くの店舗で販売終了掲示
・ごく一部の店舗では7月中旬まで販売を継続
このように「順次終了」という形をとっていたため、「販売中止」と「在庫終了」が混在し、混乱を招いた面もあります。
もちゅりんが販売終了した主な理由
では、もちゅりんはなぜこんなに早く販売終了してしまったのでしょうか。
大きく3つの理由が考えられます。
① 想定を超える人気による供給不足
発売直後から予想を上回る人気を集め、ミスタードーナツの各店舗では連日完売が続きました。
一部では「開店30分で売り切れ」「昼過ぎには完売の張り紙」という状況も。
ミスタードーナツ側も公式サイトで「品薄による販売制限」を案内しており、生産が追いつかないほどの反響だったようです。
もちゅりんは通常のドーナツよりも製造工程が多く、材料も特別仕様。そのため、全国的な供給を安定させるのが難しかったと見られます。
② 期間限定キャンペーンとしての戦略
ミスタードーナツは、近年「期間限定商品」で話題をつくる戦略を積極的に行っています。
ポケモンコラボや祇園辻利シリーズなど、短期間で注目を集め、販売終了と同時に「また次の新商品を試したい」と思わせる流れを作っているのです。
もちゅりんもその一環と考えられ、あえて短期間に集中して展開することで“希少性”や“話題性”を高める狙いがあったと思われます。
③ 製造・物流体制の制約
もちゅりんは和素材を使用しており、通常ラインとは異なる製造管理が必要でした。
きなこや黒糖など粉末素材は湿度や温度で品質が変わりやすく、大量生産には向かない特性があります。
そのため、長期販売を避け、品質が維持できるうちに終了する判断がとられた可能性も高いです。
SNSで広がった「売り切れ続出」と「もう食べられない」の声
発売から1か月も経たないうちに、「もう販売していない」「どこに行っても売ってない」という声がSNSで相次ぎました。
「3店舗回っても無理だった」「在庫が出る時間帯を店員さんに聞いた」という投稿もあり、まさに社会現象のような盛り上がりを見せました。
中には、空き箱やパッケージを記念に取っておく人や、「幻のもちゅりん」としてブログ記事に残す人も。
この話題性は、ミスタードーナツのマーケティングとしても大成功だったといえるでしょう。
再販・復活の可能性はある?
気になるのは、「もちゅりんはもう二度と食べられないのか?」という点です。
現時点で、ミスタードーナツ公式から再販や第2弾に関する発表は出ていません。
7月18日の時点で「順次販売終了。今後の展開は未定」とコメントしています。
ただし、ミスタードーナツは過去に人気商品の復活例が何度もあります。
たとえば「ポン・デ・しょうゆ」や「祇園辻利抹茶シリーズ」は、好評を受けて翌年再登場したケースも。
このパターンを踏まえると、もちゅりんも期間を置いて再販される可能性は十分あります。
一方、SNS上では「7月末に再販されるらしい」という噂も流れましたが、公式の裏付けはなく、実際に販売を確認できた店舗はありませんでした。
こうした情報は信頼性が低いため、公式サイトやミスドアプリをチェックするのが確実です。
再販を待つならここをチェック!
もし今後、もちゅりんが再登場するなら、いち早く情報をキャッチしたいですよね。
そのためには、以下の3つを押さえておくのがおすすめです。
- ミスタードーナツ公式サイト・公式X(旧Twitter)
新商品の発表は公式SNSが最速。フォローして通知をオンにしておくと安心です。 - ミスドネットオーダー
一部店舗ではネット注文限定で在庫が残っていたケースもありました。再販時もここが最初に更新される可能性が高いです。 - 店舗スタッフへの確認
再販が予定されている場合、店舗単位で事前に情報を得られることがあります。「次の新商品って出ますか?」と軽く聞いてみるのも一つの手です。
「もちゅりん販売終了」から見えるミスタードーナツの戦略
今回のもちゅりん騒動から見えてくるのは、ミスタードーナツのマーケティング戦略の巧みさです。
限定期間・数量限定で供給を絞ることで、「今食べないともう買えない」という購買意欲を刺激し、SNSでの拡散を促しました。
結果として、短期間で強い話題性を獲得し、次の新商品への期待感を高めることに成功しています。
一方で、消費者側としては「もう少し長く販売してほしかった」という声が多く、ミスタードーナツが再販を検討する可能性も否定できません。
この「惜しまれながら終了」という形こそ、ブランドへのロイヤリティを高める一因となっているのかもしれません。
まとめ:もちゅりんの販売終了は残念だが再販に期待!
もちゅりんの販売終了には、人気による在庫不足、期間限定戦略、そして製造体制の制約といった複数の要因が関係していました。
一部では「販売中止」とも言われましたが、実際は当初の販売計画に沿った「予定通りの終了」だったようです。
今のところ再販の確定情報はありませんが、過去の事例を考えると、来年以降の期間限定メニューとして再登場する可能性も十分ありそうです。
もし次に販売されることがあれば、早めにチェックしておきたいですね。
