子どものころに一度は食べたことがある人も多い「もぎもぎフルーツ」。枝についたぶどうのようなグミを“もぎ取る”感覚が楽しく、長く愛されてきた人気商品です。しかし最近では「店頭で見かけなくなった」「販売終了したの?」と話題になっています。
この記事では、もぎもぎフルーツがいつ販売終了したのか、その理由や再販の可能性について詳しく解説します。
もぎもぎフルーツとは?発売当時の人気と特徴
もぎもぎフルーツは、明治(旧・明治製菓)が1996年に発売したロングセラーのグミ菓子です。
最大の特徴は、枝にぶどうの房のようにグミがつながっており、一粒ずつ“もぎ取って食べる”という遊び心のある構造。グレープ味・マスカット味・メロンソーダ味など、複数の味が楽しめるのも魅力でした。
SNSでは「子どものころのおやつの定番だった」「学校帰りに必ず買ってた」という声も多く、発売当初から長年にわたり幅広い世代に愛されてきたお菓子でした。
もぎもぎフルーツの販売終了はいつ?
明治の広報や各メディアの報道によると、もぎもぎフルーツは2023年3月に販売終了しています。
最終生産は同年2月に終了し、3月いっぱいで全国の出荷を終えたとのことです。
つまり、2023年春をもって店頭から姿を消したということになります。
SNSでも「3月で終わってたなんて知らなかった」「気づいたら売ってなかった」と驚く声が多く、長年親しまれた商品の終売は多くのファンに衝撃を与えました。
販売終了の理由は?公式コメントと背景
もぎもぎフルーツの販売終了理由について、明治の公式コメントでは「売り上げの減少」が挙げられています。
20年以上販売を続けてきたものの、徐々に販売数が減少し、ブランドとしての採算が難しくなったとみられます。
ただ、それ以外にもいくつかの背景が考えられます。
1. 売上の減少と世代交代
長く愛されたとはいえ、近年のグミ市場では新商品が次々登場しています。
果汁系グミやコラーゲン入り、硬め食感タイプなどの“トレンドグミ”が人気を集める中、もぎもぎフルーツのような昔ながらの遊び系グミは、やや古い印象を持たれるようになっていました。
2. 原材料や製造コストの上昇
ここ数年、原材料価格や物流コストの上昇が食品業界全体の課題となっています。
グミも例外ではなく、原材料高騰によって利益率が圧迫される中で、採算の取れない商品から順次整理される動きが強まっています。
もぎもぎフルーツも、その流れの中で終了となった可能性があります。
3. ブランドラインナップの見直し
同時期に、明治では他の菓子ブランドでも終売・リニューアルが相次いでいます。
ガムやキャンディなど、売上構成比の小さい製品を縮小し、主力製品(果汁グミなど)に注力する戦略に切り替えたと考えられます。
こうした複合的な要因が重なり、長年愛されたもぎもぎフルーツも惜しまれつつ生産終了となりました。
SNSでも「悲しい」「復活してほしい」の声が続出
販売終了が報じられた2023年春以降、X(旧Twitter)やInstagramでは、「もぎもぎフルーツがなくなるなんて信じられない」「あの“もぎもぎ感”が好きだった」といった投稿が相次ぎました。
中には「子どもに食べさせたかった」「最後にもう一度買いたかった」という声もあり、懐かしさとともに惜しむファンが多く見られます。
もぎもぎフルーツは単なるグミではなく、“遊びながら食べる”という体験そのものが記憶に残っている商品でした。
そのため、単に味ではなく「思い出が詰まったお菓子」として愛され続けていたことがわかります。
再販はある?2023年以降の動向を調査
ファンの間では「もぎもぎフルーツ、再販されたら絶対買う!」「限定復活しないかな?」といった期待の声も多く、再販情報が注目を集めています。
2023年9月ごろ、一部SNSや個人ブログでは「もぎもぎフルーツが再販された」との情報もありました。
ただし、明治公式サイトやプレスリリースで正式な再販発表は確認できておらず、流通在庫や一時的な再出荷の可能性が高いとみられます。
また、通販サイトでは「在庫限りで終了」「再入荷の予定なし」と記されているケースも多く、現時点では再販は公式には行われていない状態です。
限定的なキャンペーンや復刻企画が行われる可能性はゼロではありませんが、安定的な再販売は未定といえるでしょう。
もぎもぎフルーツの代わりに楽しめるお菓子
「もう一度あのもぎもぎ感を味わいたい」という人に向けて、似たような楽しみ方ができるグミやお菓子もいくつかあります。
- 果汁グミ(明治)
フルーツ感をしっかり味わいたいなら、同じ明治の果汁グミシリーズが定番。味の種類も豊富で、全国のスーパーやコンビニで手に入ります。 - コーラアップ・ハードグミ系商品
しっかりした噛みごたえを求めるなら、コーラアップやハードグミが人気。もぎもぎフルーツとは違った食感の満足感があります。 - 手作りグミキット・知育菓子系
「つくる・もぐ・あそぶ」体験を楽しみたい人には、クラシエの知育菓子シリーズもおすすめ。見た目や工程を楽しむ点では、もぎもぎフルーツに通じる魅力があります。
こうした商品を通じて、あの懐かしい“遊びながら食べるお菓子”の楽しさを再発見できるかもしれません。
もぎもぎフルーツ販売終了はいつ?今後の再販に期待を込めて
改めてまとめると、もぎもぎフルーツは2023年3月に販売終了(最終生産は2月)。
終了理由は「売上の減少」が主であり、加えてコスト高騰や商品ラインナップ見直しといった背景がありました。
27年にわたり多くの人に親しまれたお菓子が姿を消したのは寂しいですが、それだけ長く愛されたこと自体が特別な存在であった証でもあります。
現時点では再販の公式情報は出ていませんが、消費者の声が大きければ、限定復刻やキャンペーンでの再登場も期待できるかもしれません。
もし店頭やネットで見かけたら、懐かしさを味わうチャンス。見つけたときはぜひ手に取ってみてください。
