「最近エアオプティクスアクアが売ってないけど、どうしたの?」そんな疑問を持つ方が増えています。長年人気を集めてきたコンタクトレンズだけに、突然の販売終了に戸惑う人も多いですよね。今回は、エアオプティクスアクアがなぜ販売終了になったのか、終了時期や後継レンズについて詳しく解説します。
エアオプティクスアクアとは?どんな特徴のレンズだったのか
エアオプティクスアクアは、アルコン(Alcon)が販売していた1ヶ月交換タイプのシリコーンハイドロゲルレンズです。
特徴は、高い酸素透過性と乾きにくい装用感。長時間装用でも目の疲れが少なく、装用感が自然ということで多くのユーザーに支持されていました。
また、スマートシールドテクノロジーという特殊コーティングが施されており、化粧品や脂質汚れが付きにくい点も人気の理由でした。
「1日中快適に過ごせる」「目が乾きにくい」とリピートする人も多く、定番のコンタクトレンズとして長年愛用されていた製品です。
エアオプティクスアクアの販売終了はいつ?国内外の動き
実は、エアオプティクスアクアの販売終了は段階的に進められてきました。
アメリカではすでに2021年9月頃に製造終了が告知され、国内でもその流れを受けて徐々に在庫販売に切り替わっていました。
日本では2024年中にメーカー出荷が終了し、2025年春頃には販売店からも姿を消し始めたようです。
一部では「2024年6月で販売終了」「2025年3月で完全終了」と案内している店舗もあり、地域や取り扱い店によって時期に差があるのが実情です。
つまり、2024年~2025年初頭にかけて完全に市場から姿を消したと考えてよいでしょう。
なぜ販売終了になったのか?主な理由を解説
エアオプティクスアクアが販売終了となった背景には、いくつかの理由があります。
ここではメーカー側の動きや市場の変化を踏まえて整理してみましょう。
1. 技術進化による世代交代
エアオプティクスアクアは10年以上前に登場した製品です。発売当時は革新的な技術を搭載していましたが、今ではより高性能な素材や保湿技術を持つレンズが次々に登場しています。
メーカーであるアルコンは、より新しい技術を採用した「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」を主力に据え、旧モデルのアクアを順次終了させたとみられます。
2. 新シリーズへの移行戦略
販売終了のタイミングで多くの店舗が「後継レンズへの切り替え」を案内しています。
これは単に古い製品をやめるのではなく、「より改良された新製品に移行してもらう」ことを目的としたメーカーの戦略です。
エアオプティクス プラス ハイドラグライドシリーズは、従来のアクアと同じ装用感を保ちながら、潤いと清潔さをさらに強化したモデル。ユーザーにとっては自然な乗り換えができるよう設計されています。
3. 一部規格・度数の需要減少
メーカー発表によると、遠視用度数(プラス度数)の生産が先に終了しており、需要の少ない度数から順次整理されています。
こうした需要の減少や生産コストの最適化も、販売終了の一因となっています。
4. 在庫限り・生産体制の終了
販売終了といっても、すぐに全てがなくなるわけではありません。
実際は「製造終了 → 出荷終了 → 在庫販売 → 完売」という流れで進むため、ショップによっては一時的に在庫が残っている場合もあります。
ただし、メーカーからの出荷が止まった以上、在庫がなくなり次第取り扱い終了となるのは時間の問題です。
エアオプティクスアクアが手に入らないときの対応策
長年このレンズを使ってきた人にとって、販売終了は大きな問題です。
「同じ装用感のレンズはもう買えないの?」と不安になる方も多いでしょう。
そんな方に向けて、現在入手できる選択肢を紹介します。
1. 後継レンズ「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」
最も自然な選択肢は、同シリーズの後継モデル「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」です。
このレンズはアクアの進化版で、保湿性能を高めた“ハイドラグライド モイスチャー マトリックス”を採用しています。
また、スマートシールドテクノロジーによって汚れに強く、長時間装用しても乾きにくい設計になっています。
アクア愛用者の中には、「違和感なく乗り換えられた」「装用感がよりしっとりした」という口コミも多く見られます。
同じ1ヶ月交換タイプなので、習慣も変わらずスムーズに移行できる点も安心です。
2. 他ブランドへの乗り換えを検討
もしエアオプティクスシリーズが合わなかった場合は、他メーカーの高酸素透過タイプを試すのも手です。
たとえば「バイオフィニティ(クーパービジョン)」や「アキュビュー オアシス(ジョンソン&ジョンソン)」などが近い使用感で人気です。
ただし、レンズのカーブ(BC)や直径(DIA)が異なるため、眼科で装用テストを行い、自分の目に合うものを選ぶようにしましょう。
3. 在庫を探すときの注意点
ネット通販や一部店舗では、まだ在庫分が販売されている場合があります。
ただし、すでにメーカーの製造が終了しているため、在庫が少なく、度数が限られているケースが多いです。
購入する際は、製造年月日や使用期限が十分に残っているかを確認しましょう。
販売終了後に気をつけたいこと
コンタクトレンズの変更は、単に「同じものを買う」では済まない場合があります。
製品によって素材や酸素透過率、装用感が異なるため、目に合わないと乾燥や痛みを感じることもあります。
販売終了をきっかけにレンズを変える場合は、必ず眼科で検査・相談を行うことが大切です。
特に「長時間装用」「PC作業が多い」「ドライアイ傾向がある」方は、レンズ特性が自分に合っているかをしっかり確認するようにしましょう。
また、後継品であっても必ずしも同じ装用感とは限らないため、最初は短時間の装用から慣らしていくのがおすすめです。
エアオプティクスアクア販売終了まとめ
ここまで見てきたように、エアオプティクスアクアの販売終了は「技術革新」と「製品ライン刷新」による自然な流れといえます。
メーカーは性能を高めた新シリーズへと移行しており、ユーザーにとってはより快適なレンズを選べるようになっています。
すでに店頭や通販サイトでは在庫が少なくなっていますが、後継の「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」や他社製レンズを検討することで、安心して使い続けることができます。
コンタクトレンズは目の健康に直接関わるものなので、変更の際は必ず眼科で相談し、自分に合った最適なレンズを選ぶようにしましょう。
長年愛用してきたエアオプティクスアクアが販売終了するのは寂しいことですが、進化した新レンズに出会うチャンスでもあります。
今後は、より潤いが続き、快適さが向上した新シリーズで快適な視界を手に入れてください。
