最近、「クリーム玄米ブランが売っていない」「店頭から消えた」という声をSNSや口コミでよく見かけます。長年の愛用者からすれば、突然の“販売終了”の噂に驚いた方も多いのではないでしょうか。実際のところ、クリーム玄米ブランは本当に販売終了してしまったのでしょうか?この記事では、販売終了の真相やその背景、さらに今後の再販情報について詳しく見ていきます。
そもそも「クリーム玄米ブラン」とは?
クリーム玄米ブランは、アサヒグループ食品が販売している栄養調整食品シリーズです。玄米と小麦ブランを練り込んだ香ばしいビスケット生地に、ビタミンや食物繊維を含むクリームをサンドしたヘルシーなおやつとして人気を集めてきました。
「小腹が空いたときに栄養も取れる」「ダイエット中の間食にぴったり」といった評価も多く、コンビニやスーパーの定番商品として長年親しまれてきたブランドです。フレーバーも「メープル」「ブルーベリー」「ヨーグルト」「カカオ」「クリームチーズ」など多彩に展開され、好みに合わせて選べる楽しさもありました。
「販売終了」と言われ始めたきっかけ
そんなクリーム玄米ブランに“販売終了”という言葉が浮上したのは、2023年3月ごろからです。アサヒグループ食品が公式に「一部フレーバーの販売終了・一時休止」を発表したことがきっかけでした。
発表によると、以下のフレーバーが対象となっていました。
- 一時販売休止:メープル、クリームチーズ、80kcalバニラミルク
- 販売終了:苺チーズタルトカカオ仕立て、リッチブレンドアーモンドキャラメル、リッチブレンドハニーチーズ
これらのうち「販売終了」は在庫がなくなり次第終了、「販売休止」は再開時期未定とされており、明確な復活時期の発表はありませんでした。このアナウンスがSNSで広まり、「クリーム玄米ブランが販売終了」と認識されるようになったのです。
なぜ販売終了や販売休止になったのか?
アサヒグループ食品の説明によると、「原料調達の問題により、従来の生産数を維持できなくなったこと」が理由とされています。背景には複数の要因が重なっています。
原因①:鳥インフルエンザによる卵の供給不足
2023年は国内で鳥インフルエンザが大規模に発生し、鶏卵の供給が大幅に減少しました。クリーム玄米ブランの原材料には全卵が使用されており、この供給難が生産に直接影響したと考えられます。卵を使用する食品メーカー全体が同様の影響を受けており、プリンやマヨネーズ、菓子類でも一時的な生産停止が相次ぎました。
原因②:生産体制と商品ラインの見直し
クリーム玄米ブランは種類が非常に多く、生産ラインの効率化や在庫管理の最適化を図る中で、人気の低いフレーバーが整理された可能性もあります。近年の食品業界では、人件費や原材料費の高騰により、ラインナップを絞り込む動きが広がっています。
原因③:需要変化と流通事情
健康志向が高まる一方で、「糖質オフ」や「プロテイン入り」など新しいカテゴリーの食品が台頭しています。その中で、従来の栄養調整食品が売り場で減少している傾向もあります。加えて、物流コストの上昇や原料の高騰も、商品の継続生産を難しくしている一因と考えられます。
現在も販売されているフレーバーはある?
ここで気になるのが、「シリーズ全体が終了したのか」という点です。結論から言うと、クリーム玄米ブラン 自体は今も販売されています。ただし、一部の味が終了・休止しただけで、シリーズ全体が消えたわけではありません。
現在も公式サイトには以下のようなラインナップが掲載されています。
つまり、「販売終了」は一部の味に限られており、定番フレーバーは引き続き流通しています。店頭で見かけない場合でも、オンラインショップや大手通販サイトでは購入できる場合があります。
消費者が「売ってない」と感じる理由
実際にはシリーズが継続していても、「どこにも売ってない」と感じる人が多いのはなぜでしょうか。その背景には、次のような理由が考えられます。
- 人気フレーバーの終売による印象の強さ
特にクリームチーズ味やメープル味など、人気が高かった種類が一時的に姿を消したことで、“シリーズごと無くなった”と誤解されやすくなっています。 - 店舗ごとの取り扱い差
コンビニやスーパーは店舗ごとに仕入れ方針が異なるため、フレーバーによっては置いていない場合もあります。「自分の近所で見かけない=販売終了」と感じてしまうケースです。 - 通販サイトでの「販売終了」表記
ネットショップでは、在庫切れやメーカー在庫終了の際に「販売終了」と表示することがあります。実際には一時休止や在庫切れでも、こうした表記が誤解を招く原因になっています。
再販の可能性はある?
気になる再販の可能性ですが、アサヒグループ食品からは明確な再販スケジュールは発表されていません。ただし、「一時販売休止」としていたフレーバーについては、再開の可能性が十分にあります。
過去にも、原料供給が安定したタイミングで限定的に再発売された例がありました。また、ブランド自体が終了していないこと、SNS公式アカウントで情報発信が続いていることなどから、シリーズ全体としては継続方針とみられます。
さらに、消費者の「復活してほしい」という声も多く、人気フレーバーの再登場が期待されています。特にメープル味やクリームチーズ味は口コミ評価が高く、再販要望が集中しているようです。
代替商品や似ているお菓子は?
もしお気に入りの味が販売終了してしまった場合は、他の栄養調整食品や同系統の商品を試すのもおすすめです。以下は、似た特徴を持つ商品例です。
- バランスオンminiケーキ(森永製菓)
- SOYJOY(大塚製薬)
- ブランサンド(ファミリーマート限定)
食物繊維や栄養バランスを意識したスナックは各社から多く発売されており、好みに合わせて選ぶことで、クリーム玄米ブランの代わりにもなります。
まとめ:クリーム玄米ブランの販売終了は一部のみ。再販にも期待
ここまで見てきた通り、クリーム玄米ブランは「シリーズ全体が販売終了」したわけではありません。終了・休止になったのは一部のフレーバーであり、人気の定番シリーズは引き続き購入可能です。
販売休止の背景には、鳥インフルエンザによる卵不足やコスト上昇などの社会的要因があり、メーカー側の努力にも限界があったと考えられます。しかし、シリーズが維持されていることから、原料供給が安定すれば人気フレーバーの再登場も十分にあり得ます。
今後の再販情報については、アサヒグループ食品の公式サイトや公式X(旧Twitter)での発表をチェックするのが確実です。愛用者としては、再びあのサクサク食感とまろやかなクリームを楽しめる日を期待したいところですね。
クリーム玄米ブランの販売終了情報を追う読者へ
最後にもう一度整理すると、「クリーム玄米ブラン販売終了」という噂は正確には“一部フレーバーの販売終了・一時休止”です。シリーズそのものは今も健在で、健康志向のスナックとして多くのファンに支持されています。
再販や新フレーバーの情報は随時更新されるため、気になる方は公式情報をこまめにチェックしておくのがおすすめです。
