北海道土産の定番として知られる「マルセイバターケーキ」。しっとりしたスポンジとバターの風味、くるみとキャラメルクリームの組み合わせが絶妙な人気商品です。
ところが最近、「販売終了した」「見かけなくなった」という声がSNSなどで広がり、ファンの間に不安が広がっています。実際のところ、マルセイバターケーキは本当に販売終了してしまったのでしょうか？
この記事では、その真相と現在の販売状況、再販の可能性について詳しく紹介します。
「販売終了」という噂の真相
まず結論から言うと、マルセイバターケーキは“完全な販売終了”ではありません。
2024年5月に「ガナッシュ入り」タイプの販売が終了し、現在は「くるみ入り」に一本化されています。この仕様変更をきっかけに「販売終了」と勘違いされたケースが多いようです。
六花亭は、2023年に期間限定で「くるみ入り」バージョンを発売。その後約1年間、「ガナッシュ入り」と「くるみ入り」の2種類を併売していました。
しかし、購入者の支持が大きく「くるみ入り」に偏ったため、2024年5月7日をもってガナッシュ入りの製造を終了。以降は、くるみ入りのみの販売となっています。
つまり「マルセイバターケーキ」という商品自体は今も現役。
ただし、中身が変わり、チョコガナッシュのタイプは姿を消したというのが実情です。
ガナッシュ入りからくるみ入りへ変更された理由
六花亭がガナッシュ入りをやめた背景には、いくつかの理由があるとされています。
- 人気の偏り
くるみ入りを試験販売したところ、想定以上に好評だったため、製造ラインを一本化する決断をしたといわれています。 - 製造と物流の効率化
チョコガナッシュは温度管理が難しく、夏季の流通や保存の面で課題がありました。くるみ入りは季節を問わず安定して製造でき、品質保持の面でも優れています。 - コストと原材料事情
バターやチョコレートなどの原材料が高騰しており、コスト面からも効率的な商品構成が求められていた時期でした。くるみ入りへの一本化は、安定供給を優先するための判断ともいえます。
六花亭は以前から「品質を維持しながら、できるだけ多くの人に届ける」という姿勢を重視しており、今回の変更もその一環と考えられます。
現在の販売状況：どこで買える？
マルセイバターケーキ（くるみ入り仕様）は、現在も六花亭の公式オンラインショップおよび北海道内の直営店舗で購入できます。
オンラインショップでは以下のようなラインナップが用意されています。
- 4個入
- 5個入
- 10個入
- 15個入
- 19個入
価格帯は1,000円前後から2,000円台まで。用途や贈答シーンに合わせて選びやすくなっています。
4月から10月の間はクール便での配送対象となるため、夏季は冷蔵で届く仕様です。
一方、道外の百貨店やアンテナショップでは、在庫や取り扱い状況が店舗ごとに異なります。催事や期間限定ショップなどで販売されることもあるため、最新情報は六花亭の公式サイトやSNSをチェックするのが確実です。
SNS上の反応とファンの声
SNS上では「ガナッシュ入りが好きだったのに残念」「くるみ入りも美味しいけど別物だね」といった声が多く見られます。
特にガナッシュ入りを愛好していた層からは惜しむ声が上がる一方で、「くるみ入りの方が食感にアクセントがあって好き」「キャラメルクリームが新鮮」といった好意的な反応も目立ちます。
味の違いに賛否が分かれるものの、全体として「マルセイブランド」の信頼感は変わっておらず、新仕様も多くのリピーターを生んでいるようです。
六花亭の商品は一つひとつが丁寧に作られており、品質への信頼が高いことが、こうした変化を受け入れる土壌になっています。
再販や限定復刻の可能性は？
「ガナッシュ入りがまた食べたい！」という声も多く、再販を望む声は根強くあります。
現時点で六花亭から公式な再販予定は発表されていませんが、同社は過去にも人気商品の復刻や限定販売を行ってきた実績があります。
例えば、かつて販売終了した「みかんプリン」が季節限定で復刻されたり、地域限定スイーツが再登場することもありました。
こうした事例を踏まえると、「マルセイバターケーキ ガナッシュ入り」も特別企画や周年記念のタイミングで再登場する可能性は十分考えられます。
ファンとしては、六花亭の公式SNSやメールマガジンを定期的にチェックしておくと、限定販売の情報をいち早くキャッチできるでしょう。
北海道以外での購入方法と注意点
道外在住の人がマルセイバターケーキを購入する場合、基本的には公式オンラインショップを利用するのが最も確実です。
ただし、オンラインでも在庫切れや配送制限が発生する場合があります。特にお中元・お歳暮シーズンや大型連休の時期は、注文が集中する傾向があります。
また、フリマアプリやオークションサイトなどでの個人出品には注意が必要です。
製造日や保存状態が不明なものも多く、品質が劣化している場合があります。安全に購入したい場合は、六花亭の公式販売ルート（直営店または公式ECサイト）を利用するようにしましょう。
「マルセイ」シリーズの魅力と人気の理由
マルセイシリーズといえば、「マルセイバターサンド」が代表格。
その派生商品として登場した「マルセイバターケーキ」は、より軽やかで食べやすい味わいが特徴です。
シリーズを通して共通しているのは、“素材の風味を生かしたシンプルな美味しさ”と“包装デザインの上品さ”。
レトロな赤と金のロゴが印象的で、贈り物としての見栄えも抜群です。
また、六花亭の菓子はすべて北海道産の素材にこだわり、保存料や香料を極力使わないのが特徴。
「日持ちよりも味を優先する」という姿勢が、地元ファンだけでなく観光客からも支持されています。
そのため、「マルセイバターケーキが販売終了？」というニュースが広がった際に、多くの人が心配したのも納得できます。
まとめ：マルセイバターケーキは今も健在！
「マルセイバターケーキが販売終了？」という噂の正体は、旧仕様（ガナッシュ入り）の終了による誤解でした。
現在はくるみ入り仕様に一本化され、公式オンラインショップや北海道内の直営店で通常販売されています。
六花亭は品質を第一に考え、時代に合わせて最適な形で商品を提供し続けています。
ガナッシュ入りの再販は今のところ未定ですが、人気の高さから限定復刻の可能性も残されています。
もしまだ「くるみ入り」を試したことがないなら、ぜひ一度味わってみてください。
北海道発の名菓「マルセイバターケーキ」は、これからも多くの人に愛され続けるでしょう。
