近ごろ、「ミヨシ泡の石鹸シャンプーがどこにも売っていない」「販売終了って本当？」という声をよく見かけます。
無添加で肌にやさしいと評判だっただけに、長年の愛用者にとっては大きなショックですよね。今回は、販売終了の背景と再販・代替情報を分かりやすくまとめました。
ミヨシ泡の石鹸シャンプーとは？
「泡の石鹸シャンプー」は、ミヨシ石鹸が手がける“無添加せっけんシリーズ”のひとつ。
香料・着色料・防腐剤などを一切使わず、天然の洗浄成分だけで髪と頭皮を洗うことができるのが特徴でした。泡ポンプタイプなので、泡立てる手間がいらず、忙しい朝にも便利。しっかり洗えて、すすぎもスッキリという声が多かった製品です。
「無添加」にこだわるミヨシ石鹸らしい、シンプルで誠実な製品設計。ドラッグストアやスーパーでも見かける定番品でしたが、2023年頃から「店頭で見なくなった」「通販でも在庫切れが続いている」と話題になりはじめました。
販売終了の公式情報と現在の状況
まず、ミヨシ石鹸の公式サイトでは、「販売終了商品のお知らせ」として“泡のせっけんシャンプー（500mL／詰替用400mL）”が掲載されています。
表記上は**「在庫がなくなり次第、順次販売終了」**。この文言は“完全廃止”ではなく、段階的に出荷を止めていることを意味します。
実際に店舗を回ったユーザーからも、「どこにも置いてない」「リフィルが見つからない」という報告が増えています。オンラインでも在庫限りの表示が多く、今では一部の通販やローカル店舗でのみ残っている状況です。
なぜ販売終了になったのか？考えられる理由
ミヨシ石鹸からは、明確な「販売終了の理由」は公表されていません。
しかし、過去の公式発表や業界動向から、いくつかの要因が見えてきます。
1. ブランドリニューアルによるライン整理
2024年にミヨシ石鹸は、無添加シリーズのパッケージとロゴを刷新しました。
このタイミングで製品ラインの見直しも行われ、「旧パッケージ品の段階的な終了」が発表されています。
つまり「泡の石鹸シャンプー」は、デザイン変更やリニューアルの一環として整理対象になった可能性があります。
2. 販売量・流通効率の低下
泡ポンプ式の石鹸シャンプーは、一般的な液体タイプよりも製造コストが高く、需要も限られています。
特に近年は合成界面活性剤を使ったシャンプーが主流で、泡タイプの“せっけん系”はニッチ市場になりつつあります。
そのため、流通コスト・棚割り・在庫回転の面から、採算が取りにくくなったと考えられます。
3. 環境対応・資材コストの影響
環境配慮や容器削減が求められる中、ポンプ式ボトルやリフィル用パウチの製造コストも上昇しています。
また、無添加処方を維持するためには原材料の安定調達が難しく、原価高騰が重なった可能性もあります。
こうした要素が複合的に重なり、製造継続が難しくなったと考えられます。
4. 使用感・ニーズの変化
石鹸シャンプーはナチュラル志向の人に根強い人気がある一方で、「きしみが気になる」「髪がまとまりにくい」といった声も少なくありません。
市場では、シリコンフリーやアミノ酸系シャンプーなど“優しい洗浄力＋快適な使い心地”を両立した商品が増えており、需要の一部がそちらへ移ったとも考えられます。
今も購入できる？在庫や取扱店の状況
現在、公式オンラインショップでは該当品番の取り扱いは終了しています。
一方で、Amazonや一部ドラッグストアのオンラインショップでは、まだ在庫を抱えている店舗もあります。
ただし、価格が高騰しているケースもあり、在庫限りの可能性が高いため、購入を検討している場合は早めのチェックが安心です。
詰め替え用を中心に残っている場合もあるので、「リフィル」で検索するのもおすすめです。
また、パッケージ違いで“旧仕様”と“新仕様”が混在している場合もあるため、商品ページの画像や説明文を確認してから注文するようにしましょう。
代替商品・後継ラインはある？
ミヨシ石鹸の「泡のせっけんシャンプー」は終了しましたが、同社には他にも“せっけんシャンプー”系の商品が存在します。
代表的なものは「無添加せっけんシャンプー（350mL）」など。こちらは液体タイプですが、泡タイプと同じく無添加処方です。
髪質や使い心地にこだわりたい人は、次のような選択肢があります。
- ミヨシ石鹸「無添加せっけんシャンプー」シリーズ（液体タイプ）
- シャボン玉石けん せっけんシャンプー泡タイプ
- パックスナチュロン ナチュロンシャンプー
いずれも無添加・石けんベースの処方で、肌へのやさしさを重視したブランドです。
ただし、使用感や香り、泡立ちには差があるので、最初は小容量を試してみるのが安心です。
ユーザーの口コミと反応
SNSやレビューを見ると、「リニューアルした？」「詰替が見つからない」「泡タイプが使いやすかったのに残念」という声が多く見られます。
中には「他社の泡タイプに切り替えた」「液体に戻したけど、やっぱり泡が恋しい」といった投稿も。
長年使ってきた人にとって、髪や頭皮の調子を考えて選んだ製品がなくなるのは大きなストレス。
環境にも肌にもやさしいブランドとして信頼されていた分、惜しまれるのは当然といえるでしょう。
今後の再販や新シリーズの可能性
現時点で「泡の石鹸シャンプー」そのものの再販予定は発表されていません。
ただし、ミヨシ石鹸はブランド全体の再構築を進めており、無添加シリーズの新製品を順次投入しています。
その中で、今後「泡ポンプ式の後継モデル」が登場する可能性は十分考えられます。
メーカーとしては「環境にやさしく、使いやすく、安全な日用品」を軸にしているため、泡タイプの需要が一定ある限り、形を変えて戻ってくる可能性もあるでしょう。
販売終了の背景から見えるミヨシ石鹸の姿勢
今回の販売終了を通じて見えてくるのは、「無添加へのこだわりを守りながらも、時代の変化に合わせてブランドを再構築する」というミヨシ石鹸の姿勢です。
“終売＝後退”ではなく、“見直し＝次への準備”という印象を受けます。
大量生産・大量消費ではなく、必要なものを必要な形で提供する。
環境にもユーザーにも誠実であり続けるための判断だったのかもしれません。
ミヨシ泡の石鹸シャンプーが販売終了したのはなぜ？まとめ
- 公式には2023年9月末で販売終了予定と発表
- 在庫限りで流通しているが、店頭ではほぼ姿を消している
- 理由はブランドリニューアル・コスト見直し・市場縮小などが重なった可能性
- 再販予定は未定だが、無添加シリーズの新展開に期待が持てる
- 代替品は「無添加せっけんシャンプー」や他社の泡タイプが有力
ナチュラル志向の方に愛された名品「ミヨシ泡の石鹸シャンプー」。
惜しまれつつも販売終了となりましたが、その理念や品質は今もブランド全体に受け継がれています。
今後、再び“泡タイプ”の姿で戻ってくる日を楽しみにしたいですね。
