「昔よく食べたミルクのカンロ飴、最近お店で見かけないけど、販売終了したの?」そんな疑問を持つ人が増えています。カンロ飴といえば、日本人にとって馴染み深いキャンディブランド。その中でも「ミルクのカンロ飴」は、やさしい甘さと香ばしさが人気でした。この記事では、販売終了の真相や理由、再販の可能性、そして代わりになる商品まで詳しく解説します。
ミルクのカンロ飴とは?懐かしい味の人気シリーズ
「ミルクのカンロ飴」は、カンロ株式会社が展開していた「カンロ飴」シリーズの一種です。
元祖「カンロ飴」は、砂糖・水飴・醤油・食塩というシンプルな素材で作られ、長年愛されてきた日本の定番キャンディ。その“和風甘じょっぱさ”をベースに、まろやかなミルクのコクを加えて生まれたのが「ミルクのカンロ飴」でした。
2022年9月には「みたらしミルク味」としてリニューアルもされ、レトロかわいいパッケージややさしい味わいで注目を集めました。
「みたらし団子×ミルク」という斬新な組み合わせは、“香ばしくて甘い”和スイーツ系キャンディとして話題になったのを覚えている方も多いでしょう。
しかし、そんな人気商品もいつの間にか店頭から姿を消しています。次の章では、販売終了の真相を見ていきます。
ミルクのカンロ飴は販売終了?メーカー公式の回答
結論から言うと、「ミルクのカンロ飴」はすでに生産・販売終了となっています。
複数の流通サイト(ヨドバシ、もぐナビなど)では、「販売終了しました」「製造を終了しています」といった表記が確認されています。さらに、カンロ公式X(旧Twitter)では、ユーザーからの質問に対し次のような回答がありました。
「ミルクのカンロ飴、みたらしミルク味でおいしかったですよね。再販売の予定はないのですが、嬉しい声は担当にお伝えしますね。」
この発言から、メーカーとして再販予定がないことが明言されています。
つまり、公式に生産終了が確定しており、店頭に残る在庫がなくなり次第、完全に姿を消すということです。
いつ終了したのか?終売時期の目安
明確な終了日が公式から発表されているわけではありませんが、各方面の調査によると2023年9月頃に生産が終了したとの情報が複数見られます。
実際、2023年秋以降から「どこにも売っていない」「見かけなくなった」という口コミが増えており、同年冬にはほぼ在庫販売のみの状態となっていました。
また、2022年リニューアルからわずか1年ほどでの終了となるため、「短期販売」「限定フレーバー」としての展開だった可能性も考えられます。
なぜ販売終了になったの?考えられる理由
カンロから具体的な説明はありませんが、以下のような背景が推測されています。
1. 商品ラインナップの整理
カンロは「金のミルクキャンディ」や「ピュレグミ」など、人気ブランドを数多く抱えています。
その中で、ミルクフレーバーのキャンディ市場では「金のミルクキャンディ」が主力商品。味の方向性が近いため、「ミルクのカンロ飴」との棲み分けが難しく、ブランド統合の一環で整理された可能性があります。
2. 売上・流通の採算性
キャンディ市場全体で競争が激化しており、限られた棚スペースに多くのブランドを並べるのは難しい状況です。
一定の売上が見込めないフレーバーや限定仕様は、コスト・在庫回転の観点からも縮小対象になりやすいと考えられます。
3. 原材料・コストの影響
乳製品や砂糖など、主原料の価格が高騰していることも要因の一つです。
「ミルクのカンロ飴」は生クリームや濃縮乳などを使用しており、コスト上昇の影響を受けやすい商品でした。
4. 健康志向と嗜好の変化
糖質オフやノンシュガー菓子の人気が高まる中で、昔ながらの甘いキャンディは敬遠されがちです。
カンロ自身も「ノンシュガーのど飴」などの健康系ラインに注力しており、嗜好変化への対応として従来型キャンディを整理している動きも見られます。
こうした複数の要因が重なり、「ミルクのカンロ飴」は短命ながらも役目を終えたと考えられます。
再販の可能性はある?
残念ながら、現時点では再販予定はないと公式が明言しています。
ただし、ユーザーからの「また食べたい」「懐かしい」という声が多ければ、限定復刻の可能性はゼロではありません。
カンロはこれまでも、人気商品の期間限定復刻を行ってきた実績があります。
そのため、SNSなどで継続的に声を届けることで、再び市場に戻るチャンスが生まれるかもしれません。
とはいえ、少なくとも短期的には再販見込みが立っていないため、今残っている在庫が最後のチャンスとなります。
まだ買える?在庫や販売状況
生産終了後も、しばらくは在庫分が流通しています。
2024年時点では、スーパーやドラッグストアなどの店頭ではほぼ見かけませんが、通販サイトやフリマアプリではごく少量が出回っています。
ただし、在庫品は賞味期限や保管状態に注意が必要です。
また、人気の終売商品はプレミア価格で販売されることもあるため、正規品であるかどうかをしっかり確認してから購入するようにしましょう。
ミルクのカンロ飴に似た味はある?代替商品のおすすめ
「もう買えないのは寂しいけど、似たような味を楽しみたい」という人に向けて、代替商品を紹介します。
1. 金のミルクキャンディ(カンロ)
同じカンロブランドで展開される「金のミルクキャンディ」は、濃厚でまろやかな味わいが特徴。
北海道産生クリームを使用し、深いコクと上品な甘みを楽しめます。ミルクのカンロ飴の“まろやかさ”が好きだった人には、最も近い存在といえるでしょう。
2. 金のミルク 濃い贅沢シリーズ
より濃厚でクリーミーな味が好きな方には、「金のミルク 濃い贅沢シリーズ」「生クリーム仕立て」などの上位シリーズもおすすめです。
カンロ公式オンラインショップや一部スーパーで購入可能です。
3. 他社製ミルクキャンディ
森永「ミルクキャラメル」や不二家「ミルキー」なども、ミルク感重視の定番キャンディ。
やや甘めですが、「やさしい甘さ」「懐かしさ」を求める人にはぴったりです。
4. 和風ミルク系の限定キャンディ
「塩ミルク味」「みたらし味」「焦がしキャラメル味」など、甘じょっぱく香ばしい系の飴も近い風味を楽しめます。
期間限定販売が多いため、見かけたら試してみるのも良いでしょう。
カンロ飴シリーズのこれから
カンロは、老舗ながら常に新しい味や企画に挑戦するブランドです。
「ピュレグミ」や「金のミルクキャンディ」など、時代に合わせたヒット商品を次々と生み出しており、今後も“懐かしさと新しさ”を両立したお菓子が登場する可能性があります。
「ミルクのカンロ飴」のような優しい味わいが愛され続けていることは確かです。
その人気や要望が強ければ、数年後に“復刻版”として再登場する日が来るかもしれません。
ミルクのカンロ飴が販売終了まとめ
- ミルクのカンロ飴は2023年頃に生産終了。
- 再販予定はなく、公式が終了を認めている。
- 原材料コストやブランド整理などが背景にある。
- 現在は在庫限りで、見かけたら早めの購入がおすすめ。
- 味の系統が近い「金のミルクキャンディ」などで代替可能。
ミルクのカンロ飴は、どこか懐かしくて優しい味わいが印象的なキャンディでした。
終売となってしまったのは残念ですが、その記憶を受け継ぐ商品は今も存在します。
お気に入りの飴を探しながら、またあの味に再び出会える日を楽しみに待ちましょう。
