「ムシ忍って、もう売ってないの？」
子どもたちの間で人気を集めたバンダイの玩具シリーズ「ムシ忍」。SNSやフリマサイトでは、「どこにも売ってない」「再販してほしい」といった声がいまも多く見られます。
この記事では、ムシ忍が販売終了になった理由や、現在の販売状況、再販の可能性について、最新の情報をもとにわかりやすく整理して紹介します。
ムシ忍とはどんなシリーズだったのか？
ムシ忍は、2018年からバンダイが展開していた昆虫×忍者をテーマにしたオリジナル玩具シリーズです。
「カブトニン」「クワガニン」「ハチニン」など、虫の名前に“ニン（忍）”がついた個性豊かなキャラクターたちが登場し、忍者のように変形・戦うギミックが人気でした。
玩具だけでなく、公式サイトでは13話構成のミニアニメも配信。子どもたちが世界観を楽しみながら遊べるよう、動画とおもちゃを連動させたクロスメディア展開が特徴でした。
中でも「DX大きな木のムシ忍城」や「ムシ忍フィギュアシリーズ」は人気が高く、当時は店頭でも注目されていました。
販売終了が噂された背景
ムシ忍が「販売終了」「売ってない」と言われるようになったのは、2020年頃からです。家電量販店やオンラインストアでは「販売休止中」「在庫なし」と表示され、バンダイ公式サイトでも新商品の追加が途絶えました。
フリマアプリの出品タイトルには「販売終了」「廃盤」「生産終了」と明記されているものが多く、公式のアナウンスこそないものの、実質的に生産・流通が停止している状態です。
このような状況から、ファンの間では「ムシ忍は販売終了になった」と認識されるようになりました。
ムシ忍が販売終了になった理由
公式に「販売終了」と明言されたわけではありませんが、業界の動向や関連情報から推測できる理由はいくつかあります。
1. メディア展開の終了
ムシ忍のミニアニメは全13話で配信が終了しました。
新作映像やテレビ放送が続かないことで、子どもたちの関心が他シリーズへ移り、結果的に玩具の需要が落ち着いたと考えられます。
キャラクター玩具はメディア露出が販売の大きな後押しとなるため、アニメの終了は販売継続の難しさに直結します。
2. 売れ行きの低迷
Yahoo!知恵袋などでも、「単純に売れなかったのでは」という意見が見られます。
バンダイは新シリーズの入れ替えが早く、売上が伸びないと判断したラインは早期に終了することが多いメーカーです。
ムシ忍も一定の人気はあったものの、長期シリーズ化できるほどの販売実績を得られなかった可能性があります。
3. 玩具市場の変化
ここ数年、子どもの遊びはスマートフォンやゲーム、YouTubeなどデジタルコンテンツに移行しています。
物理的なフィギュアや変形玩具は、親世代やコレクター層を除くと市場が縮小しており、ムシ忍もその波に飲まれたといえるでしょう。
玩具市場全体が「短命化」しているのも一因です。
4. バンダイの新戦略
バンダイは同時期に「鬼滅の刃」や「ポケモン」関連商品の展開を強化しており、自社オリジナルよりも大型IPにリソースを集中させる傾向があります。
その結果、独自企画のムシ忍が後回しになり、シリーズが自然にフェードアウトした可能性も考えられます。
ムシ忍が「売ってない」と言われる現在の状況
2025年現在、家電量販店やトイザらス、バンダイ公式通販などの主要販路ではムシ忍関連商品の取り扱いは終了しています。
オンラインショップでも「販売休止」「お取り扱い終了」と表示されるケースが多く、新品を入手するのはほぼ不可能です。
ただし、中古市場ではまだ一部流通しています。
メルカリ・ヤフオクなどでは「ムシ忍DXセット」「ハチニン」「コガネニン」などが出品されており、状態によってはプレミア価格がついているものもあります。
特に「DX大きな木のムシ忍城」など大型アイテムは希少で、完品状態だと高額で取引されています。
中古品を購入する際は、以下の点に注意が必要です。
- 状態（破損・欠品・塗装剥げ）を必ず確認する
- 模造品やパーツ欠落品が混在している場合もある
- 価格が相場より高騰していることが多い
「新品同様」を謳う出品でも、未開封保証があるとは限らないため、説明文をよく読むようにしましょう。
再販や復活の可能性はある？
現時点では、バンダイからムシ忍の再販・リニューアルについて公式発表はありません。
2019年6月以降、公式サイトの更新も止まっており、シリーズの再始動を示す動きは見られません。
ただし、過去の事例を見ても、人気玩具シリーズが数年後に“復刻版”として再販されるケースはあります。
もしムシ忍が再び注目を集めるようなきっかけがあれば、限定販売やオンライン復活の可能性もゼロではありません。
再販を期待する場合は、以下のような動きを定期的にチェックしておくと良いでしょう。
- バンダイ公式サイトの新商品情報ページ
- 玩具ニュース系メディア（電撃ホビー、ホビーマガジンなど）
- SNSでの「#ムシ忍」「#再販希望」などのハッシュタグ動向
もし公式が再販を決定した場合、これらのチャネルでいち早く情報が出る可能性があります。
ムシ忍の代わりに遊べる・コレクションできるシリーズ
ムシ忍のような「変形×生き物×ヒーロー」要素を楽しめる玩具は、現在でもいくつか存在します。
以下は代替として人気のあるシリーズ例です。
- ポケモンモンスターコレクション（タカラトミー）
手のひらサイズでコレクション性が高く、虫モチーフのキャラも多い。 - ベイブレードバーストシリーズ（タカラトミー）
バトル性を重視した動的遊びが可能で、戦わせる楽しみが近い。 - 仮面ライダー／戦隊の変身玩具（バンダイ）
ヒーロー系ギミック玩具として安定した人気がある。 - 昆虫フィギュア系（カロラータ・海洋堂など）
本格派コレクション志向ならリアル系フィギュアも選択肢。
ムシ忍の世界観に惹かれた子どもたちやコレクターにとって、これらのシリーズは“次の楽しみ”として相性が良いでしょう。
ムシ忍の思い出と今後への期待
ムシ忍は短い期間の展開ながら、独自の世界観とデザインで多くのファンを魅了しました。
昆虫好きの子どもが夢中になり、親子で集めて遊んだという声も多く、今でも中古市場で根強い人気があります。
それだけに「もう一度遊びたい」「再販してほしい」という声が絶えないのも頷けます。
もし再販やリニューアルが実現するなら、当時遊んだ世代が親になり、自分の子どもと一緒に楽しめる“世代を超えた玩具”として再評価されるかもしれません。
ムシ忍というブランドは、一度幕を閉じても、ファンの記憶の中ではいまだ健在です。
ムシ忍が販売終了の理由は？売ってない原因と再販情報のまとめ
- ムシ忍は2018～2019年にかけて展開されたバンダイの玩具シリーズ。
- 現在は生産・販売が終了しており、新品入手はほぼ不可。
- 理由はアニメ終了・売上低迷・市場変化など複合的要因とみられる。
- 再販情報は現時点で公式発表なし。中古市場が主な入手先。
- 代替シリーズやリバイバルの可能性も今後注目。
子ども時代のワクワクを思い出させてくれるムシ忍。
もし再びあの“虫×忍者”の世界が帰ってくる日が来たら、もう一度あの熱狂を楽しみたいですね。
