ロイズの「おつまみチョコ」を探しても見つからない――そんな声がSNSや口コミでじわじわ広がっています。以前はお土産や自分へのご褒美として人気だったシリーズですが、最近は公式サイトにも見当たらず「販売終了したのでは？」と話題になっています。
そこで今回は、ロイズおつまみチョコが本当に販売終了したのか、なぜ姿を消したのか、そして今買える代替商品までを徹底的に解説します。
ロイズおつまみチョコとは？
まず、「おつまみチョコ」シリーズがどんな商品だったのかをおさらいしましょう。
ロイズおつまみチョコは、北海道の人気チョコブランド「ロイズ（ROYCE’）」が販売していた、小さな詰め合わせシリーズです。
レッド・イエロー・ブラウンといったカラーごとに、異なる種類のチョコが少しずつ入っており、価格はおよそ500円前後。8種類前後のチョコが楽しめる手軽なパッケージで、旅行のお土産や差し入れ、自分用のちょっとしたご褒美として親しまれていました。
「色々な味を少しずつ楽しめる」「見た目も可愛い」「手頃で贈りやすい」――そんな口コミが多く、人気を集めたシリーズです。
本当に販売終了したの？現在の取り扱い状況
では、現在おつまみチョコはどうなっているのでしょうか。
2024年以降、ロイズの公式オンラインショップで「おつまみチョコ」または「おつまみチョコレート」を検索しても該当商品は表示されません。以前は一覧ページに掲載されていた「おつまみチョコ（レッド・イエロー・ブラウン）」が、現在はラインナップから消えています。
さらに、複数の情報サイトではロイズへ問い合わせた結果として「現在は取り扱いがありません」との回答があったと報告されています。
つまり、従来の「おつまみチョコ」シリーズは公式には販売を終了していると見て間違いないでしょう。
ただし、「完全終了」というよりは「リニューアル・仕様変更による切り替え」が行われたと考えられます。
新登場「おつまみチョコボックス［ピンク］」が後継商品
2024年12月、ロイズから新商品「おつまみチョコボックス［ピンク］」が発表されました。
これは旧シリーズの後継にあたるリニューアル商品で、「いろんなおいしさ、チョコッとつまんで。」というキャッチコピーのもと、7種類のチョコを詰め合わせた新パッケージです。
内容は以下の通りです。
- ピュアチョコレート［スイート］ ×3枚
- ピュアチョコレート［ホワイト］ ×3枚
- プラフィーユショコラ［ベリーキューブ］ ×4枚
- プチベアショコラ［ピスタチオ］ ×1個
- プチベアショコラ［キャラメルバナナ］ ×1個
- ロイズアールショコラ［ミルクココア］ ×1個
- チョコレートウエハース［ヘーゼルクリーム］ ×1個
合計14個入りで税込594円。価格帯も旧シリーズとほぼ同水準です。
パッケージには花や動物をあしらい、北海道らしい可愛らしさを前面に出しています。旅行や帰省のお土産にぴったりなギフト仕様で、全国のロイズ直営店（東苗穂、厚別西、上江別、新千歳空港など）で販売されています。
つまり、従来の「おつまみチョコ」が「おつまみチョコボックス［ピンク］」としてリニューアル再登場した形になります。
なぜ販売終了（リニューアル）されたのか
公式の発表では「販売終了理由」は明確に語られていませんが、業界の流れや商品構成の変化からいくつかの要因が考えられます。
1. 原材料費の高騰と価格改定
チョコレートの主原料であるカカオ豆や乳製品は、ここ数年で世界的に価格が上昇しています。包装資材や輸送コストも上がり、これまでの価格帯で維持するのが難しくなった可能性があります。
実際、ロイズは2025年6月に価格改定を実施予定と発表しており、コスト構造の見直しが進められている最中です。旧おつまみチョコのような低価格・多品目商品は利益率が低く、仕様変更の対象になりやすいと考えられます。
2. ブランドイメージの再整理
「おつまみチョコ」という名前は親しみやすい反面、ややカジュアルすぎる印象があり、ギフト用途や海外観光客向けには訴求しづらい部分もありました。
そのため、名称を「おつまみチョコボックス［ピンク］」とし、デザインやパッケージを刷新してブランド全体の統一感を持たせたと考えられます。
3. 販売チャネルの見直し
以前は空港や百貨店、催事などで限定的に販売されていました。流通コストや在庫管理の効率化を目的に、通年販売をやめ、新しい仕様で限定店舗販売に切り替えた可能性があります。
4. 消費者ニーズの変化
近年は「手軽さ」よりも「上質さ」「映え」「ストーリー性」を求める消費者が増えています。おつまみチョコボックス［ピンク］のデザインはその流れを意識しており、写真映えするギフト向け商品として再構築された印象です。
旧シリーズのおつまみチョコを懐かしむ声
SNSや口コミサイトには、「おつまみチョコが好きだったのに」「旅行のたびに買っていた」「また出してほしい」といった声も多く見られます。
特にレッドやブラウンなど、パッケージごとに違う味の組み合わせが楽しめたことが人気の理由でした。ナッツ入りチョコやウエハース、ビター系など、ロイズの代表的な味を少しずつ体験できる“お試しセット”的な立ち位置でした。
価格もワンコイン程度で、ロイズ初心者にとって入り口になっていた商品だけに、惜しむ声が絶えません。
代替品・今買えるおすすめ商品
もし「おつまみチョコが買えない…」という方は、以下の代替商品をチェックしてみましょう。
- おつまみチョコボックス［ピンク］
最も正統な後継商品です。7種14個入りで、旧シリーズと同様のコンセプトを引き継いでいます。 - ロイズ ピュアチョコレートシリーズ
スイート・ミルク・ホワイトなどを組み合わせた定番商品。おつまみチョコの構成要素をより上質に楽しめます。 - ロイズ バーチョコレート／ウエハース／アールショコラ
旧おつまみチョコの中に入っていた個別商品。詰め合わせではないですが、好みの味を単品で選べます。 - 催事・アウトレットでの在庫品
ごくまれに旧パッケージ版が催事場やアウトレット店舗で販売されることがあります。在庫限りのため、見つけたら早めに購入するのがおすすめです。
再販や限定復活の可能性は？
ロイズは季節限定や催事限定で過去商品の復刻を行うことがあります。たとえば、期間限定の生チョコレートやポテトチップチョコレートなどがその例です。
おつまみチョコについても、人気や需要が高まれば再販・復刻の可能性はゼロではありません。SNSや問い合わせで「また買いたい」という声を届けることで、再登場につながるかもしれません。
まとめ：ロイズおつまみチョコは“終売”ではなく“進化”
ここまで見てきた通り、ロイズおつまみチョコは確かに旧シリーズとしての販売は終了しています。しかし、それは単なる終売ではなく、「おつまみチョコボックス［ピンク］」という形に姿を変えてリニューアルされた結果です。
味の多様性や手軽さはそのままに、よりギフト向け・上質志向へと進化しています。
かつてのおつまみチョコが好きだった方も、新しいボックスを試してみると懐かしさと新鮮さを同時に感じられるはずです。
再販を願う声も多いだけに、今後の動きにも注目が集まりそうです。
ロイズおつまみチョコが販売終了？という疑問は、実際には“リニューアルによる新展開”という答えに落ち着きます。もし今「売ってない」と感じたら、ぜひ「おつまみチョコボックス［ピンク］」をチェックしてみてください。そこには、変わらぬロイズの魅力と、新しい楽しみ方が詰まっています。
