突然ですが、コンビニやスーパーのお菓子コーナーで「梅干しアップ」を見かけなくなったと感じた方はいませんか?
SNSでも「どこにも売ってない」「もう製造してないの?」といった声が上がっています。
この記事では、梅干しアップがなぜ販売終了になったのか、その背景や再販の可能性、そして代替商品まで詳しく紹介します。
梅干しアップとはどんな商品だったのか?
「梅干しアップ」は、株式会社明治が販売していたハード食感のグミです。
シリーズとして人気の「コーラアップ」「ラムネアップ」「メロンソーダアップ」などと同じ“アップシリーズ”に位置づけられ、2024年11月に全国発売されました。
特徴は、名前の通り“梅干し味”にこだわったところ。
梅干しペーストを使用し、酸っぱさと甘さのバランスを絶妙に仕上げた味わいで、梅好きの間では話題になりました。
グミの形も梅干しを模した丸いデザインで、見た目からも「梅干し」を強調。
硬めの食感と強い酸味が相まって、「噛むほどに梅干しらしさを感じられる」と好評を集めていました。
一方で、「ハードすぎる」「梅干し味のグミは好き嫌いが分かれる」といった声もあり、ややマニアックな立ち位置の商品でもありました。
明治が正式に製造終了を発表
梅干しアップは発売から間もない2025年4月に製造終了となりました。
明治の公式サイトには「製造終了商品/2025年4月製造終了」と明記されており、現在は流通在庫のみでの販売となっています。
通販サイトや一部の小売店では「販売終了しました」と表示されており、既に新規生産は行われていません。
発売から半年足らずでの終了は、ファンにとっても衝撃的なニュースでした。
では、なぜこのように短期間で販売終了となったのでしょうか。
梅干しアップが販売終了になった理由
1. 期間限定・話題性重視の商品だった可能性
梅干しアップは、明治が展開する「アップシリーズ」の中でも、話題性の高い限定フレーバーとして発売されました。
シリーズ全体が季節ごとに新フレーバーを登場させるローテーション型の商品構成になっており、梅干しアップもその一環として短期間の販売を想定していたと考えられます。
特に「梅干し味×ハード食感」という組み合わせは個性的で、SNSで話題を呼びやすい狙いがあったとも言われています。
発売時のプレスリリースでも「人気の梅フレーバーに注目」と書かれており、期間限定のテスト販売的な意味合いも含まれていた可能性が高いです。
2. 売上・リピート率が伸びなかった
口コミやレビューを見てみると、味自体は「本格的で美味しい」という意見が多かった一方で、「酸っぱすぎて一袋食べきれない」「一度食べたら満足」といった声も少なくありませんでした。
“梅干し味のグミ”というカテゴリー自体がニッチな市場で、幅広い層のリピート購入につながりにくかったことが想定されます。
梅味好きには刺さるけれど、日常的に買うお菓子としてはやや個性が強すぎたのかもしれません。
メーカーとしては、より多くの人に支持されるフレーバーへシフトするために、早めの販売終了を判断した可能性があります。
3. 原材料・コストの影響
グミ業界では原材料費や物流コストの高騰が続いています。
梅干しアップには梅ペーストなどの果実原料が使われており、季節や天候によって価格や品質が変動しやすい素材です。
また、ハードグミは製造工程が複雑で、通常のソフトグミよりも生産コストが高い傾向があります。
そのため、販売実績や収益性を総合的に見たときに、採算面から継続が難しくなった可能性も考えられます。
4. フレーバーローテーションによる入れ替え
明治のグミシリーズは、常に新しい味を投入し、店頭のラインナップを定期的に入れ替えています。
梅干しアップの販売終了は、シリーズ全体の新フレーバー投入に伴う“ローテーション終了”である可能性が高いです。
これは「コーラアップ」などの定番とは異なり、限定的な立ち位置のフレーバーに多い販売サイクルです。
つまり、「販売終了=不人気」というよりは、「予定された期間を終えた」と捉えるのが自然でしょう。
SNSでの反応とファンの声
SNSでは、販売終了のニュースに驚きと惜しむ声が多く見られます。
「これ、めちゃくちゃ好きだったのにもう売ってない!」
「酸っぱくてクセになる味。復活してほしい」
「ハード系グミで一番印象に残ってる」
など、短期間ながらも熱烈なファンを獲得していたことが分かります。
一方で、酸味が強すぎて好みが分かれる点についても多くの意見があり、評価は両極端でした。
SNSでの反響を見ると、“尖った味を楽しむ少数派”に強く支持された一方、一般層にはややハードルが高かったという構図が見て取れます。
再販やリニューアルの可能性は?
現時点で、明治から梅干しアップの再販予定は発表されていません。
公式サイトにも「製造終了商品」と明記されており、通常販売への復帰は未定です。
ただし、明治は過去にも「コーラアップ復刻版」など、人気フレーバーを期間限定で再発売した実績があります。
梅干しアップも話題性の高い商品だったため、SNSでの反響や要望が大きければ、限定復刻として再登場する可能性は十分に考えられます。
梅干し味のグミは夏季や梅の季節に合わせて発売されることが多く、季節限定フレーバーとして再登場することも期待できそうです。
梅干しアップに似た代替商品はある?
もし「梅干しアップのような味や食感をもう一度楽しみたい」という方は、以下のような商品を試してみるのもおすすめです。
- 男梅グミ
濃厚な梅干し味で、酸味・塩味のバランスが絶妙。梅干しアップよりも少しソフトな食感です。 - すっぱしょっぱ梅グミ
甘酸っぱくて食べやすく、軽い噛みごたえ。強い酸味が好きな人にも満足感があります。 - 忍者めし 梅かつお
ハードグミの代表格。噛みごたえが強く、梅とかつおの旨味が効いた和風テイスト。
これらは現在も入手しやすく、梅干しアップに近い酸味・食感を楽しめるアイテムです。
特に「忍者めし 梅かつお」は梅干しアップ同様にハードタイプのグミで、噛むほどに味が広がる点が似ています。
消費者が気をつけたいポイント
販売終了商品は、しばしばネットショップやフリマアプリで高値取引されることがあります。
ただし、梅干しアップのような食品の場合、消費期限が短く、保管状態によって品質が変わる可能性があります。
購入の際は、信頼できる販売元かどうか、期限表示があるかどうかを必ず確認しましょう。
また、「梅干しアップ再販!」といった非公式の宣伝をうたうサイトや転売情報には注意が必要です。
明治公式サイトまたは大手小売の正規ルート以外からの購入は避けるのが安全です。
まとめ:梅干しアップの販売終了は惜しいが再登場に期待
梅干しアップが販売終了となった理由は、明確な公式発表はないものの、
・期間限定の販売戦略
・売上やリピート率の伸び悩み
・原料コストや製造効率の問題
・シリーズのフレーバー入れ替え
など、複数の要因が重なった結果とみられます。
短期間ながらも印象的な味とハードな噛みごたえで、多くのファンを生んだ梅干しアップ。
再販の声が多ければ、限定復刻や季節商品として帰ってくる可能性もあります。
梅干しアップが恋しい人は、今のうちに代替品を試しつつ、明治の今後の新作グミにも注目しておくといいでしょう。
酸っぱくてクセになるあの味、またいつか再び出会える日を楽しみにしたいですね。
