「最近、無印の“はと麦レモングラス茶”を見かけない…」
そう感じた人は少なくないでしょう。かつて人気を集めた、無印良品のノンカフェインティーシリーズのひとつ「はと麦&レモングラス」。爽やかで飲みやすく、夏場には水出しで楽しむ人も多かったお茶です。
しかし近年、公式サイトや店舗から姿を消し、「販売終了では?」という声がSNSでも増えています。今回は、この商品が本当に終売になったのか、そして再販の可能性について詳しく掘り下げていきます。
無印良品の「はと麦&レモングラス」とは?
まずは、このお茶がどんな商品だったのかを振り返ってみましょう。
無印良品では、ノンカフェインの「水出しシリーズ」として、はと麦・ルイボス・黒豆などをブレンドしたハーブティーを多数展開していました。その中でも「はと麦&レモングラス」は、やさしい香ばしさとすっきりした後味が特徴。
ティーバッグを水に入れて冷やすだけで爽やかに楽しめることから、特に夏に人気がありました。
はと麦には香ばしさと穀物のコクがあり、レモングラスは柑橘系のさっぱりとした香りを添えます。このバランスが絶妙で、「無印のお茶の中で一番好き」と語るファンも多かったほどです。
しかもカフェインゼロで夜にも飲めるため、家族みんなで楽しめるお茶として長く親しまれてきました。
「販売終了?」と話題になったきっかけ
転機が訪れたのはここ数年。
「無印のはと麦レモングラス茶が店頭から消えた」「公式サイトで在庫なしになっている」という声がSNSや口コミサイトに相次ぎました。
実際に、無印良品のオンラインストアで商品名を検索しても、該当ページがヒットせず、“在庫なし”“注文受付停止”の表示が並びます。
また、過去に紹介されていたスタッフブログの記事は残っているものの、現在は購入リンクが機能していません。
さらに、無印のアイデア投稿サイト「IDEA PARK」には、こんなリクエストが寄せられています。
「水出しはと麦&レモングラスを再販してほしい。今年の夏は店頭で見かけず、とても残念です。」
つまり、公式に「販売終了」と明言されてはいないものの、少なくとも現時点では販売されていない、いわゆる“実質的な終売状態”であることが確認できます。
なぜ販売終了になったのか?考えられる理由
無印良品から正式な説明は出ていませんが、これまでの流れや同社の商品サイクルから、いくつかの理由が考えられます。
1. 季節限定だった可能性
「はと麦&レモングラス」は、過去のスタッフブログでも“夏におすすめの水出しシリーズ”として紹介されていました。
つまり、そもそも通年販売ではなく、夏季限定のラインナップだった可能性があります。
季節が終わると在庫がなくなり、そのまま次の年に新しいブレンドへ入れ替わる、というのが無印のお茶シリーズの定番パターンです。
2. 売上や需要の変化
無印良品では数十種類以上のお茶を扱っています。その中で人気が安定しない商品は、ラインナップの整理対象になることがあります。
「はと麦&レモングラス」はリピーターこそ多かったものの、一般的な麦茶や黒豆茶ほどの売上がなかったのかもしれません。
特に近年はペットボトル飲料や粉末タイプの手軽なお茶が増えており、家庭でティーバッグを使う層が減少しているという背景もあります。
3. 原材料やコストの問題
ブレンド茶は原料調達の難易度が高く、特に輸入ハーブであるレモングラスの価格変動や品質確保が課題になることがあります。
近年の物流費高騰や円安の影響も無視できません。原価が上がれば、販売価格を据え置くのは難しく、採算の取れない商品から順に終了していく傾向があります。
4. ラインナップ整理・リニューアル
無印良品では、毎年のようにお茶のシリーズが刷新されています。
たとえば、「水出し」「穀物茶」「ハーブティー」といったカテゴリを入れ替えながら、季節ごとに新しい味を投入する戦略を取っています。
「はと麦&レモングラス」もその一環で、別のブレンド茶に置き換えられた可能性があります。
ファンの声と再販を望む動き
SNSやコミュニティサイトでは、現在も「また飲みたい」「復活してほしい」という声が根強く見られます。
ThreadsやX(旧Twitter)では、
「あの爽やかなお茶が本当に好きだった」
「無印のはと麦レモングラス、どこにも売ってない…」
といった投稿が複数見つかります。
無印良品の「IDEA PARK」には、ユーザーが再販を希望する投稿を行える仕組みがあり、「はと麦&レモングラス」もその中で要望が上がっています。
このような声が一定数集まれば、無印側が再販を検討する可能性も十分にあります。
実際、過去には同様のリクエストを受けて、一部商品のリニューアル再販が行われた例もあります。
ただし、再販が実現するかどうかは、需要だけでなく原材料や生産ライン、在庫管理の都合にも左右されるため、現時点では「可能性があるが未定」というのが実情です。
「はと麦レモングラス」に似たお茶を探すなら?
もし再販が待てない、または代わりに似た味わいのお茶を探したいという場合、次のような選択肢があります。
- 無印良品 穀物のお茶 はと麦&レモングラス 20g(2g×10袋)
はと麦や黒豆を使ったお茶があり、香ばしさの面では近い味わい。
レモングラスの爽やかさこそないものの、ノンカフェインでやさしい風味が特徴です。 - 無印良品 ノンカフェイン はと麦&レモングラス 500ml ×3本
国産ハーブティーを扱うブランドから、「レモングラス&はと麦」「レモングラス&ルイボス」などのブレンドが販売されています。
香りの方向性が似ており、無印の味が好きだった人にも受け入れやすいでしょう。 - 自分でブレンドして楽しむ
市販のはと麦茶とドライレモングラスを組み合わせるのもおすすめ。
ティーバッグを開けて混ぜるだけでも十分香りが立ちます。自分好みの比率を見つけるのも楽しい方法です。
無印の「はと麦&レモングラス」にこだわりがある人も、代替商品で意外な発見があるかもしれません。
無印の“お茶シリーズ”に見るブランドの変化
無印良品はここ数年、食品や飲料ラインの入れ替えを積極的に行っています。
素材の見直し、原産地変更、パッケージの統一などを進めており、同時に販売終了品も増えています。
これは「定番化よりも季節やライフスタイルに合わせた入れ替え」を重視する戦略によるもの。
たとえば、コーヒー豆のシリーズも大幅にリニューアルされ、人気だったブレンドがなくなったケースがあります。
お茶も同様に、需要やコストバランスを見ながら常に刷新されているのです。
そのため、「お気に入りが突然なくなった」と感じる人が多いのも、このブランド特有のサイクルによるものといえます。
今後の再販・代替情報を追うには
再販が行われる場合、まずチェックすべきは公式オンラインストアと無印良品アプリです。
新しい「水出しシリーズ」や「穀物茶」カテゴリが登場する際に、似たブレンドが再登場する可能性があります。
また、ユーザー投稿型の「IDEA PARK」では、再販リクエストがどれくらい支持されているかを見ることができます。
フォローしておけば、無印側からの回答や再販の動きが通知される場合もあります。
さらに、店舗スタッフブログでは、毎シーズンおすすめの新茶が紹介されるため、実際に店舗情報をチェックするのも効果的です。
特に夏前(5〜6月頃)は水出し茶が特集されるため、その時期に再登場する可能性が最も高いと言えるでしょう。
無印のはと麦レモングラス茶が恋しい人へ
「販売終了」と聞くと少し寂しい気持ちになりますが、無印の“はと麦&レモングラス”は多くの人に愛されたお茶でした。
香ばしくてやさしい味、レモングラスの爽やかな香り――あの夏の記憶を懐かしく思い出す人も多いはずです。
現在は実質的に販売終了の状態ですが、再販を望む声は今も続いています。
もし同じように感じているなら、「IDEA PARK」で再販希望を投稿したり、似た味のハーブティーを探してみたりするのも一つの楽しみ方です。
時代や流通の変化で商品が入れ替わるのは自然なこと。
けれど、好きだった味への愛着があるからこそ、こうして多くの人が“もう一度飲みたい”と願うのでしょう。
無印のはと麦レモングラス茶はどこへ?まとめと今後の期待
現時点では、無印良品の「はと麦レモングラス茶」は公式ストアや店舗から姿を消しており、販売終了の可能性が高い状況です。
理由としては、季節限定・需要変化・原料コストなど複合的な要因が考えられます。
しかし、再販を望む声が続いている以上、完全に消えたとは言い切れません。
無印が新シリーズを展開する際、またあの爽やかなブレンドが戻ってくる日を楽しみに待ちたいところです。
「無印 はと麦レモングラス 販売終了」と検索した人がこの記事にたどり着いたように、今も多くの人がその味を覚えています。
商品が消えても、記憶の中に残る香りはきっと続いていくでしょう。
