「無印良品コンシーラー、最近見かけないけど販売終了なの？」──そんな声がSNSや口コミで増えています。シンプルで肌に優しい処方、そして手に取りやすい価格で人気だった無印良品コンシーラー。一体なぜ姿を消してしまったのでしょうか。今回はその理由や現状、今後の再販可能性、そして代替品の選び方まで詳しく解説していきます。
無印良品コンシーラーとはどんな商品だったのか
無印良品コンシーラーは、「無香料」「無鉱物油」「パラベンフリー」「アルコールフリー」といった低刺激仕様で知られ、多くの愛用者がいました。
タイプは主に2種類。「無印良品スティックコンシーラー」と「無印良品リキッドコンシーラー」があり、それぞれ特徴が異なります。
無印良品スティックコンシーラーはしっかりカバー力があり、シミやニキビ跡をピンポイントで隠したい人向け。
一方の無印良品リキッドコンシーラーはなめらかで伸びがよく、目元のクマや小じわ部分にも使いやすいと評判でした。
価格は3.5gで税込890円前後、リキッドは7gで税込1,190円ほど。デパコス級の仕上がりを、手頃な価格で実現できる点も人気の理由のひとつでした。
無印良品コンシーラーが販売終了？その実態を確認
無印良品の公式サイトで「コンシーラー」と検索すると、かつて販売されていた商品に「ご好評につき販売終了」との表記が確認されます。また、過去モデル（1.8g・523円）には「生産終了」と明記されているページもあります。
店頭でも「在庫なし」「入荷予定なし」という案内が多く、実質的に購入できない状態が続いています。さらにSNS上では「愛用していたのにもう買えない」「いつの間にか廃盤になっていた」という投稿が相次ぎ、ユーザーの困惑が広がっています。
こうした状況から、「販売終了」と見なされているのが現状です。ただし、無印良品側が公式に「廃盤」と宣言したわけではありません。実際には“販売停止状態”と捉える方が正確かもしれません。
販売終了の背景にある理由とは？
販売終了に至った要因には、複数の事情が絡んでいます。ここでは、公式発表や業界情報をもとに考えられる背景を整理してみましょう。
1. 表示不備による自主回収
2025年6月、良品計画（無印良品の運営会社）は「薬用コンシーラー ナチュラル／薬用コンシーラー オークル」「薬用リキッドコンシーラー ナチュラル／薬用リキッドコンシーラー オークル」の4製品について、パッケージに内容量の記載がないという理由で自主回収を発表しました。
製品の品質自体には問題がなかったものの、景品表示法などに基づく表示義務の観点から全品回収となりました。
この回収措置により出荷が止まり、店舗やオンラインでも販売停止が続いた結果、ユーザーには「販売終了した」という印象が強く残ったと考えられます。
2. リニューアルや仕様見直しの可能性
無印良品公式の「IDEA（意見募集）」サイトでは、「コンシーラーを再販してほしい」という要望に対し、「発売に向けて見直しています」との回答が寄せられています。
つまり、完全な廃盤ではなく、パッケージや内容成分の改訂を行うために一時的に販売を停止している段階の可能性も高いのです。
3. 在庫と生産体制の問題
一方で、旧仕様の「生産終了」モデルがすでにあることから、ライン全体の入れ替えや製造ライン整理の影響も考えられます。化粧品は法改正や成分基準変更などによって生産管理を見直すことが多く、今回もその一環とみられます。
ユーザーの反応と愛用者の声
愛用者の間では、販売終了を惜しむ声が多数上がっています。
「無印良品コンシーラーが廃盤になってた。あの価格で伸びもよく、保湿力もあってコスパ最強だったのに…」
「敏感肌でも荒れなかった唯一のコンシーラー。再販してほしい」
SNSや口コミではこのような投稿が目立ちます。特に肌に優しい処方が評価されていたため、「代わりになる商品が見つからない」という悩みを抱く人も少なくありません。
また、一部の美容系ブロガーからは「新パッケージで販売が再開された」との報告も見られます。これは、内容量表示の不備を修正した商品が再出荷された例であり、今後の完全再販の布石とも考えられます。
無印良品が目指すコスメブランドの方向性
近年、無印良品のコスメラインは「日常使いにちょうどいい」「肌に余計なものを与えない」という軸をより明確に打ち出しています。
特にベースメイクアイテムは、過度なカバー力よりも「自然で軽やかな仕上がり」を重視する傾向にあります。
コンシーラーもその流れの中で再設計されていると考えられ、次期モデルではよりナチュラルな仕上がりや保湿感、リニューアルされた容器デザインが期待されています。
つまり、販売終了というよりも「次の段階への移行」と捉えるのが正しい見方でしょう。
代替品を探すなら？同じような使い心地のおすすめ方向性
無印良品コンシーラーが手に入らない今、似た特徴をもつ代替品を探す人が増えています。選ぶポイントは以下の通りです。
- 無香料・無鉱物油・パラベンフリーなど、低刺激設計のもの
- スティックタイプでカバー力を求めるか、リキッドで自然な仕上がりを求めるか
- 日常使いしやすい価格帯（1,000～1,500円前後）
ドラッグストアでも入手しやすく、肌負担が少ないブランドとしては、以下のような方向性の製品が候補になります。
・敏感肌向けブランド（例：セザンヌ コンシーラー、エテュセ コンシーラー）
・ナチュラル志向ブランド（例：オルビス コンシーラー、ちふれ コンシーラー）
・プチプラで機能性の高いメーカー（例：キャンメイク コンシーラー）
それぞれ質感やカバー力が異なるため、実際にテスターで試してから選ぶのがおすすめです。
今後の再販はあるのか？
無印良品は過去にも、人気商品を一時的に販売終了したあとにリニューアルして再販した例があります。
今回の無印良品コンシーラーも、回収理由が「表示不備」によるものであった点から、製品自体の品質に問題はなく、今後パッケージ修正や処方見直しを経て再登場する可能性が高いでしょう。
また、公式が「発売に向けて見直しています」と回答していることからも、再販準備が進んでいると考えられます。
ただし、いつ再発売されるかは明言されておらず、現時点では店舗での入手は難しい状態が続いています。
無印良品コンシーラー販売終了まとめ
- 無印良品コンシーラー（スティック／リキッド）は、現在公式サイトで「販売終了」または「在庫なし」と表示されている
- 2025年6月、内容量表示の欠落による自主回収があり、一時的に販売が停止された
- ブランド側は「発売に向けて見直しています」とコメントしており、リニューアル再販の可能性が高い
- 現時点では店頭・オンラインともに入手困難だが、今後の再登場に期待できる
- 当面は低刺激・自然仕上がりの代替品を検討するのがおすすめ
無印良品コンシーラーは、「必要なものだけを、肌にまっすぐ届ける」というブランド哲学を体現した名品でした。販売終了の報せに残念な声も多いですが、改良された形で再び登場する可能性が高いと見られます。
もし再販された際には、以前よりもさらに使いやすく、日常のメイクに寄り添う存在になって戻ってくるはずです。
引き続き、公式情報をこまめにチェックしながらその時を待ちましょう。
