「最近、いつものタッチコレクト2がどこにも売っていない…」そんな声をよく耳にします。長年愛用していた人にとって、突然の販売終了は困りますよね。この記事では、現在手に入る代替品や似ている商品の特徴、口コミをもとにした使用感をわかりやすくまとめます。これからどれを選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
タッチコレクト2とは?販売終了の背景
タッチコレクト2は、塩野義製薬が販売していた入れ歯安定剤。水分や唾液に反応して粘着力が高まり、入れ歯と歯ぐきの間をしっかり密着させる“シートタイプ”の商品でした。
クリームやジェルのようにベタつかず、テープを貼るだけで使える簡単さが人気の理由。特に「ズレ防止」「会話中の安定感」「携帯のしやすさ」に定評があり、初めて安定剤を使う人にも向いていました。
しかし近年、製造元の塩野義製薬が「タッチコレクト」シリーズ全体の生産を終了。タッチコレクト2だけでなく、クッションコレクトやコレクトXYLなども市場から姿を消しました。現在はドラッグストアでの取り扱いがなく、ネットでも在庫限りとなっています。
代替品を探す前に知っておきたい注意点
入れ歯安定剤は、入れ歯を補助的に支えるための製品です。
「入れ歯がズレる」「痛みがある」といった不具合の根本的な解決には、歯科医院での調整が必要になります。長期間、安定剤に頼りすぎると、歯ぐきの骨(顎堤)がやせてしまうこともあるため、使い方には注意が必要です。
また、安定剤には「のりタイプ」「クリームタイプ」「クッションタイプ」「シートタイプ」などの種類があり、それぞれ目的や特性が異なります。タッチコレクト2が好きだった方は、使いやすさや感触が近いタイプを選ぶのがおすすめです。
タッチコレクト2の代替候補:今買えるおすすめ製品
ここでは、タッチコレクト2の使用感に近い商品や、用途が似ている人気の入れ歯安定剤を紹介します。口コミをもとにした評価ポイントも合わせて見ていきましょう。
ポリグリップ 無添加 極細ノズルシリーズ(のりタイプ)
タッチコレクト2の公式代替品として最も有名なのがポリグリップ 無添加 極細ノズル。塩野義製薬の関連会社を通じて販売されており、現在は主流の入れ歯安定剤ブランドになっています。
代表的なのはポリグリップ 無添加 極細ノズルやポリグリップ メントール配合など。チューブから直接塗るタイプで、しっかりとした密着力と長時間の安定感が特徴です。
口コミでは「食事中もズレにくい」「刺激が少なくて使いやすい」といった声が多く、タッチコレクト2の“ズレ防止力”を求める人に特に人気です。
タフグリップ クッションピンク(クッションタイプ)
「貼る感覚で使いたい」「歯ぐきの痛みを和らげたい」という人には、クッション性のあるタフグリップ クッションピンクシリーズが向いています。
タフグリップ クッションピンクやタフグリップ 透明タイプは、入れ歯と歯ぐきの間にクッション層をつくり、ズレと圧力を軽減します。粘着タイプとは違い、厚みのある保護膜でやさしくフィットするのが特徴です。
口コミでは「食べ物が挟まりにくくなった」「長時間使っても痛くない」といった感想が多く、部分入れ歯よりも総入れ歯の方に人気が高い傾向があります。
デンチャーメイトクッション(クッションタイプ)
タッチコレクト2と似た“貼るタイプ”の使い心地を求める人におすすめなのがデンチャーメイトクッション。
こちらもクッションコレクトの後継といわれることがあり、ネット通販でも安定して入手できます。
素材は柔らかく、貼り替えも簡単。歯ぐきの痛みを和らげながら、入れ歯のズレを防ぎます。
口コミでは「扱いやすい」「違和感が少ない」「コスパが良い」といった声が多く、タッチコレクト2難民の乗り換え先として人気を集めています。
シーボンド(シートタイプ)
「クリームやクッションは苦手」「清潔に使いたい」という人に選ばれているのがシーボンド。
タッチコレクト2と同じくシート状の安定剤で、上あご・下あご用に形が分かれています。使う前に水で軽く湿らせてから貼るだけという手軽さが魅力です。
口コミでは「ベタつかず快適」「口の中がスッキリする」と高評価。一方で「密着力はやや弱め」との声もあり、軽いズレ防止や短時間の使用に向いています。
選び方のポイント:自分の入れ歯に合う代替品を見つける
タッチコレクト2の代替品を選ぶ際は、以下の3点を意識すると失敗しにくくなります。
- 入れ歯の種類を確認する
総入れ歯か部分入れ歯かによって、適したタイプが異なります。総入れ歯ならクッションタイプ、部分入れ歯ならのりタイプが安定しやすい傾向です。 - 目的を明確にする
「ズレ防止」「痛み軽減」「装着感の向上」など、求める効果によって商品を選びましょう。ズレ防止重視ならポリグリップ 無添加 極細ノズル、クッション性重視ならタフグリップ クッションピンクやデンチャーメイトクッションがおすすめです。 - 成分や香りの好みを考慮する
無香料・無添加タイプも多く販売されています。金属床の入れ歯を使っている場合は、研磨剤やミント成分が含まれない製品を選ぶと安心です。
使用時の注意点とケアのコツ
安定剤を使う際は、次のポイントを意識すると快適に使えます。
- 使用前に入れ歯をよく洗浄し、水分を軽く拭き取る
- 使いすぎない(厚塗りや長期貼りっぱなしは避ける)
- 使用後はしっかり洗い流し、口腔内を清潔に保つ
- 痛みやズレが続く場合は歯科医院で調整してもらう
これらを守ることで、安定剤の性能を最大限に引き出しながら、口内トラブルを防ぐことができます。
口コミから見るユーザーのリアルな声
ネット通販のレビューを見てみると、タッチコレクト2を使っていた人の多くがデンチャーメイトクッションやポリグリップ 無添加 極細ノズルに乗り換えています。
ポリグリップ メントール配合は一度塗ると長持ちする、タフグリップ クッションピンクは食事のときに安心、シーボンドは持ち運びが便利など、使い方や好みによって評価が分かれています。
一方で、「以前のタッチコレクト2の使いやすさが懐かしい」という声も多く、販売終了の影響がいかに大きかったかがうかがえます。とはいえ、現在は多様な製品が登場しており、目的に合わせて選べば快適に使える環境が整っています。
タッチコレクト2の代替品まとめ:これからの選び方
タッチコレクト2はすでに販売終了していますが、代わりになる入れ歯安定剤は多数存在します。
使用感の近いシートタイプならシーボンドやデンチャーメイトクッション、密着力を重視するならポリグリップ 無添加 極細ノズル、クッション性を求めるならタフグリップ クッションピンクなどが候補に挙げられます。
入れ歯の状態や目的に合わせて、自分に最適なタイプを選ぶことが何より大切です。
また、どんな製品も「補助的な役割」であることを忘れずに、定期的に歯科医で入れ歯の調整を行うようにしましょう。
入れ歯がしっかりフィットすれば、食事も会話もずっと快適になります。タッチコレクト2がなくなっても、あなたに合う新しい安定剤がきっと見つかるはずです。
