「小さい荷物を安く送りたい」「ポスト投函で完結したい」──そんなときに便利なのがヤマト運輸の「ネコポス」です。
でも実際に使おうと思うと、「どこで買えるの?」「どうやって発送するの?」と迷う人も多いですよね。
この記事では、ネコポスの購入場所・料金・発送方法を中心に、初心者でも安心して使えるように詳しく紹介します。
ネコポスとは?まずは基本をおさらい
ネコポスはヤマト運輸が提供する小型配送サービス。
ポスト投函で受け取れるのが最大の特徴で、宅急便よりもリーズナブルに送れます。
A4サイズ程度・厚さ3cm以内・重さ1kg以下の荷物に対応していて、たとえば以下のようなものにぴったりです。
- 書籍・漫画・薄手の雑誌
- CDやDVDなどのメディア類
- アクセサリーや小型の雑貨
- 薄手の衣類や布マスク
フリマアプリ(メルカリなど)でもおなじみの配送方法で、「らくらくメルカリ便」や「ネコポス発送対応商品」で利用されています。
個人でも法人でも使えるため、ハンドメイド販売やネットショップ運営にも重宝されています。
ネコポスはどこで買える?資材の入手方法
ネコポス専用の箱や封筒は、実はあちこちで買えます。
専用箱がなくても送れますが、厚さ3cm以内・長辺34cm以内などの制限を守るために、専用サイズの資材を使うと安心です。
コンビニで買う
セブンイレブンやファミリーマートでは、ネコポス対応の専用箱やクッション封筒を販売しています。
価格はおおよそ60〜70円程度。24時間営業なので、急ぎの発送にも便利です。
ただし、すべての店舗に置いてあるわけではないので、レジで「ネコポスの箱ありますか?」と確認するのが確実です。
100円ショップで買う
ダイソーやセリアなどでも「ネコポス対応」と明記された箱や封筒を販売しています。
コストを抑えたい人や頻繁に使わない人にはおすすめ。
ただし「ネコポス対応」と書かれていない場合は、自分でサイズを測って厚さ・長辺・三辺合計を確認しておくと安心です。
ヤマト運輸のオンラインショップで買う
「ヤマト資材ショップ」や「ネコハコ」などの公式オンラインショップでは、ネコポス対応資材をまとめ買いできます。
自宅や事務所に定期的に発送資材を届けてもらえるので、フリマ出品者やEC事業者に最適です。
また、まとめ買いなら1個あたりの単価が下がることもあります。
その他の購入場所
ウエルシア薬局やイトーヨーカドーなど、一部ドラッグストアやスーパーでも資材が販売されています。
また、Amazonや楽天市場でも「ネコポス用ダンボール」「A4サイズ 厚さ3cm以内 箱」と検索すれば、多数の互換資材が見つかります。
ネコポスで発送できる場所
ネコポスの発送は、主に以下の場所で受け付けています。
ヤマト運輸の営業所
全国のヤマト運輸直営店で受付可能です。
スマホの「クロネコメンバーズ」アプリで送り状を作成すれば、窓口でスムーズに発送できます。
コンビニ
セブンイレブンとファミリーマートが対応しています。
特にフリマアプリを利用している場合は、QRコードをレジで読み取って簡単に発送できる仕組みが整っています。
ただし、ローソンやミニストップではネコポスは取り扱っていないため注意が必要です。
宅配ロッカー(PUDOステーション)
駅や商業施設に設置されているPUDO(プドー)ロッカーからも発送可能です。
非対面で24時間発送できるので、仕事帰りなどにも便利です。
ネコポスの料金とサイズ制限
料金は契約形態によって異なりますが、個人利用やフリマアプリ経由では以下が目安です。
- らくらくメルカリ便(ネコポス):全国一律210円(税込)
- 法人・ビジネス契約時:1個あたり上限385円(税込)前後(契約条件により変動)
サイズ制限は次の通りです。
- 長辺:34cm以内
- 三辺合計:60cm以内
- 厚さ:3cm以内
- 重さ:1kg以内
規定をオーバーすると「宅急便コンパクト」や「宅急便」扱いになる場合があるので要注意です。
梱包材やクッション封筒を使うと厚みが増すため、事前に測っておきましょう。
ネコポスの送り方と手順
ネコポスは初めてでも簡単に送れます。以下の手順で進めればOKです。
- 荷物を梱包する
市販の封筒や箱に入れ、しっかりテープで封をします。割れ物や精密品はプチプチを使用します。 - 送り状を準備する
フリマアプリ経由ならQRコードを発行。個人利用ならクロネコメンバーズのアプリで送り状を作成します。 - 発送場所に持ち込む
ヤマト営業所、または対応コンビニ・PUDOロッカーに持参します。 - 配達完了はポスト投函
受け取り人が不在でも、ポストに入れば配達完了です。追跡番号も付くので安心です。
ネコポスを使うメリット
- 送料が安く全国一律で分かりやすい
宅急便よりもかなり低価格で、フリマ取引の利益を圧迫しにくいです。 - ポスト投函で受け取りが簡単
再配達の手間がなく、受け取る側も気軽です。 - 追跡番号付きで安心
匿名配送にも対応しているため、個人間取引でも安全に使えます。 - 資材の入手が簡単
コンビニ・100円ショップ・通販など、入手経路が多く手軽に始められます。
ネコポス利用時の注意点
便利なネコポスですが、気をつけたいポイントもあります。
- サイズオーバーはNG
厚さや長さが少しでも超えると、宅急便扱いになり送料が跳ね上がります。
コンビニでは計測されないこともあるため、自宅で確認しておきましょう。 - 集荷依頼はできない
ネコポスは基本的に持ち込みのみ。自宅まで取りに来てもらうことはできません。 - 補償がない
万一紛失・破損した場合、宅急便のような補償はありません。
高額品や壊れやすいものを送る際は宅急便を検討しましょう。 - ポストサイズに注意
受け取り側のポストが小さいと入らない場合もあります。
その場合は不在票が入るので、再配達依頼をかけることになります。
こんな人にネコポスはおすすめ
- フリマアプリで小物を頻繁に発送する人
- CDや本など、薄くて軽い荷物を送りたい人
- 相手が忙しくても確実に受け取ってほしい人
- 送料を抑えつつ、追跡番号付きで安心したい人
使い慣れれば、郵便局のクリックポストよりも簡単に感じる人も多いです。
スマホだけで完結する手軽さも魅力です。
最近の変更点にも注意
ヤマト運輸は2023年以降、ネコポスの取り扱いを見直しています。
一部では「クロネコゆうパケット」へサービス統合される地域も出てきています。
今後も料金や規定が変更される可能性があるため、発送前に公式サイトで最新情報をチェックしておくのが安心です。
まとめ:ネコポスはどこで買える?利用のコツを押さえよう
ネコポスは、ヤマト運輸の小型配送サービスで、
コンビニ・100円ショップ・ヤマトオンラインショップなどで対応資材を簡単に買えます。
発送できるのは主にヤマト営業所・対応コンビニ・PUDOロッカー。
厚さ3cm以内・重さ1kg以内を守れば、210円前後で全国どこへでもポスト投函で送れる便利なサービスです。
ちょっとした荷物をスマートに送りたいなら、ネコポスを覚えておくと本当に便利。
手軽に始められるので、次の発送からぜひ活用してみてください。
