海外に荷物や書類を送るときに便利な「EMS封筒」。
でもいざ使おうと思うと「どこで買えるの?」「郵便局以外でも売ってるの?」と迷う人も多いですよね。この記事では、EMS封筒の入手方法や販売場所をわかりやすく整理して紹介します。
EMS封筒とは?どんなときに使うもの?
まず「EMS封筒って何?」という人のために簡単に説明します。
EMSとは「Express Mail Service(国際スピード郵便)」の略で、日本郵便が提供している海外向けの速達サービスです。世界120以上の国や地域に対応しており、荷物を安全かつスピーディーに届けられるのが特徴。
その際に使う専用封筒が「EMS封筒」です。A4サイズの書類を折らずに入れられる厚紙製の封筒で、耐水性もあり丈夫。かつては郵便局で無料でもらえましたが、現在は有料販売となっています。1枚あたり50〜70円前後が相場です。
郵便局で買える!最も確実な入手方法
一番確実なのは、やはり全国の郵便局で購入する方法です。
窓口で「EMS封筒をください」と伝えれば、スタッフが対応してくれます。封筒サイズは複数あり、A4対応のものやマチ付きタイプなどがあります。必要なサイズを選べるのが嬉しいポイントですね。
かつては無料配布されていましたが、現在は有料。郵便局によっては在庫が切れている場合もあるので、心配な場合は事前に電話で確認しておくと安心です。
また、封筒を購入したその場でEMS発送の手続きもできます。送り状(ラベル)を記入して差し出すまでを一度に済ませられるのも郵便局ならではのメリットです。
文房具店やコンビニでは買える?
「郵便局が近くにない」「仕事帰りにコンビニで買いたい」──そんなとき、他のお店で買えるのか気になりますよね。
結論から言うと、文房具店やコンビニでEMS封筒を扱っていることはほとんどありません。
EMS封筒は日本郵便が扱う国際郵便専用の資材で、一般の封筒とは異なります。そのため、文房具店やコンビニには通常のクラフト封筒やA4封筒などは置いてあっても、EMS封筒そのものは販売されていません。
ただし、「EMS対応」と記載された厚紙封筒やクッション封筒などは一部の文具店や量販店で購入可能です。これは日本郵便の公式封筒ではありませんが、強度やサイズがEMS発送に適している商品として販売されています。
郵便局が近くにない場合や、まとめて封筒を揃えたい人にはこうした代用品も選択肢のひとつになるでしょう。
ネット通販でも購入できる?Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの状況
実は、ネット通販でもEMS封筒を入手することができます。
ただし、販売されているのは「公式のEMS封筒」ではなく、「EMS対応」「国際郵便用」といった汎用封筒が多い点に注意が必要です。
たとえば、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで「EMS 封筒」と検索すると、A4サイズの厚紙封筒やマチ付きの大型封筒が多数ヒットします。まとめ買いに便利な100枚セットなどもあり、コスパを重視したい人にはおすすめです。
中には「EMSロゴ入り」と明記されたものも見かけますが、公式販売品ではない場合があります。確実に日本郵便公式の封筒が欲しい場合は、やはり郵便局で購入するのが安心です。
通販サイトで購入する際は以下の点をチェックしておきましょう。
- 商品名に「EMS公式」や「日本郵便」と書かれているか
- サイズがA4またはマチ付きでEMS規格に適合しているか
- 厚み・耐久性が十分あるか
- 海外発送に対応できる強度があるか
これらを確認すれば、ネット通販でも安心して購入できます。
梱包資材ショップ・海外発送サービス店も選択肢に
国際発送を頻繁に行う人やネットショップ運営者の間では、梱包資材専門店や発送代行サービスを利用する人も多いです。
たとえば「国際発送資材」「EMS対応 梱包材」といったキーワードで検索すると、海外配送向けの厚紙封筒やパッキング用品を扱うショップが多数見つかります。
こうした店舗では、EMS封筒に近い品質の封筒や、さらに強度の高い宅配用袋、エアクッション入り封筒なども購入できます。
とくに越境ECを行っている人にとっては、まとめ買いができる資材ショップはコスパも良く、発送効率を高める上で便利な存在です。
ただし、これらはあくまで「EMS対応」資材であり、公式封筒とは異なります。郵便局での受付が問題なく通るかどうかは自己判断となるため、利用前に一度確認するのが無難です。
EMS封筒が文房具店で扱われない理由
なぜ文房具店やコンビニでEMS封筒が買えないのか。
それは、EMS封筒が「日本郵便の国際郵便専用包装材」であるためです。
国内向けの封筒やはがきは需要が多く、文房具店にも自然と並びますが、EMS封筒のように海外発送に特化した資材は一般流通が少なく、販売ルートも限られています。
さらに、無料配布が終了したことで需要が減り、郵便局以外での取り扱いメリットが少なくなったことも要因です。
このため、今後もEMS封筒がコンビニなどで気軽に買えるようになる可能性は低いといえます。
EMS封筒を使うときの注意点
封筒を入手したら、発送前にいくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 発送できる国や地域を確認すること
EMSは世界中に対応していますが、一部地域では制限や遅延が発生している場合があります。 - 内容物の種類に注意
現金や貴金属、危険物などはEMSで送ることができません。書類や衣類、軽量の品物などが主な対象です。 - 送り状やインボイスの準備
海外発送では、送り状(EMSラベル)や税関申告書(CN22・CN23)などが必要になる場合があります。郵便局窓口で手続きすれば安心です。 - 梱包は丁寧に
国際便は輸送距離が長く、衝撃も大きくなりがち。封筒内の隙間を緩衝材で埋めるなど、丁寧な梱包がトラブル防止につながります。
EMS封筒を買うときのおすすめルートまとめ
ここまで紹介した内容を整理すると、EMS封筒を手に入れるには次のような選択肢があります。
- 郵便局で買う(公式・最も確実)
→ 全国の郵便局で購入可能。1枚単位で買える。 - ネット通販で買う(便利・まとめ買い向け)
→ Amazonや楽天などで「EMS 封筒」検索。公式以外もあるため商品説明を要確認。 - 梱包資材専門店で買う(業務用途に最適)
→ 国際発送用封筒や宅配袋をまとめ買いできる。
文房具店やコンビニでの取り扱いは基本的にないため、上記3つのルートから選ぶのが現実的です。
まとめ:EMS封筒はどこで買える?
改めてまとめると──
EMS封筒は郵便局で購入するのが一番確実です。
日本郵便が扱う公式封筒なので、サイズや耐久性の心配もなく、窓口でそのまま発送まで済ませられます。
もし大量に使いたい場合や、近くに郵便局がない場合は、ネット通販で「EMS対応封筒」や「国際郵便用厚紙封筒」を探すのもあり。梱包資材ショップならまとめ買いにも便利です。
文房具店やコンビニでは原則取り扱いがないため、事前に確認しても見つからない場合は、無理せず郵便局へ足を運ぶのがベスト。
国際発送をスムーズに行うためにも、信頼できる封筒を準備して、安心してEMSを利用しましょう。
