静岡といえば富士山、緑茶、そして「うなぎパイ」。
旅行や出張の帰り道、「どこで買えるの？」と探す人も多いのではないでしょうか。
実はこのお菓子、見た目以上に“現地限定”の要素が強いのです。今回は、静岡でうなぎパイを確実に買える場所と、注意したいポイントを徹底的にまとめます。
うなぎパイとは？静岡・浜松発の定番土産
うなぎパイは、静岡県浜松市の老舗菓子メーカー「春華堂（しゅんかどう）」が1961年に発売した洋菓子。
名前の通り「うなぎの粉」が練り込まれており、香ばしくコクのある味わいが特徴です。
サクサクのパイ生地は9,000層にも重ねられ、隠し味にはほんのりガーリック。
どこか懐かしい甘さと上品な風味で、世代を超えて愛されています。
「夜のお菓子」というキャッチフレーズも有名ですが、これは“家族団らんの夜に食べてほしい”という意味で、ちょっとユーモラスなネーミング。
静岡を訪れる観光客のほとんどが一度は手に取る、まさに県民誇りの味です。
通販はできる？うなぎパイが“現地限定”の理由
一見、全国の銘菓と同じように通販で買えそうですが、実はうなぎパイは公式オンライン販売をしていません。
春華堂によると、「割れやすく、配送中の破損リスクが高い」ことから、通信販売を中止しているとのこと。
つまり現在は、静岡県内の店舗販売のみが基本です。
ネット上で出回る商品は、転売や個人出品のケースが多く、定価より高額だったり、品質保証が受けられない場合もあります。
春華堂は公式サイトで「正規特約店以外で購入した商品は保証対象外」と明言しています。
旅行ついでに現地で買うのが一番安心で、確実です。
静岡で買えるうなぎパイの販売店まとめ
春華堂 本店（浜松）
まず確実に買えるのが、春華堂の本店（浜松本店）。
浜松駅北口から徒歩約6分、遠州鉄道「新浜松駅」や「第一通り駅」からも徒歩圏内です。
定番のうなぎパイから、ちょっと贅沢な「うなぎパイV.S.O.P.」、ミニサイズの詰め合わせなど種類豊富。
ギフトボックスや季節限定デザインも揃っており、観光客だけでなく地元の人にも人気です。
営業時間は10時〜18時ごろが多く、定休日があるため来店前に公式で確認を。
うなぎパイファクトリー（浜松市西区）
もう一つの人気スポットが、うなぎパイファクトリー。
ここは春華堂の製造工場であり、見学ができる観光施設でもあります。
ガラス越しに製造ラインを眺めながら、焼きたての香ばしい香りに包まれる体験は格別。
工場併設の売店では、ここでしか買えない限定パッケージやお得な“割れパイ詰め合わせ”も登場することがあります。
住所は浜松市西区大久保町748-51、東名高速「浜松西IC」から車で10分ほど。
無料駐車場も完備されており、ドライブ旅の立ち寄りにも最適です。
静岡駅・浜松駅のキヨスク・お土産店
新幹線利用者におすすめなのが、静岡駅や浜松駅の構内売店（ギフトキヨスク・ベルマートなど）。
駅ナカで手軽に買えるので、帰りの電車に乗る直前でも間に合います。
静岡駅グランドキヨスクでは、定番うなぎパイに加えてV.S.O.P.など上位ラインも販売。
在庫は日によって変動するため、夕方以降は品切れになることもあります。
出張帰りや観光のラストスパートにぴったりの入手先です。
百貨店・サービスエリア・観光地売店など
静岡県内の百貨店（遠鉄百貨店・松坂屋静岡店など）や、主要サービスエリアでも取り扱いがあります。
特に新東名高速の「浜松SA」「静岡SA」では、お土産コーナーでうなぎパイが定番商品として並んでいます。
また、静岡市や焼津、掛川などの観光地でも、一部の土産店やホテル売店に置かれていることがあります。
ただし在庫や取り扱いの有無は店舗ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。
県外で買える？東京・名古屋での販売事情
SNSでは「東京駅でも買える？」「名古屋で見た」という声もあります。
実際、一時的な催事や百貨店の静岡フェアで販売されることはありますが、常設ではありません。
つまり、基本的には静岡限定の販売。
見かけたとしても“期間限定出店”の可能性が高く、継続的に入手するのは難しいです。
通販サイトでも販売ページがあることがありますが、これは公式ではなく転売品。
品質保証・賞味期限・保管状態などが確認できないため、贈り物用にはおすすめできません。
どんな種類がある？うなぎパイのバリエーション
静岡でうなぎパイを探すなら、定番以外の種類もチェックしておくと楽しみが広がります。
- うなぎパイ：バターの香りとほんのりうなぎ粉のコク。迷ったらまずこれ。
- うなぎパイミニ：個包装で食べやすく、会社のお土産に最適。
- うなぎパイV.S.O.P.：ブランデーとマカダミアナッツ入りの高級版。贈答向け。
- しらすパイ：姉妹商品で、静岡名物しらすを使用。軽い塩気がクセになる。
どれも春華堂製なので、パッケージに「SHUNKADO」とあるかを目印に選ぶと安心です。
旅行・出張・帰省別おすすめの買い方
静岡での滞在目的に合わせて、最適な購入場所を選ぶと効率的です。
- 観光旅行なら：うなぎパイファクトリー。見学とお土産が一度に楽しめる。
- 出張や日帰りなら：静岡駅・浜松駅の売店。移動中にさっと購入。
- 車での帰省なら：浜松SA・静岡SAの土産コーナー。ドライブの休憩ついでに。
- まとめ買い・贈答用なら：春華堂直営店。包装やギフト対応が充実。
どのルートでも、「午前中〜昼過ぎに買う」と在庫が安定しています。
特に観光シーズンや連休明けは、午後に売り切れることもあるため注意しましょう。
静岡でしか味わえない“限定感”を楽しもう
うなぎパイは、あえて通販をしていないことで「静岡でしか買えない特別なお菓子」という魅力を保っています。
工場直売の香ばしい香り、駅での帰り際の購入、友人へのお土産。
そのどれもが「静岡に行った証」として思い出に残る体験です。
旅行や出張の際は、ぜひ現地で本物のうなぎパイを手に取ってみてください。
割れやすい繊細なパイは、丁寧に作られた証拠。
お茶やコーヒーと一緒に味わえば、静岡の空気まで感じられるはずです。
うなぎパイはどこで買える？静岡限定の魅力を再確認
改めてまとめると、うなぎパイを買えるのは次の場所です。
- 春華堂 本店（浜松）
- うなぎパイファクトリー（浜松市西区）
- 静岡駅・浜松駅などのキヨスク・ギフトショップ
- 遠鉄百貨店・松坂屋静岡店・各サービスエリア
- 期間限定の百貨店催事（不定期）
通販では正規販売がなく、静岡県内での店舗購入が基本。
だからこそ、“静岡に行った人だけが買える”という特別感があります。
現地でしか味わえない香ばしさと、地元職人のこだわりを、ぜひあなたの手で確かめてください。
静岡を訪れたら、ぜひ「うなぎパイ」を。
買える場所を知っておけば、旅の締めくくりにぴったりのお土産が見つかります。
