「ヤマトの“こねこ便”ってどこで買えるの?」
最近、SNSやニュースでも話題になっているこの新サービス。小さい荷物を送る人なら気になるはずです。今回は、こねこ便がどこで購入できるのか、料金、受付窓口、送れる荷物の種類まで、まとめてわかりやすく紹介します。
こねこ便とは?ヤマト運輸の新しい小型配送サービス
こねこ便は、ヤマト運輸が提供する小型荷物向けの新サービスです。
正式名称は「こねこ便420」。その名のとおり、**全国一律420円(税込)**で送れることが大きな特徴になっています。
2024年に東京都で先行導入され、2025年5月から全国(沖縄を除く)で利用可能になりました。これまで地域限定だったのが、今では全国どこからでも使えるようになったんです。
このサービスが生まれた背景には、「フリマアプリやネットショップで小さな荷物を送りたいけれど、送料が高く感じる」「手続きが面倒」という利用者の声があります。
そんな“ちょっとした荷物”を気軽に送れるようにしたのが、こねこ便です。
こねこ便はどこで買える?
こねこ便を使うには、まず**専用資材(こねこ便パック)**を手に入れる必要があります。普通の封筒や箱では送れない点に注意してください。
購入方法は次の3つです。
1. ヤマト運輸の営業所で買う
全国のヤマト運輸営業所で、専用資材を1枚から購入できます。
窓口で「こねこ便を使いたい」と伝えれば、その場で購入可能です。
2. 配達ドライバー(セールスドライバー)から買う
普段荷物を届けてくれるヤマトのドライバーに声をかけてもOK。
複数枚まとめて購入したいときは、ドライバーに注文しておくと後日届けてもらえます。
3. オンラインで買う
2025年5月から、ヤマト公式のオンラインショップ「クロネコマーケット」でも販売が始まりました。
また、法人向けの「ヤマトビジネスメンバーズ」からも購入可能です。通販感覚で手に入るようになったのはうれしいポイントですね。
料金は全国一律420円!わかりやすくてお得
こねこ便の料金は、専用資材と送料がセットで税込420円。
これ以外の費用は一切かかりません。送り状も不要で、宛名や内容をそのまま専用封筒に書くだけです。
支払いは資材購入時に前払いする仕組みで、発送時の支払いはありません。
つまり、「買った時点で送料も含まれている」わけです。料金のシンプルさは、他の配送サービスにはあまりない魅力といえます。
サイズと条件:送れる荷物の目安
こねこ便で送れる荷物にはサイズ制限があります。目安は以下のとおりです。
- 横:34cm
- 縦:24.8cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:制限なし(ただし常識的な範囲)
つまり、A4サイズの封筒に少し厚みがある程度の荷物ならOK。
冊子、衣類、小物、アクセサリー、CD、パンフレットなどがちょうどよく収まるサイズです。
ただし、壊れやすいものや高額商品は避けたほうが安心です。補償は最大3,000円までとなっているため、精密機器や貴重品の発送には向きません。
受付窓口と発送方法
発送の方法はシンプルで、次の2通りから選べます。
1. 営業所に持ち込む
全国のヤマト営業所で受付可能です。
近くの営業所を検索して、荷物を持ち込むだけ。集荷よりも早く発送処理ができるため、急ぎのときにも便利です。
2. 自宅や職場で集荷を依頼する
荷物が1個からでも、自宅やオフィスにヤマトのドライバーが取りに来てくれます。
スマホやパソコンから簡単に依頼できるので、外出せずに発送したい人にはぴったりです。
ただし、コンビニ・取次店・宅配ロッカー(PUDOなど)からの発送はできません。
こねこ便はヤマト直営ルート専用のサービスなので、そこだけは注意が必要です。
配送スピードと受け取り方法
配送スピードは通常の宅急便と同等で、地域によっては最短で翌日に届きます。
受け取りは基本的にポスト投函。対面受け取りではないため、不在でも荷物が届くのが便利です。
ただし、ポストのサイズによっては入りきらない場合もあります。その際は、不在票が入って再配達になることがあります。
追跡・補償もついて安心
こねこ便は、安いだけではありません。
荷物の追跡ができ、最大3,000円までの補償もついています。
「安いけど心配…」という声にも応えた、安心感のある設計です。
補償の対象は、ヤマト側の責任による紛失や破損など。
ただし、こわれもの・精密機器・食品などは補償対象外になることもあるので、利用前に確認しておきましょう。
こねこ便で送れるもの・送れないもの
送れるもの
- 冊子・雑誌・カタログなどの書類
- Tシャツ・タオルなどの薄手衣類
- アクセサリーや小物
- フリマアプリの商品(CD、ケース、雑貨など)
- サンプル品、ノベルティなど
送れないもの
- 厚みが3cmを超える荷物
- 割れ物、壊れやすい商品
- 生もの・冷蔵品・危険物
- 高額商品(補償上限を超えるもの)
つまり、軽くてコンパクトな荷物を送るにはぴったりですが、大きいものや壊れやすいものには不向きです。
実際の使い方の流れ
こねこ便の利用ステップはとても簡単です。
- 専用資材を購入
営業所、ドライバー、またはオンラインで入手します。 - 荷物を梱包
送るものを専用封筒に入れ、宛名や内容を記入。送り状は不要です。 - 発送
営業所に持ち込むか、集荷を依頼します。 - 配送・投函
最短で翌日には相手のポストへ投函。追跡番号で配達状況も確認できます。
この手軽さこそ、こねこ便の魅力。特に「1回だけ送りたい」「たまにフリマで売れたときに発送したい」という人にちょうどいい仕組みです。
ほかの配送サービスとどう違う?
こねこ便は、レターパックライトやクリックポストと似たような形態ですが、いくつか違いがあります。
- 料金が全国一律でわかりやすい
- ヤマトが配送するので、宅急便と同等のスピード
- 追跡・補償付き
- 集荷サービスに対応(他社のポスト投函系は集荷不可)
つまり、「安くて安心、でもちゃんと追跡・補償がほしい」という人には、最適な中間ポジションにあります。
ポスト投函だけで完結するサービスが多い中で、「営業所に持ち込み」「ドライバー集荷」のどちらも選べるのは強みです。
こねこ便のメリット・デメリットを整理
メリット
- 全国一律420円で明快な料金設定
- 送り状不要で手間いらず
- 追跡・補償付きで安心
- 集荷・持ち込みどちらもOK
- 軽量・小型荷物の発送コストを大幅に削減できる
デメリット
- コンビニ発送・ロッカー発送ができない
- 厚み3cm以内の制限が厳しい
- 高額商品には不向き
- 日時指定ができない
とはいえ、これらの制限は「安く・手軽に送りたい」というコンセプトの範囲内。目的をはっきりさせて使えば、非常に使いやすいサービスです。
こんな人におすすめ
- フリマアプリでよく発送する人
- ネットショップや小規模ECを運営している人
- 会報誌やノベルティを送る企業・団体
- 手紙以上、宅急便未満の荷物を送りたい人
ちょっとした荷物を、気軽に、しかも全国どこへでも送れる。
そんな“すき間のニーズ”に応えてくれるのがこねこ便です。
こねこ便はどこで買える?まとめ
最後にもう一度整理します。
- こねこ便の専用資材は、ヤマト営業所・ドライバー・オンライン(クロネコマーケットなど)で購入できる
- 料金は全国一律420円(税込)で、送料込みの前払い制
- サイズはA4・厚さ3cm以内。軽量で小型の荷物に最適
- 発送は営業所持ち込みまたは集荷のみ。コンビニ発送は不可
- 追跡・補償つきで安心して使える
手軽で、安く、安心できる小型配送サービスとして、こねこ便はこれからますます広がっていくはずです。
もしあなたも「ちょっとした荷物を送りたい」と思ったら、まずは最寄りのヤマト営業所でこねこ便の資材を探してみてください。
