新幹線好きなら一度は見かけたことがある、あの緑とピンクの流線形――「はやぶさ弁当」。
東北新幹線E5系「はやぶさ」をモチーフにした人気の駅弁ですが、いざ買いたいと思っても「どこに売ってるの？」「車内でも買える？」と迷う人は多いはずです。
この記事では、2025年現在の販売場所や通販の有無など、「はやぶさ弁当」を確実に手に入れるための最新情報を詳しく解説します。
はやぶさ弁当とは？見た目も味も楽しい人気駅弁
「はやぶさ弁当」は、東北新幹線のE5系車両をかたどった特製容器に入った駅弁です。
チキンライスやハンバーグ、ウインナー、唐揚げ、オムレツ、シュウマイなど、子どもが好きそうなおかずがぎゅっと詰まった内容で、開けた瞬間に笑顔になるような構成。まるで“新幹線型のお子さまランチ”といえる存在です。
製造は青森の駅弁老舗・吉田屋。
この吉田屋は「E5系はやぶさ弁当」に加えて、北海道新幹線H5系をデザインした「H5系はやぶさ弁当」も手掛けています。どちらも本格的な再現度で、鉄道ファンから家族連れまで幅広く支持を集めています。
値段はおおむね1,300円前後。見た目のインパクトに加え、食べ終わったあとの容器をお土産に持ち帰れるのも人気の理由です。
車内では買えない？今は“駅で買う”のが基本
かつては新幹線の車内販売でお弁当を買うこともできましたが、近年は事情が変わっています。
東北新幹線「はやぶさ」をはじめとする多くの列車では、現在、車内販売自体が縮小・廃止されており、弁当類の取り扱いはほぼありません。公式FAQでも「弁当やサンドイッチなどの販売は行っていません」と明記されています。
そのため、「はやぶさ弁当」を買うには乗車前に駅ナカで購入するのが基本です。
旅行や出張の前に駅構内の“駅弁屋”をのぞいてみると、新幹線シリーズの弁当が並んでいることがあります。特に週末や連休は早い時間に売り切れることもあるため、余裕を持って探すのがおすすめです。
東京駅ではここをチェック！定番の販売スポット
「はやぶさ弁当」を確実に見つけやすいのが、東京駅の駅弁専門店です。
新幹線弁当のラインナップが豊富で、E5系はやぶさ弁当やH5系はやぶさ弁当など複数のデザインを取り扱う店舗もあります。
まず注目したいのが「駅弁屋 踊（おどり）」。
グランスタ東京1階中央通路エリアにあり、早朝6時から夜21時まで営業しています。ここでは、季節限定品や人気の新幹線シリーズがよく並び、タイミングが合えば「はやぶさ弁当」も購入可能です。
もうひとつの有名店が「駅弁屋 祭」。
東京駅の改札内にあり、日本各地の駅弁が集結する“駅弁のテーマパーク”のような存在です。E5系はやぶさ弁当もここで販売された実績があります。
ただし、すべての新幹線弁当を常時取り扱っているわけではなく、日によって在庫が変わる点には注意が必要です。
そのほか、八重洲中央改札口付近の売店やグランスタ東京内の弁当コーナーでも、時期によって販売されることがあります。東京駅に到着したら、複数店舗をチェックしてみるとよいでしょう。
上野駅や東北方面でも入手可能
東京駅だけでなく、上野駅でも購入できる可能性があります。
「駅弁屋 匠」「駅弁屋 上野中央改札店」「HANAGATAYA 上野新幹線店」など、上野駅構内には駅弁を扱う店舗が複数あり、ここでも新幹線弁当の取り扱いが確認されています。
特に東北新幹線の発着駅として、上野は“はやぶさ”に乗る前の購入スポットとして最適です。
さらに、製造元の吉田屋は青森を拠点とする駅弁メーカーのため、青森駅や八戸駅など東北地方でも販売されることがあります。
旅行中に現地の駅弁コーナーを訪ねてみると、地域限定パッケージの「H5系はやぶさ弁当」が見つかる場合もあります。
通販でも買える？オンライン販売の現状
「遠方だから駅で買えない」という人のために、通販での入手可能性も調べておきましょう。
2025年現在、一部の通販サイトや駅弁フェアでは「新幹線弁当」シリーズを取り扱うことがあります。記事や口コミの中には「E5系はやぶさ弁当を通販で購入できた」という例も見られます。
ただし、通販購入にはいくつか注意点があります。
- 駅弁はもともと当日販売を想定して作られているため、賞味期限が短い
- 配送時は冷蔵・冷凍便となる場合があり、送料がやや高め
- 在庫や入荷時期は不定期で、売り切れも多い
また、通販サイトによっては「実際の弁当」ではなく「容器だけの記念グッズ」や「模型タイプのセット」が販売されていることもあります。
購入時は必ず商品説明を読み、食品として販売されているかどうかを確認しましょう。
吉田屋の公式オンラインショップや大手百貨店の駅弁フェア、期間限定イベントなどで販売されるケースがあるため、通販を狙うなら時期を見てチェックするのがおすすめです。
なぜはやぶさ弁当が駅限定になったのか
「どうして車内で買えなくなったの？」と思う人もいるでしょう。
その背景には、駅弁販売の構造変化があります。
かつての新幹線では、車内販売員がワゴンで弁当や飲み物を売っていました。
しかし近年は人手不足や運営コストの増大、乗客の購買傾向の変化などにより、多くの路線で車内販売が縮小されています。
一方で、駅ナカの商業施設が充実し、列車に乗る前に弁当やお土産を購入するスタイルが一般的になりました。
結果として、「駅で買ってから乗る」ことが主流になり、特に人気の新幹線弁当は駅限定商品として定着しています。
この流れは今後も続く見込みで、旅の準備段階でお弁当を選ぶ楽しみ方が定番化していくでしょう。
買うときのコツと注意点
「はやぶさ弁当」は見た目も楽しく、子ども連れや旅行客に人気のため、特に休日は売り切れやすい傾向があります。
購入を確実にしたいなら、以下のポイントを意識しましょう。
- 早めの時間帯に駅弁屋へ行く（午前中が狙い目）
- 取り扱い店舗が複数ある駅では、別店舗もチェック
- 買ったあとはすぐに食べる、または涼しい場所で保管する
- 通販利用時は賞味期限と配送条件を確認
また、容器は洗えば再利用できるため、お土産やインテリアとして持ち帰る人も多いです。
子どものおもちゃ入れや小物ケースとしても活用できるので、旅の思い出として長く楽しめます。
はやぶさ弁当はどこで買える？まとめ
2025年現在、「はやぶさ弁当」は駅ナカでの購入がもっとも確実です。
特に東京駅の「駅弁屋 踊」や「駅弁屋 祭」、上野駅の各駅弁売店では販売実績があり、運が良ければE5系はやぶさ弁当とH5系はやぶさ弁当の両方を手に入れることもできます。
通販でも取り扱い例はありますが、数量限定や短い賞味期限など条件が多いため、駅での購入がおすすめです。
新幹線をモチーフにしたユニークな見た目と、懐かしい味わいの洋風おかず。
旅の始まりにぴったりな「はやぶさ弁当」で、出発前のひとときをちょっと特別な時間にしてみてください。
