「スズランテープってどこで買えるの？」――工作や手芸、イベントの準備で使おうと思ったとき、意外と探すのに苦労したという声をよく聞きます。
今回は、スズランテープの基本から、100均やホームセンターなどの販売店、通販の取り扱いまでをまとめて紹介します。日常使いからハンドメイドまで、用途に合わせた選び方も一緒に見ていきましょう。
スズランテープとは？意外と奥が深い万能アイテム
まずはスズランテープの正体をおさらいしましょう。
スズランテープはポリエチレン製の平たいビニールテープ。もともとは荷造りや梱包用に使われていたもので、軽くて丈夫、そして裂いて使えるのが特徴です。
この「裂ける」性質を生かして、チアリーディングのポンポンを作ったり、ハンドメイドバッグやインテリア小物の材料にしたりと、今ではクラフト素材としても人気が高まっています。
一方で、園芸や引っ越しなど実用面でも重宝されるため、使い道はかなり幅広いアイテムです。
なお「スズランテープ」という名前は、もともとメーカーの商標。実店舗では「平巻きテープ」「ビニールテープ」「PPテープ」といった名前で売られていることもあります。
そのため、売り場で探すときは名前の違いにも注意が必要です。
スズランテープはどこで買える？主な販売店をチェック
では実際にどこで買えるのか、店舗ごとに見ていきましょう。
手軽に買いたい人から、しっかり選びたい人まで、目的に合わせた探し方があります。
100均（ダイソー・セリア・キャンドゥなど）
最も手軽なのが100均です。
ダイソーやセリア、キャンドゥでは「スズランテープ」または類似の「平巻きテープ」が販売されています。値段はもちろん1本110円前後。
カラーバリエーションも豊富で、赤・青・黄・ピンク・白など、手芸や工作に使いやすい色が揃っています。
ただし注意点もあります。
100均で売られているものは、本家のスズランテープより少し薄かったり、巻きが短かったりすることがあります。見た目は同じでも強度や長さが違う場合があるため、大量に使う場合や耐久性を重視する場合は他の選択肢を検討しましょう。
また、店舗によっては取り扱いがなかったり、時期によって売り切れになっていたりすることもあるため、複数店舗を回るか、店員さんに確認してみるのが確実です。
ホームセンター（カインズ・コーナン・コメリなど）
DIYや園芸資材を扱うホームセンターでもスズランテープは定番商品です。
荷造りひもやビニールテープなどの売り場に並んでいることが多く、用途に応じたサイズや色を選べます。
カインズホームやコーナン、コメリなどでは「タキロンシーアイ スズランテープ」などの正式商品名で販売されている場合が多く、品質も安定しています。
特に園芸用や梱包用など、強度を求める用途に向いています。
在庫のあるホームセンターでは1巻あたり300〜600円前後で購入可能。長巻タイプなら数百メートル単位のものもあり、コスパも悪くありません。
手芸店・雑貨店（ユザワヤ・ハンズなど）
手芸店のユザワヤや、雑貨を多く扱う東急ハンズ、ロフトでもスズランテープが見つかることがあります。
特にハンドメイドや工作向けに、パステルカラーやメタリックカラーなど、装飾に映える色のラインナップがあるのが魅力です。
手芸素材コーナーやクラフト資材の棚を探すと見つかることが多く、100均よりも質感がしっかりしたタイプが多めです。
イベント装飾や小物づくりに使いたい場合は、こうした店舗で色や質感を実際に確認してから購入するのもおすすめです。
ディスカウントストア・量販店
ドン・キホーテなどの大型ディスカウントストアでも、スズランテープや類似品が見つかることがあります。
ただし、店舗ごとの品揃えが大きく異なるため、必ず置いてあるとは限りません。
「梱包用品」や「DIYコーナー」を中心にチェックしてみましょう。
通販サイトで買う方法
実店舗で見つからない場合や、色・長さ・数量にこだわりたい場合は通販が最も確実です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでは、正規品のスズランテープをはじめ、業務用の長巻タイプやまとめ買いセットも豊富に揃っています。
通販のメリットは以下の通りです。
- 欲しい色・太さ・長さを自由に選べる
- 品切れが少なく、在庫が安定している
- まとめ買いで単価を下げられる
例えば「タキロンシーアイ スズランテープ（470m）」は定番の人気商品。価格は400〜700円ほどで、耐久性も十分。
一方で、メタリックカラーや透明タイプなど、イベント装飾向けの変わり種も通販なら容易に入手できます。
業務用としては、5巻セットや10巻セットのまとめ売りも人気。イベント装飾や卒園製作など大量に使う場面では、ネットでまとめて購入するのが効率的です。
スズランテープを探すときのコツ
店頭や通販で探す際は、以下のポイントを意識するとスムーズです。
- 名称の違いに注意する
「スズランテープ」以外に「平巻きテープ」「ビニールテープ」「PPテープ」として並んでいる場合があります。
見た目や素材が似ていれば同用途で使えることが多いです。 - 用途を明確にする
工作・手芸・梱包・装飾など、用途によって求める特性が違います。
工作なら発色の良いタイプ、梱包なら厚みと耐久性重視で選ぶとよいでしょう。 - 色とサイズを確認する
長さや幅、色展開はメーカーや店舗によって異なります。
特にカラー展開を重視する場合は、100均よりも通販や手芸店のほうが選択肢が広がります。
100均とメーカー品、どちらを選ぶべき？
「安い100均で十分？」と迷う方も多いでしょう。
結論から言うと、用途次第です。
- 少量でOK・装飾や試作品用途なら100均
手軽に買えるうえ、軽作業なら十分実用的です。
子どもの工作やポンポンづくり、イベント装飾などには最適。 - 強度や品質を重視するならメーカー品（タキロンシーアイ スズランテープなど）
本家スズランテープは耐久性や厚みがあり、長期間使っても劣化しにくいです。
バッグやインテリア小物、園芸用途など、強度が求められる場面ではこちらが安心。
コスパを考えると、100均は手軽さが魅力ですが、長く使う場合は結局メーカー品のほうが割安になることもあります。
スズランテープの選び方と使い方のヒント
スズランテープは一見シンプルですが、選び方次第で仕上がりが変わります。
- 色で印象を変える：明るい色は華やか、白や透明は清潔感、メタリックは高級感が出ます。
- 裂いて使うとふわっとした質感に：ポンポンや飾りに最適。
- 結束用にはそのまま使用：強度を保ちながら、荷造りや園芸に活用できます。
また、ハンドメイドバッグなどでは、テープを編んで形を作ることも可能。YouTubeやSNSではスズランテープクラフトの作例が多数紹介されているので、アイデア探しにも困りません。
スズランテープはどこで買える？まとめとおすすめ購入方法
改めてまとめると、スズランテープは以下の場所で購入できます。
- 100均（ダイソー・セリア・キャンドゥ）
- ホームセンター（カインズ・コーナン・コメリなど）
- 手芸店・雑貨店（ユザワヤ・東急ハンズ・ロフトなど）
- 通販サイト（Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング）
手軽に試したいなら100均、品質を求めるならホームセンターや通販がベスト。
特に通販ではカラーや長さの選択肢が多く、まとめ買いにも向いています。
スズランテープは、昔ながらの実用アイテムでありながら、今ではクラフト素材としても再注目されています。
使い方次第で雰囲気が変わる万能アイテムなので、ぜひ自分の用途に合わせて上手に選んでみてください。
