「ハランってどこで買えるの？」
料理や生け花の下に敷かれたあのツヤツヤの葉を見て、気になった人も多いはず。この記事では、ハラン（葉蘭）の購入場所を目的別に詳しく紹介します。生花店・スーパー・ネット通販のそれぞれでどう探せばいいのか、失敗しない選び方もあわせて解説します。
ハランとはどんな植物？
ハランはキジカクシ科の多年草で、和名を「葉蘭」と書きます。名前のとおり、つややかな緑の葉が美しく、古くから料理の「敷き葉」として愛されてきました。お寿司や弁当の仕切りに使われる「バラン」は、もともとハランの葉を模したものです。
また、庭植えや鉢植えの観葉植物、生け花の花材としても人気があります。葉の種類は「青葉（あおば）」「斑入り（ふいり）」「ホシハラン」「シマハラン」などがあり、家庭の和の雰囲気づくりにもぴったりです。
ハランはネット通販で簡単に買える
一番確実に入手できるのは、やはりネット通販です。
花材専門店や園芸サイトでは、切り葉タイプから鉢植えタイプまで幅広く取り扱われています。
生花・花材としてのハランを買うなら
フラワーアレンジメントや生け花に使う場合は、「切り葉（生花）」を扱う花材通販がおすすめです。代表的なショップに「はなどんやアソシエ」があります。
ここでは旭ハランやホシハランなど、1本単位・まとめ買いの両方が可能。価格は1本100円台からで、業務用の大ロットにも対応しています。配送も迅速で、鮮度の高い状態で届くのが特徴です。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECモールでも多くの出品があり、サイズや本数を比較しながら購入できます。用途に応じて選びやすく、地方でも気軽に手に入るのがネット通販の最大の利点です。
苗や観葉植物として育てたい人に
観葉植物として育てたいなら、園芸ネットやグリーン系通販サイトで「ハラン 苗」や「葉蘭 ポット苗」と検索してみてください。
3号〜4号サイズのポット苗が主流で、価格は1株800円前後。半日陰でもよく育つため、初心者でも扱いやすい植物です。斑入りの品種を選ぶと、和室や玄関まわりの雰囲気がぐっと引き締まります。
料理用の敷き葉として買う場合
お弁当やお祝い料理の演出に使いたい人は、「葉蘭 敷き葉」または「料理用あしらい葉」として販売されているものを探しましょう。
五色.comなどの料理用素材専門サイトでは、25cm前後のハランが数十枚単位で販売されています。天然素材のため、人工バランにはないしっとりとした質感が特徴です。
生花店・花屋での購入方法
近くの花屋でハランを手に入れることもできますが、常に在庫があるとは限りません。ハランは「葉もの」と呼ばれる部類の花材で、主に生け花や供花などで使われます。
そのため、店舗によっては仕入れていないこともあり、確実に購入したい場合は事前に電話で確認するのがベストです。
もし近所にいけばな教室や冠婚葬祭用の花屋がある場合は、そちらの方がハランを扱っている可能性が高いです。まとまった本数を必要とする場合は、仕入れを依頼できることもあります。
スーパーやホームセンターでは見つかりにくい
「スーパーで買えるのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、一般的なスーパーでハランを見かけることはほとんどありません。
一部の大型店舗で生花コーナーを設けている場合でも、ハランのような業務用の葉材は取り扱いが少ないのが現状です。
ホームセンターでも、園芸コーナーで苗を見かけることはありますが、時期や店舗によっては全く置いていないこともあります。どうしても近場で探したいときは、地元の花屋や園芸店に問い合わせてみるのが確実です。
購入前に知っておきたいポイント
ハランを買うときは、どんな目的で使うかによって選ぶ種類が変わります。間違えると「想像と違った…」となることもあるので注意しましょう。
- 生け花や装飾用なら：切り葉タイプ（生花）を選ぶ。葉のツヤや大きさが重要。
- 育てたいなら：ポット苗を選ぶ。半日陰でもよく育つので初心者向け。
- 料理用なら：敷き葉として加工されたハランを選ぶ。食品と一緒に使うため衛生面に配慮。
また、通販で購入する場合は「バラン」や「笹」との違いにも注意が必要です。
検索結果で「バラン」と出てきても、人工素材の仕切りだったり、笹の葉だったりと、ハランとは別物の場合があります。植物そのものを探しているなら、商品説明に「天然」「葉蘭」と明記されているかを確認しておきましょう。
ハランの価格相場と流通時期
切り葉タイプのハランは、1本100円〜200円程度。まとめて購入する場合は50本単位で数千円ほどが目安です。
苗タイプは1株800〜1,200円前後で販売されており、通販では通年で取り扱われています。ただし、寒冷地では冬季の出荷を一時停止する場合もあるため、購入前に発送時期を確認しましょう。
料理用の敷き葉は、25cm前後のサイズで50枚入り1,000円程度から。天然素材なので、見た目や大きさに多少のバラつきがあります。
ハランを上手に使うアイデア
購入したハランは、料理や装飾で幅広く活躍します。
- お弁当の仕切りに敷いて見た目をアップ
- お寿司やおせちの彩りとして
- 茶席の菓子皿や和菓子の下敷きに
- 仏花や生け花のボリュームアップに
生花としてのハランは、水に挿しておくと1週間ほど持ちます。使わないときは、湿らせた新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室に入れておくと鮮度を保てます。
ハランはどこで買える？まとめ
最後にもう一度まとめます。
- 最も確実なのはネット通販。花材専門店や園芸ショップなら、種類・サイズともに豊富。
- 生花店でも購入可能だが、在庫は店舗次第。事前に問い合わせるのが安心。
- スーパーやホームセンターではあまり見かけないため、近場での購入はやや難しい。
ハランは、料理にもインテリアにも使える万能な植物です。見た目の美しさだけでなく、日本の伝統的な「おもてなし」の心を感じさせる存在。
もし「ハランをどこで買えるのか」と迷っているなら、まずは通販サイトで比較してみるところから始めてみてください。好みの葉の形や色を見つける楽しさもありますよ。
