ピリッと刺激的でフレッシュな辛さが魅力の「ハラペーニョ」。タコスやサルサなどのメキシコ料理では欠かせない存在ですが、日本ではなかなか「生のハラペーニョ」を見かけません。
「スーパーで売ってるの？」「通販でも買えるの？」「旬の時期はいつ？」——この記事では、そんな疑問を解消するために、生ハラペーニョを買える場所と時期を徹底的に調べました。
ハラペーニョ生が買える場所
1. 大型スーパー（イオンやイトーヨーカドーなど）
生ハラペーニョは、全国的なスーパーでもごく一部の店舗で見かけることがあります。特に夏から初秋にかけて、青唐辛子の一種として「生とうがらし」や「グリーンチリ」と表記されて並ぶことがあります。
イオンの「地元農家コーナー」や「生産者直売コーナー」などは要チェックです。ここでは、地域の農家が収穫した珍しい野菜が出ることが多く、時期が合えばハラペーニョが見つかることも。
ただし、すべての店舗で扱っているわけではなく、地域差や仕入れ状況によって変動があります。都市部よりも、野菜の地産地消が盛んな地方の大型スーパーの方が見つかる確率は高い傾向です。
2. 道の駅・JA直売所・ファーマーズマーケット
生産者直売の拠点は、生ハラペーニョ探しの「穴場」です。
特に夏場（7〜8月）には、地元の農家が試験的に育てたハラペーニョや青唐辛子を並べていることがあります。
「JAファーマーズマーケット」「道の駅」「地域の朝市」などでは、品種名を明記せず「激辛とうがらし」として出ている場合もあるので、形や色（緑色でやや太め）をチェックすると良いでしょう。
また、北海道や長野、熊本などの一部地域では、ハラペーニョの栽培を行う農家も増えており、直売所で新鮮な生実を購入できるチャンスがあります。
3. 通販サイト・産地直送サービス
「近所では売っていない」「時期が過ぎてしまった」——そんなときに便利なのが通販です。
Amazonや楽天市場では「国産ハラペーニョ 生」「生唐辛子（ハラペーニョ）」といった商品が販売されています。500g〜1kg単位でのまとめ買いが多く、冷凍品も選べるのが特徴です。
さらに、産地直送の野菜通販サイト「食べチョク」「ポケットマルシェ」などでは、季節限定で新鮮な国産ハラペーニョが出品されることもあります。
こうした直送サービスでは、収穫したてを発送してくれるため、香り・辛味ともに抜群です。
4. 輸入食材店・カルディコーヒーファーム
カルディでは、ハラペーニョの「酢漬け」「スライス加工品」は通年で販売されています。
生の取り扱いはありませんが、「生の代替」として料理に使える便利なアイテムです。タコスやホットドッグにトッピングするだけで手軽に辛味をプラスできます。
輸入食材店（特にメキシコ料理を扱う店）では、冷凍のハラペーニョを取り扱っているケースもあります。都内では「ナショナル麻布」「成城石井」の一部店舗などで、外国産の冷凍唐辛子を見つけられる場合も。
生ハラペーニョが売られる時期
生のハラペーニョは、夏から初秋（おおよそ7月〜9月）が最盛期です。
この時期は国内でも露地栽培が行われ、直売所や産直コーナーに並ぶことがあります。
一方で、冬や春にはほとんど流通していません。どうしても入手したい場合は、冷凍品や輸入冷蔵品を活用しましょう。
生の旬を逃さないためには、6月下旬〜7月にかけてネット通販や直売所情報をチェックしておくのがおすすめです。
「生」と「ピクルス」の違い
多くの人が混同しがちなのが「ハラペーニョ＝ピクルス」という認識。
実際には、ピクルスは酢漬け加工されたもので、生のフレッシュさとはまったく別物です。
- 生ハラペーニョ：シャキシャキした食感と青臭い香りが特徴。加熱料理や生トッピングに向く。
- ピクルス：酸味が強く、サンドイッチやホットドッグに最適。保存性が高く、年中入手可能。
料理によって使い分けることで、風味の幅が広がります。
辛さを生かしたいなら「生」、酸味を加えたいなら「ピクルス」を選ぶと良いでしょう。
探すときのコツと注意点
- 「青唐辛子」名義もチェックする
ハラペーニョが「青唐辛子」「グリーンチリ」として並ぶことがあるため、品名だけでなく見た目も確認するのがポイントです。 - 農家直送サイトを活用する
食べチョクや楽天ファームなどでは、季節ごとにハラペーニョを栽培している農家が出品しています。予約販売されるケースもあるので、定期的に検索すると見つかる確率が上がります。 - 旬の時期にまとめ買い＆冷凍保存
生ハラペーニョは日持ちしないため、使い切れない分は丸ごと冷凍しておくと便利です。解凍後も風味が残り、料理にも十分使えます。 - 地方の直売所は“激辛野菜コーナー”を狙う
「鷹の爪」「ハバネロ」などと並んで、ハラペーニョが販売されることがあります。特に夏祭りや地元フェアの時期には出品率が高まります。
ハラペーニョを使ったおすすめの楽しみ方
- サルサ・ソース作りに
トマトや玉ねぎ、ライムと一緒に刻めば、自家製サルサの完成。生の辛味が料理を引き締めます。 - タコスやナチョスのトッピングに
スライスした生ハラペーニョを加えるだけで、メキシカンな風味がアップ。 - ピザやホットドッグに
輪切りにしてトッピングすれば、辛さと香りのアクセントに。 - ピクルス加工に挑戦
生のうちに酢漬けにしておくと、日持ちしながら自家製ピクルスが楽しめます。
生ハラペーニョを探す人が増えている理由
日本でもメキシコ料理やスパイス料理が人気を集める中で、ハラペーニョの注目度が急上昇しています。
SNSでも「生ハラペーニョを使ったサルサ」「ハラペーニョピザ」が話題になるなど、家庭で挑戦する人が増えています。
ただし、まだまだ一般的な青唐辛子ほど流通していないため、「どこで買えるか」を知っているだけで一歩リード。
特に旬の時期を逃さずに買えば、よりフレッシュな辛味を楽しめます。
ハラペーニョ生はどこで買える？まとめ
- 夏〜初秋（7〜9月）は直売所・スーパーで入手しやすい
- オフシーズンは通販や冷凍品で代用可能
- 「青唐辛子」や「グリーンチリ」名義でも出ている
- ピクルスとは別物。生ならではの香りと食感が魅力
日本ではまだ珍しい「生のハラペーニョ」ですが、探せば確実に出会えます。
旬の時期に直売所を訪ねたり、通販をチェックしたりして、フレッシュな辛さをぜひ味わってみてください。
一度その香りと食感を知ってしまうと、もうピクルスだけでは物足りなくなるかもしれません。
