学校の授業や受験勉強に欠かせない「国語便覧」。
ただ、学校からの指定販売以外で自分で購入したいとき、「どこで買えるの?」と迷う人も多いですよね。この記事では、全国で手に入る店舗や通販サイト、さらには中古や電子版まで、国語便覧を買える場所をくわしく紹介します。
国語便覧ってどんな本?
まず、国語便覧とは「国語の知識をまとめた参考資料集」のこと。
文学史、文法、古典、漢字、ことわざ、現代文など、教科書に載っていない背景知識を整理して学べるのが魅力です。
特に高校や中学校では、「第一学習社」「浜島書店」「帝国書院」「東京書籍」などが発行する国語便覧がよく採用されています。
授業の補助教材として使われることが多く、大学受験の基礎固めや模試対策にも役立ちます。
学校指定以外で「国語便覧」を買いたい理由
・転校や紛失で新しい便覧を入手したい
・別出版社の便覧を見比べて使いたい
・受験勉強で最新のデータを押さえたい
・学校の注文時期を逃してしまった
こうした理由で「自分で買いたい」と考える人は少なくありません。
幸い、国語便覧は教科書と違って一般流通しており、書店・ネット通販・古本サイト などで手に入ります。
全国の大型書店で購入する
まず最も確実なのが、全国にある大型書店の店頭購入です。
紀伊國屋書店・丸善ジュンク堂・三省堂書店
これらの全国チェーン書店では、教育書・学習参考書コーナーに「国語便覧」が並んでいることがあります。
特に高校・中学の学用品が充実している店舗や、学校採用教科書を扱う店舗が狙い目です。
もし店頭にない場合でも、書店カウンターで取り寄せが可能です。
出版社名・書名・ISBNコードを伝えれば、取り寄せ注文を受け付けてくれます。
取り扱いがある主な出版社と書名例
- 浜島書店『最新国語便覧 改訂版』
- 第一学習社『新編 国語便覧 現代版』
- 帝国書院『新総合国語便覧』
- 東京書籍『現代の国語便覧』
出版社ごとに編集方針やレイアウトが異なるため、複数を見比べたい場合は実店舗が便利です。
オンラインで買うなら?通販サイトの活用
忙しい人や近くに大型書店がない人には、オンライン通販が一番手軽です。
Amazon(アマゾン)
Amazonでは「国語便覧」と検索すると、浜島書店・第一学習社など複数の出版社の商品がヒットします。
新品だけでなく中古やマーケットプレイス出品もあるため、価格を比較して選ぶことができます。
また配送も早く、Prime会員なら最短翌日着。
楽天ブックス
楽天ブックスも教科書準拠教材を多く扱っています。
在庫があれば送料無料で翌日発送されることもあり、楽天ポイントが貯まるのも魅力です。
「出版社名+国語便覧」で検索すると、該当商品がすぐ見つかります。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでは、教育教材専門店や古書店が出店しているケースも多く、絶版になった旧版の便覧を探すのにも適しています。
学校指定の年度版に近いものを探すときに便利です。
出版社の公式オンラインショップで注文
各出版社の公式サイトから直接注文できる場合もあります。
- 浜島書店:公式通販サイト「浜島書店ブックストア」で販売中
- 第一学習社:学校教材のオンライン注文ページから購入可
- 帝国書院:教科書・教材の一般販売窓口を案内
- 東京書籍:公式Webショップ「TOSSランド」経由で販売
これらの公式ルートは信頼性が高く、最新改訂版を確実に手に入れたい人におすすめです。
また、学校向けに納品している在庫と同等品が届くため、品質面でも安心です。
中古・リユースで安く手に入れる方法
「最新版でなくても内容を把握したい」「安く手に入れたい」という人には中古市場も選択肢です。
メルカリ・ラクマ・ヤフオク
個人出品による中古本の取引が活発で、国語便覧も頻繁に出品されています。
送料込み500円~1,000円前後で買えることが多く、予備用や比較用として手に入れるのに向いています。
ただし、書き込みや汚れの有無を確認してから購入しましょう。
ブックオフオンライン・駿河屋
リユース書店のオンライン在庫からも国語便覧を探せます。
特にブックオフオンラインは全国から配送可能で、状態の良いものを安価で購入可能です。
学校教材専門のオンラインストア
一般書店とは別に、学校教材や副教材を専門に扱うオンラインストアもあります。
- 学校教材.com
- 教育図書オンライン
- 文教堂 学参ストア
こうした専門店は、教科書会社別に教材を取り揃えており、年度ごとの改訂版も注文できます。
購入には会員登録や学校コードが不要な場合も多く、一般の個人購入にも対応しています。
電子版・デジタル教材はある?
国語便覧はもともと紙の資料集として定番ですが、近年は一部出版社で電子書籍版やPDF教材を提供しています。
ただし、個人販売されていない場合も多く、学校契約(Classi・Google for Education経由など)で利用する形式が主流です。
個人で電子版を探す場合は、Amazon Kindleや楽天Koboで検索してみると、簡易的な国語便覧や文学史年表をまとめた学習書が見つかることもあります。
ふるさと納税や公共図書館を活用する方法
意外に見落とされがちですが、地方自治体のふるさと納税返礼品として教育図書セットが用意されている場合があります。
特に教育系出版社が本社を置く地域(広島・大阪・東京など)では、寄附特典として参考資料集を提供している自治体も。
また、公共図書館でも最新版の国語便覧を蔵書していることがあります。
購入前に借りて内容を確認するのもおすすめです。
選び方のポイント:自分の学習目的に合った便覧を選ぶ
国語便覧には、学校の教科書に合わせた「準拠版」と、一般向けの「総合便覧」があります。
受験対策には総合便覧の最新版、授業用なら学校採用版に近い出版社のものを選ぶのが理想です。
特に次の点を意識して選ぶと失敗が少なくなります。
- 最新の文学史・現代文法データが載っているか
- カラー写真や図版が多く、見やすいか
- 用語索引や年表が充実しているか
- 教科書会社(第一学習社・浜島書店など)と一致しているか
国語便覧を使った効果的な学習法
せっかく購入した便覧は、教科書の補助資料として活用しましょう。
たとえば、文学作品を読むときに作者の経歴や時代背景を便覧で確認したり、古文の助動詞一覧を復習したりすることで、理解がぐっと深まります。
模試前には文学史や作品一覧をざっと見返すだけでも得点アップにつながります。
国語便覧はどこで買える?まとめ
国語便覧は、学校指定でなくても一般流通しており、次のような場所で購入可能です。
- 紀伊國屋書店・ジュンク堂など大型書店
- Amazon、楽天ブックス、Yahoo!ショッピング
- 出版社公式サイト
- 学校教材専門ストア
- メルカリやブックオフなどの中古市場
新品・中古・電子版それぞれにメリットがあるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
学校で配布されるものと同じ版を使いたい場合は、出版社名を確認して購入しましょう。
受験勉強にも役立つ一冊なので、自分に合った「国語便覧」を見つけて、日々の学習をより深めてみてください。
