ラーメン屋で見る「背脂たっぷり」のあのこってり感。家でも再現したいと思ってスーパーを探しても、なかなか見つからないことがありますよね。実は背脂（豚の背中の脂身）は、入手先を知っていれば意外と簡単に手に入る食材なんです。この記事では、背脂がどこで買えるのか、スーパーや精肉店、通販サイトまで、実際の入手方法をわかりやすくまとめて紹介します。
背脂とは？ラーメン好きが探し求める理由
まず「背脂」とは、豚の背中部分についた脂のこと。一般的なラードとは異なり、背脂は塊のまま加熱したり刻んだりして使うことが多く、料理に深いコクと旨みを加えてくれます。ラーメンのスープやチャーハン、野菜炒め、さらには焼きそばなど、あらゆる料理を“プロの味”に近づけてくれる万能素材です。
家庭で背脂を使いたい人の多くは、「自家製ラーメンを作りたい」「業務用レベルのこってりスープを再現したい」といった理由を持っています。しかし、普通のスーパーではなかなか見かけないため、購入場所がわからず困る人も少なくありません。
背脂はスーパーで買える？実店舗の取り扱い状況
結論から言うと、背脂は一部のスーパーマーケットでも購入可能です。ただし、店舗によって取扱いの有無が大きく異なるため、探す際にはコツが必要です。
大型スーパーの精肉コーナーをチェック
一般的なスーパーでも、精肉部門が充実している店舗なら背脂を扱っていることがあります。
具体的には以下のようなチェーンで見かけることが多いです。
- ライフ
- 西友
- コープ（生協）
- マルエツ
- イオン系列（イオンスタイル、マックスバリュなど）
ただし、必ずしも常時販売しているわけではありません。季節や仕入れ状況によって入荷がない場合もあります。「豚脂」「背脂（豚）」などとラベル表示されていることが多いので、精肉コーナーをじっくり探してみましょう。
街の精肉店なら新鮮な背脂が手に入ることも
昔ながらの肉屋さんでは、豚をさばく際に出る背脂を販売してくれることがあります。
店頭に並んでいなくても、「背脂ありますか？」と聞くと、冷蔵庫から出してくれるケースも多いです。新鮮で質の良い脂が手に入るため、地元の精肉店は背脂探しの穴場といえます。
業務スーパーや肉のハナマサも狙い目
業務用食材を扱う店舗は、背脂を取り扱っている確率が高めです。業務スーパーや肉のハナマサでは、冷凍の背脂ブロックを販売していることがあります。大容量でコスパがよく、ラーメン店や飲食業者も利用する品質です。ただし店舗ごとに品揃えが異なるため、在庫確認をしてから出かけるのが安心です。
デパ地下や高級スーパーでも少量販売あり
伊勢丹、三越、成城石井などの高級スーパーや百貨店の地下食品売場では、背脂を少量パックで販売している場合もあります。価格はやや高めですが、品質が安定していて安心感があります。少しだけ試してみたい人や、鮮度を重視する人におすすめです。
通販で買う背脂：確実に手に入るおすすめルート
「どこのスーパーにもなかった」「忙しくて探し回れない」
そんなときに頼りになるのが、インターネット通販です。通販なら在庫を気にせず、全国どこからでも背脂を購入できます。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
大手通販サイトでは、業務用から家庭用まで幅広い背脂商品が揃っています。代表的なものを挙げると──
- 冷凍 豚背脂ブロック（1kg〜10kg）
- 加工済み 粒状背脂（ラーメンや炒飯向け）
- エバラ 豚背脂 こく粒
- S&B にんにく背脂
たとえば「エバラ 豚背脂 こく粒」や「S&B にんにく背脂」などは人気の定番商品。スプーンでそのまま使えるタイプや、溶かしてスープに入れるだけのタイプもあります。
また、精肉業者が直販する「国内産豚背脂（冷凍1kg）」のような商品も多く、業務用レベルの品質を家庭で再現できます。価格は500〜1000円前後と手頃で、送料込みでもスーパーを探し回る手間を考えるとコスパは十分です。
通販のメリット
- 在庫が安定している：実店舗よりも入手難易度が低い。
- 種類が豊富：冷凍・調味料・業務用などニーズに合わせて選べる。
- 口コミで品質を確認できる：レビューを参考に味や使いやすさを比較可能。
届いた背脂は冷凍状態で保存できるため、使う分だけ解凍して長期利用もできます。自宅で背脂チャッチャ系ラーメンを作りたい人には、最も現実的な入手手段といえるでしょう。
背脂の使い方と保存方法
せっかく手に入れた背脂、どう使うのが正解？という人のために、基本的な使い方も紹介しておきます。
背脂の下処理
冷凍の塊で届く場合は、半解凍状態で細かく刻むと扱いやすくなります。包丁で小さく切るか、フードプロセッサーでミンチ状にしておくと便利です。
使い方の例
- ラーメンスープ：スープを温めながら少量の背脂を加え、溶かす。
- 炒めもの：サラダ油の代わりに背脂を使うと、香ばしさとコクが増す。
- チャーハン：背脂を最初に炒めて油を出し、米を入れると風味が格段にアップ。
- スープストック：背脂を煮出して、ラードベースの旨味油として保存。
保存方法
冷凍保存が基本です。使いやすい量に小分けしてラップし、冷凍庫で保存すれば1〜2か月は美味しく使えます。解凍したものは再冷凍せず、早めに使い切りましょう。
背脂を探すときの注意点
購入前にいくつか知っておきたいポイントがあります。
- 店頭では「豚脂」と表示されている場合がある
「背脂」という名前でなくても、豚脂として売られている場合があります。 - 店舗によっては取り寄せ対応してもらえる
スーパーや精肉店によっては、注文すれば仕入れてもらえることも。 - 通販では冷凍便が主流
冷蔵よりも鮮度が保たれやすいため、届いたらすぐ冷凍庫へ。 - 品質の見極めは口コミと写真で
脂の色が白く、異臭がないものが良質です。通販ではレビューを必ず確認しましょう。
背脂を使って楽しむおすすめアレンジ
背脂を買ったら、ぜひいろいろな料理に試してみてください。
- 背脂ラーメン：醤油ベースのスープに刻んだ背脂を浮かべるだけで、あの有名店のようなコクに。
- 野菜炒め：キャベツやもやしを背脂で炒めると、甘みが引き立ちます。
- 焼きそば：背脂を少し加えるだけで、屋台のような香ばしい香りに。
- チャーハン：油の代わりに背脂を使うと、カリッとした食感と深い味わい。
どの料理にも少し加えるだけで「なんかお店っぽい味」に近づくので、背脂は一度使うと手放せなくなる食材です。
背脂が売っている店と通販のまとめ
背脂は、実店舗でも通販でも購入可能ですが、確実に手に入るのは通販です。
スーパーや精肉店では地域差があり、取り扱いがあったりなかったりします。一方、Amazonや楽天では業務用から家庭用まで豊富なラインナップが揃っており、レビューを参考に選べる点も安心です。
背脂は調理の幅を広げてくれる万能素材。
「家でも本格的なラーメンを作りたい」「炒め物にコクを出したい」という人は、まずは少量から試してみるのがおすすめです。探しに行く手間をかけず、通販で気軽に取り寄せて、自宅で“あの味”を楽しんでみましょう。
