「鳥久(とりきゅう)」と聞くと、あの香ばしい唐揚げ弁当の香りを思い出す人も多いのではないでしょうか。東京・蒲田で長年愛されてきた老舗弁当店で、芸能人の“ロケ弁”としても知られる名店です。この記事では、鳥久の弁当がどこで買えるのか、実際に販売されている店舗の場所や予約方法、購入時の注意点まで詳しく解説します。
鳥久とはどんなお店?
鳥久は昭和3年創業、90年以上続く老舗の鶏料理専門弁当店です。場所は東京都大田区蒲田。創業当初から一貫して鶏肉を使った弁当を販売しており、看板メニューは「唐揚げ弁当」と「そぼろ弁当」。特に唐揚げ弁当の味わいは独特で、冷めてもおいしいと評判です。
地元ではもちろん、テレビ局や映画関係者にもファンが多く、撮影現場に差し入れされる“ロケ弁”としても有名。いまや東京の弁当文化を語る上で外せない存在となっています。
鳥久の弁当はどこで買える?
結論から言うと、鳥久の弁当が買えるのは東京都大田区蒲田の実店舗のみです。通販や常設デパート販売、駅構内での取り扱いは基本的に行われていません。
現在営業しているのは、主に以下の3店舗です。
- 蒲田鳥久 本店(大田区蒲田1丁目)
弁当販売は朝7時ごろから開始し、惣菜は9時前後から販売されます。売り切れ次第終了となるため、昼過ぎには完売していることも多いです。
人気メニューは唐揚げ弁当、そぼろ弁当、のり弁当など。 - 蒲田鳥久 東口店(蒲田駅東口すぐ)
駅近でアクセスが良く、朝8時ごろから営業。こちらもテイクアウト専門で、メニュー構成は本店に近いですが、昼前後は混み合うことが多いです。 - 鳥久惣菜 からたつ(本店隣接)
弁当だけでなく、唐揚げやつくね、焼売、もつ煮などの惣菜を単品で購入可能。家庭用のおかずを買いに立ち寄る地元客も多く、夕方には完売することもあります。
いずれの店舗も共通して、「早い時間に行くほど選べる種類が多い」という特徴があります。特に人気の唐揚げ弁当は午前中で売り切れることが多いため、開店直後を狙うのがおすすめです。
鳥久の営業時間とアクセス情報
鳥久本店はJR蒲田駅から徒歩約7分、京急蒲田駅からも徒歩圏内です。周囲には商店街や老舗食堂が並び、昔ながらの下町の雰囲気を感じられます。
- 蒲田鳥久 本店
住所:東京都大田区蒲田1-8-12
営業時間:弁当7:00~16:00/惣菜9:00~17:00(売り切れ次第終了)
電話:03-3731-5888
定休日:不定休(第3水曜休業の場合あり) - 蒲田鳥久 東口店
住所:東京都大田区蒲田5-19-2
営業時間:8:00~17:00(売り切れ次第終了)
電話:03-3738-5736 - 鳥久惣菜 からたつ
住所:東京都大田区蒲田1-8-13
営業時間:10:00~17:00前後
定休日:本店に準ずる
※店舗情報は変動する場合があるため、訪問前に電話で確認するのが安心です。
予約はできる?確実に買う方法
鳥久は基本的に店頭販売が中心ですが、電話での予約注文に対応している場合があります。特に大量注文や特定時間に受け取りたい場合は、前日までに連絡しておくのが確実です。
ただし、予約できる品目や数量には制限があるため、希望内容を伝えて相談しましょう。
目安として、企業や団体の注文で20個以上から配達対応してもらえるケースもあるようです。個人利用で数個だけの配達は行っていないので注意してください。
また、当日分を取り置いてもらうことは原則できないため、どうしても欲しい場合は開店直後の来店がベストです。特に土日祝日やテレビ放送後は混雑しやすく、午前中で完売する日もあります。
通販やデリバリーはある?
現在、鳥久の弁当は通販やデリバリーサービスには対応していません。
Amazon、楽天市場、出前館、Uber Eatsなどのオンライン販売も行われておらず、店舗での直接購入のみとなっています。
一部の情報サイトで「百貨店や駅弁売り場で取り扱いがある」と紹介されることもありますが、常設販売は確認されていません。まれにデパート催事や期間限定イベントで出店するケースがありますが、開催時期や場所は不定期のため、公式サイトやSNSをこまめにチェックしておくと良いでしょう。
そのため、遠方に住む人が鳥久の弁当を味わうには、蒲田の店舗を訪れるのが唯一確実な方法です。
鳥久の人気メニューを紹介
鳥久といえば、やはり定番は**唐揚げ弁当**です。鶏もも肉を醤油ベースの特製タレに漬け込み、外はカリッと中はふっくらジューシーに揚げた看板商品。冷めても美味しいように計算された味付けで、まさに老舗の技が光ります。
その他の人気メニューには以下のようなものがあります。
- そぼろ弁当
甘辛い鶏そぼろと錦糸卵の彩りが美しい定番弁当。軽めに食べたい人にも人気。 - のり弁当
ご飯の上に海苔を敷き、唐揚げや卵焼きなど定番おかずが詰まった安定の一品。 - 幕の内弁当
鶏料理を中心にしたおかずが少しずつ楽しめる上品な内容。 - からたつ特製惣菜
唐揚げや焼売、手羽焼、もつ煮、つくねなど、単品惣菜も販売されており、自宅のおかずとして購入する人も多いです。
価格は弁当1個あたり700円〜1,200円前後と手頃で、内容の満足度を考えると非常にコスパが高いといえます。
鳥久が愛され続ける理由
鳥久が長く支持されているのは、**「味」「誠実さ」「手作りの温かみ」**が揃っているからでしょう。
素材選びから調理までを自社で一貫して行い、毎日できたての弁当を提供するスタイルは創業以来変わっていません。店舗の厨房から漂う揚げ物の香りや、白い紙箱に詰められたシンプルな包装にも老舗らしい美学があります。
また、派手な広告やSNS発信をほとんど行わず、口コミとリピーターだけで人気を維持しているのも特徴です。テレビ業界や映画関係者に愛されている理由も、そんな「確かな味」と「安定した品質」にあると言えるでしょう。
購入時の注意点
鳥久の弁当は保存料を使っていないため、購入後はできるだけ早めに食べることが推奨されています。特に夏場は直射日光を避け、常温放置は避けましょう。
また、混雑時には整理券が配布されることもあります。昼時のピーク(11〜13時)は行列になることが多いので、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
支払いは現金のみの店舗も多いため、小銭を用意しておくとスムーズです。
鳥久の弁当はどこで買える?店舗販売場所と予約方法を詳しく解説まとめ
鳥久の弁当は、東京都大田区蒲田の本店・東口店・からたつの3店舗で購入可能です。通販や宅配は行われておらず、実店舗でのテイクアウト販売が基本。人気メニューは午前中で売り切れることも多いため、できるだけ早い時間に行くのが確実です。
予約は電話で相談できる場合もありますが、数量やタイミングによっては対応できないこともあります。遠方から訪れる場合は、事前に各店舗へ問い合わせておくと安心です。
老舗の味をそのまま楽しめる鳥久の弁当。東京・蒲田に立ち寄る際は、ぜひ早めの時間に足を運んで、その名店の味を体感してみてください。
きっと一度食べたら、また買いたくなる――そんな魅力が詰まった弁当です。
