おにぎりやちまきを包んだり、和菓子を包む素材として昔から使われてきた「竹の皮」。天然素材ならではの香りや通気性の良さ、そして見た目の美しさから、いま改めて注目が集まっています。けれど、いざ「竹の皮を買いたい」と思っても、どこで手に入るのか分からないという人も多いのではないでしょうか。今回は、竹の皮が買える場所をスーパー・通販・専門店別に詳しく紹介します。
竹の皮が使われるシーンとは?
まずは、竹の皮がどんな場面で使われているかを簡単に整理しておきましょう。代表的なのは「ちまき」や「おにぎり」「おこわ」などを包む料理用途です。竹の皮には抗菌性や通気性があり、食材の蒸れを防いで風味を保つ効果が期待できます。また、自然の模様が美しいため、和菓子の包装やお弁当の演出にもよく使われます。
最近では、キャンプやバーベキューの際に「天然の皿」として使う人も増えています。環境にやさしく、使い捨てでも罪悪感が少ないのが魅力です。こうした需要の高まりを受けて、販売ルートも広がっています。
スーパーで竹の皮は買える?
結論から言うと、一般的なスーパーでは竹の皮の取り扱いはあまり多くありません。生鮮食品や調味料が中心の売り場構成のため、包装資材系のアイテムは置いていない店舗が多いのです。とはいえ、一部の高級スーパーや業務用食材を扱う店舗では、季節商品として登場することがあります。
例えば、業務スーパーでは竹の皮を「食品包装用資材」として販売している店舗があります。特に、飲食店需要の多い地域では100枚単位の業務用パックが販売されているケースも。価格は枚数やサイズによって異なりますが、まとめ買いで1枚あたり数円ほどと非常にリーズナブルです。
地域や時期によっては取り扱いがない店舗もあるため、来店前に最寄り店へ電話で確認しておくと安心です。
ホームセンターで探すならコーナンがおすすめ
実店舗で竹の皮を探すなら、ホームセンターも有力候補です。中でもコーナンでは、7枚入りなどの少量パックが販売されています。手に取りやすく、家庭で使うにはちょうどよいサイズ感。価格も数百円程度と手ごろです。
一方、カインズやコメリでは竹の皮を扱っていない店舗もあります。笹の葉やラッピングシートなど類似商品が並ぶことはありますが、天然の竹の皮そのものが置かれていない場合も少なくありません。店舗によって仕入れが異なるため、オンラインストアで検索して在庫を確認するのがおすすめです。
100円ショップや雑貨店の取り扱い状況
「もしかしてダイソーやセリアにもあるのでは?」と探す人も多いですが、100円ショップでは現在、本物の竹の皮の取り扱いはほとんどありません。以前は期間限定で販売されていたこともあるようですが、最近は見た目を似せた竹柄の包装紙やラッピング用シートが主流です。
一方、東急ハンズやロフトなどの大型雑貨店では、調理用ラッピングや和風ギフト資材のコーナーで竹の皮を取り扱っていることがあります。料理だけでなく、プレゼント包装やインテリア素材として探している人には、こうしたお店も狙い目です。
専門店で購入するなら合羽橋道具街が定番
本格的な竹の皮を求めるなら、料理道具専門店が集まるエリアへ行くのが確実です。東京・浅草の合羽橋道具街では、飲食店向けの包装資材専門店が多数あり、食品用の竹の皮を常時販売しています。衛生的に処理された商品が多く、飲食店でも安心して使用できる品質が魅力です。
また、京都の錦市場や大阪・黒門市場などの老舗調理道具店でも、伝統的な竹の皮を扱っていることがあります。実際に手触りや厚みを確認できるのが実店舗の良いところです。
通販で竹の皮を買うのが最も確実
地域や店舗による在庫差を考えると、やはり通販が最も確実で便利です。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手サイトでは、竹の皮をさまざまなサイズ・枚数で購入できます。
たとえばAmazonでは、
・7枚入り×5袋セット(35枚入り)
・100枚入りの業務用パック
・形や色が整った高級仕様の竹の皮
など、多様なラインナップが揃っています。
価格は商品によって異なりますが、200円前後の少量パックから1,000円前後の大容量セットまで幅広く展開されています。レビューを参考に品質や用途を比較できるのもオンライン購入のメリットです。
富澤商店(TOMIZ)など専門通販サイトも人気
お菓子作りや和食器を扱う専門通販サイトでも竹の皮が販売されています。たとえば富澤商店(TOMIZ)では、10枚入りの竹の皮を数百円で購入できます。形や色が整った品質の良いものが多く、ちまき・おにぎり・お弁当包みに最適です。
また、ロコパン(locopan.jp)のような業務用資材専門サイトでは、竹の皮を100g単位で販売していることもあります。こちらは料理の敷き材や蒸し器の底敷きとしても利用できるため、飲食店関係者にも人気です。
竹の皮を使う際の注意点
竹の皮は天然素材のため、一枚一枚に個体差があります。色合いや模様が均一でないのは自然素材ならではの味わいです。ただし、使う前には軽く水拭きしたり、蒸して柔らかくしておくと扱いやすくなります。
食品用として販売されているものは衛生的に処理されていますが、念のため調理前に確認しておきましょう。長期間保存する場合は、湿気の少ない場所に保管し、カビや乾燥割れに注意が必要です。
料理以外にも広がる竹の皮の活用法
竹の皮は、料理以外にもさまざまな使い道があります。
・ラッピングやギフト包装
・キャンプの器やお皿代わり
・花瓶や小物入れの飾り素材
・写真撮影の背景素材
自然な風合いを生かしたデザインや、エコな素材としての魅力が評価されています。特にハンドメイド作家の間では、和風の小物づくりやディスプレイ素材として人気が高まっています。
竹の皮を購入する際のポイントまとめ
- 業務スーパー … 飲食店向けの大容量パックが安価に手に入る
- ホームセンター(コーナンなど) … 少量パックで家庭用に便利
- 100円ショップ(ダイソー・セリア) … 現在はほぼ取り扱いなし(代用品のみ)
- 雑貨店・専門店(東急ハンズ・ロフト) … 高品質品を入手可能
- 通販サイト(Amazon・楽天市場など) … 在庫確保が容易で確実
用途や量に合わせて、実店舗と通販を使い分けるのが賢い方法です。
竹の皮はどこで買える?まとめと選び方のコツ
竹の皮は、昔ながらの日本の知恵が詰まった自然素材です。今ではスーパーやホームセンターでも見かけるようになりましたが、確実に手に入れるなら通販サイトが便利です。料理やラッピング、アウトドアなど用途は多彩。枚数や厚み、サイズを確認し、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
竹の皮をうまく活用すれば、日常の食卓や贈り物の演出がぐっと豊かになります。自然素材のぬくもりを感じながら、伝統の知恵を現代の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
