工作やクラフト、模型づくりなどでよく使われる「竹ひご」。いざ必要になったとき、どこで買えばいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。実は、竹ひごは100円ショップからホームセンター、ネット通販まで、さまざまな場所で手に入ります。この記事では、それぞれの販売場所の特徴やおすすめの選び方を、実体験ベースでわかりやすく紹介します。
竹ひごとは?どんなときに使う素材?
まず「竹ひご」とは、竹を細く割って棒状にした素材のことです。軽くて丈夫、しなやかに曲がる性質があるため、昔から日本では幅広く利用されてきました。たとえば、
- 凧や模型の骨組み
- 手芸やクラフトのフレーム
- 竹細工や籠(かご)づくりの材料
- 理科や工作の自由研究素材
など、子どもから大人まで用途はいろいろ。天然素材ならではの風合いや香りも魅力のひとつです。
100円ショップで竹ひごを探す
まず手軽なのが、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップ。実は、これらの店舗にも竹ひごが並んでいます。園芸コーナーや工作用品売り場で見つかることが多く、10〜20本入りで税込110円ほどと非常にリーズナブル。
初めて竹ひごを使う人や、少量だけ試したいときには最適です。子どもの自由研究や簡単な工作には十分な品質で、長さも30〜45cm前後が一般的。ただし、店舗ごとに取り扱い状況が違うため、確実に欲しい場合は店員さんに在庫を聞くのがおすすめです。
ホームセンターは種類とサイズが豊富
しっかりした素材を求めるなら、ホームセンターがおすすめです。カインズ、コーナン、コメリ、ジョイフル本田などでは、DIYや園芸コーナーにさまざまなサイズの竹ひごが並んでいます。
長さ90cm・直径3mmといった長尺タイプや、100本入りの業務用セットもあり、本格的な制作や工作にぴったり。素材のしなりや強度も安定しており、一定の品質を求める人に向いています。
また、ホームセンターによっては「竹丸棒」「竹材」として別の名称で販売されている場合もあるので、検索や店頭で確認してみましょう。価格帯は数百円から数千円まで幅広く、まとめ買いにも対応しています。
東急ハンズ・ロフトなどのクラフト専門店
より手芸やアート寄りの使い方をするなら、東急ハンズやロフトなどの大型雑貨店も要チェックです。これらの店舗では、クラフト素材コーナーに竹ひごが並ぶことが多く、工作だけでなく竹を使ったインテリア小物やアクセサリーづくりにも応用できます。
また、竹ひごのほかに木ひごや紙ひも、和紙などの素材も一緒に販売されているので、創作の幅を広げたい人にはうってつけです。専門スタッフが素材選びの相談に乗ってくれることもあるため、作品づくりのヒントを得たいときにも便利です。
文房具店・模型専門店での購入も可能
世界堂などの大型文房具店や、模型専門店にも竹ひごが置かれていることがあります。特にプラモデルや建築模型用の素材として、均一な太さ・精度の高い竹ひごを扱う店舗が多いのが特徴です。
竹ひごの断面がきれいに加工されていたり、太さのばらつきが少なかったりするため、精密な工作をする人に向いています。工作精度にこだわりたい人は、こうした専門店を探してみるとよいでしょう。
ネット通販で竹ひごを買うならどこ?
近くの店舗に在庫がない場合や、特定サイズの竹ひごが欲しいときは、ネット通販が便利です。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、太さや長さ、本数が細かく選べる商品が多数販売されています。
たとえば、Amazonで人気の「デビカ 竹ひご」は20本入りでリーズナブル。工作用として評判が高く、リピーターも多い商品です。ほかにも「OLYCRAFT 天然竹スティック」など、大量パックや海外製のクラフト用竹ひごも揃っています。
楽天市場では「竹ひご 100本 3φ×900mm」といった長尺・大容量タイプが多く、本格的な竹細工やDIYに適しています。Yahoo!ショッピングでも画材専門店が扱う竹ひごが販売されており、品質重視の購入がしやすいです。
ネット通販のメリットは、レビューを参考にしながら比較検討できる点。用途に合わせて「工作用」「クラフト用」「模型用」などで検索すると、自分に合った商品を見つけやすくなります。
竹ひごの選び方と注意点
竹ひごを選ぶときは、「太さ」「長さ」「本数」をまず確認しましょう。一般的な工作用途なら、直径2〜3mm・長さ30〜90cmが扱いやすいサイズです。
- 細い竹ひご(1〜2mm):模型や細工、繊細な作品に
- 中太(3〜5mm):工作・クラフト・装飾用に
- 太い竹ひご(6mm以上):凧や大型の骨組み、園芸支柱などに
また、天然竹を使っているため、色味や節の位置に個体差があります。完全な均一性を求める場合は、加工済み・研磨済みの商品を選ぶのが安心です。ネット通販では、商品説明欄に「節なし」「研磨仕上げ」などの記載があるものが高品質の目安になります。
竹ひごを使った手作りの楽しさ
竹ひごは、アイデア次第でさまざまな作品に活かせる万能素材です。たとえば、竹ひごをフレームにして和紙を貼れば、オリジナルのランプシェードやうちわが作れます。ミニチュア家具の骨組みや、竹トンボ、模型の橋なども人気の題材です。
自然素材特有の柔らかい香りと、手に伝わる質感は、プラスチック素材にはない温かみがあります。環境にもやさしく、再利用や廃棄も簡単な点も魅力です。手軽に使える素材ながら、工夫次第でプロ顔負けの作品づくりが楽しめます。
竹ひごが見つからないときの代用品
もし近くに取り扱いがない場合は、代用品を検討するのも一つの方法です。木ひごや竹串、園芸用の支柱などが代わりに使えることもあります。特に竹串は100均やスーパーでも手軽に買えるので、簡単な工作なら十分代用可能です。
ただし、竹ひごよりも折れやすく、長さや太さのバリエーションが限られるため、強度が必要な工作には不向きです。本格的に竹素材を使いたい場合は、やはり竹ひごを探すほうが無難です。
竹素材の魅力と文化的背景
竹ひごを通して、日本の竹文化に触れるのも面白い体験です。日本には古くから竹細工の伝統があり、別府や駿河などの産地では今も職人が手作業で竹ひごを作っています。竹を割り、削り、磨き上げて素材にする過程は、熟練の技術の結晶です。
また、各地の工房では竹細工体験や教室も開催されており、自分で竹ひごを作る体験ができる場所もあります。こうした体験を通して、素材の特性を肌で感じると、ものづくりの奥深さを実感できるでしょう。
竹ひごはどこで買える?まとめとおすすめの買い方
ここまで紹介してきたように、竹ひごは次のような場所で購入できます。
- ダイソーやセリアなどの100円ショップ
- カインズ・コメリなどのホームセンター
- 東急ハンズ・ロフトなどのクラフトショップ
- 模型店や文房具店(世界堂など)
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販サイト
すぐに手に入れたいなら100均やホームセンター、本格的に選びたいならネット通販が便利です。太さ・長さ・本数を確認し、用途に合った竹ひごを選ぶことが大切です。
竹ひごは、手軽さと奥深さを併せ持つ素材。工作や手芸、クラフトの世界を広げてくれるアイテムです。お気に入りの一本を見つけて、あなたの創作活動に活かしてみてください。
