「蜜蝋ってどこで買えるの？」──キャンドル作りやハンドメイドを始めた人なら、一度は思う疑問かもしれません。
天然素材の蜜蝋は、香りもやさしく、見た目もどこか温かみがある人気の素材。けれど、意外とどこで売っているのかわかりにくいですよね。
この記事では、蜜蝋を買える場所をオンライン・実店舗の両方から詳しく紹介します。
蜜蝋とは？自然の恵みから生まれた万能素材
蜜蝋（みつろう）は、ミツバチが巣を作るときに分泌する天然のロウ。
英語では「beeswax（ビーズワックス）」と呼ばれ、古代からロウソクや化粧品、医療軟膏など幅広く使われてきました。
特徴は、何といっても自然由来のやさしさ。
人工ワックスとは違い、独特の甘い香りと滑らかな質感があり、燃やすと空気が柔らかくなるような心地よさを感じます。
しかも燃焼時間が長く、ススが出にくいのもポイントです。
蜜蝋はキャンドル作りだけでなく、
・リップクリームやハンドクリームなどの手作りコスメ
・木製家具のワックスがけ
・革製品の保護や艶出し
・蜜蝋ラップ（再利用できるエコラップ）
といった暮らしの中の“自然派アイテム”にも幅広く活躍しています。
蜜蝋が買える場所①：ネット通販で手軽に購入
最も手軽なのがネット通販。最近ではキャンドル素材や手作りコスメ材料として、さまざまな種類の蜜蝋が販売されています。
Amazon（アマゾン）
検索窓に「蜜蝋」または「beeswax」と入力すると、ブロックタイプ・ペレットタイプ・国産・海外産など幅広くヒットします。
特に人気があるのは、使いやすい小粒タイプの精製蜜蝋。溶けやすく、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
口コミも豊富なので、用途や品質を比較しながら選べます。
楽天市場
楽天市場では、手作りキャンドルやアロマ素材のカテゴリで多数の蜜蝋が見つかります。
精製済みの白いタイプから、ナチュラルな黄色の未精製タイプまで揃っており、レビュー数も多いのが特徴。
ハンドメイドショップやアロマ専門店が出店しているため、信頼性の高い素材を探す人におすすめです。
Yahoo!ショッピング
PayPayポイントを貯めながら購入したいならYahoo!ショッピングも便利。
「蜜蝋 キャンドル材料」「国産 蜜蝋」などのキーワードで検索すると、クラフト向けや国産素材など目的別に探しやすいです。
Qoo10・Creema・minne
ハンドメイド作家や個人ショップが販売するオリジナルの蜜蝋やキャンドルも注目。
Creemaでは「日本蜜蜂の蜜蝋」など、こだわりの国産素材を扱う出品者も多く、品質重視の人にはぴったりです。
minneでは手作りキャンドルの完成品を購入できるため、材料と仕上がりを比較したいときにも役立ちます。
蜜蝋が買える場所②：実店舗で購入できるお店
「実際に見て選びたい」「質感や香りを確かめたい」という人には、実店舗での購入もおすすめ。
以下のようなお店で蜜蝋や蜜蝋キャンドルを見つけることができます。
東急ハンズ
DIYやハンドメイド材料が充実している東急ハンズは、蜜蝋の取り扱いがある代表的な店舗。
店舗によってはキャンドル材料コーナーに精製蜜蝋や芯、型なども並んでいます。
スタッフに相談すれば、初心者でも用途に合った商品を選べます。
ロフト（LOFT）
雑貨好きに人気のロフトでも、アロマキャンドルやナチュラルクラフト用品のコーナーで蜜蝋キャンドルを見かけることがあります。
特に冬季やクリスマスシーズンは、ギフト需要が高まるため種類が増える傾向にあります。
カルディコーヒーファーム
意外な穴場がカルディ。輸入食品中心ですが、海外ブランドの蜜蝋キャンドルやハンドメイド素材を期間限定で販売することがあります。
天然素材にこだわる人には嬉しい発見かもしれません。
手芸店・クラフトショップ
ユザワヤやABCクラフトなどの大型手芸店でも、蜜蝋ペレットやキャンドル材料を取り扱っています。
一緒に芯や香料、型などもそろえられるため、初心者が一式そろえるには最適です。
蜜蝋が買える場所③：専門店・自然素材ショップ
もう少し本格的に蜜蝋を選びたい人は、専門店や自然派ショップをチェックしましょう。
精製度や原産地、オーガニック認証など、こだわり派向けの商品がそろっています。
アロマ・ナチュラル素材専門店
アロマショップでは、精油やキャリアオイルと並んで蜜蝋が販売されています。
たとえば「なごみアロマ」や「生活の木」などでは、コスメづくりやキャンドル用の小粒タイプが人気。
品質が安定しており、成分表記も明確なので安心して使えます。
オーガニックショップ
オーガニック志向の店舗では、化粧品原料としての蜜蝋が見つかることがあります。
肌に直接使う場合は、食品・化粧品グレードの蜜蝋を選ぶのがポイントです。
オーガニック認証（USDAやECOCERTなど）付きなら、より安心して使えます。
蜜蝋の選び方：精製・未精製・形状をチェック
蜜蝋にはいくつかのタイプがあり、用途によって選び方が変わります。
精製蜜蝋
不純物を取り除いているため色が白く、無臭に近いタイプ。
コスメやリップクリームづくりなど、香りを付けたい場合に最適です。扱いやすく、初心者にもおすすめ。
未精製蜜蝋
自然の香りや色をそのまま残したタイプ。
キャンドルにするとほのかに蜂蜜の香りが漂い、ナチュラルな風合いが楽しめます。
ただし、コスメ用途では刺激が出ることもあるため注意が必要です。
形状で選ぶ
・ブロックタイプ：まとめて購入できるが溶かすのに時間がかかる。
・ペレットタイプ：少量ずつ使いやすく、均一に溶けるので初心者向け。
・シートタイプ：ロウソクを巻いて作る体験向け。火を使わずに成形できる。
蜜蝋を使ったおすすめの楽しみ方
せっかく蜜蝋を手に入れるなら、いろいろな活用方法を試してみましょう。
蜜蝋キャンドル作り
小鍋で湯煎しながら蜜蝋を溶かし、芯を立てた容器に流し込むだけで簡単に作れます。
色を付けたい場合は専用の顔料やクレヨンを少量混ぜてもOK。香りづけにはエッセンシャルオイルが最適です。
蜜蝋ラップ
布に蜜蝋を溶かして染み込ませるだけで、繰り返し使えるラップが完成。
プラスチックごみを減らすエコアイテムとして注目されています。
手作りコスメ
精製蜜蝋にホホバオイルやシアバターを混ぜるだけで、天然素材のリップクリームやハンドバームが作れます。
肌に使う場合は、必ず化粧品グレードの蜜蝋を選びましょう。
蜜蝋を買う前に確認したい注意点
・品質表示を確認する：食品・化粧品用途の場合は「化粧品原料」「食品添加物」などの記載があるものを。
・保存方法：直射日光や高温多湿を避け、密閉容器で保管。
・用途を明確にする：キャンドル用・コスメ用など、目的に合ったグレードを選ぶことが重要です。
また、個人輸入や海外通販を利用する場合は、成分表記や安全基準をよく確認してから購入しましょう。
蜜蝋はどこで買える？まとめとこれからの楽しみ方
蜜蝋は、Amazonや楽天などの通販から東急ハンズやロフトといった実店舗、さらにはアロマ専門店まで、さまざまな場所で購入できます。
精製・未精製、ブロック・ペレットなど、種類も豊富。用途に合わせて選ぶことで、手作りキャンドルやナチュラルコスメがより楽しくなります。
自然の香りとやわらかな光を持つ蜜蝋は、忙しい日常を少しだけ穏やかにしてくれる素材。
ぜひ自分に合った蜜蝋を見つけて、ハンドメイドの世界を楽しんでみてください。
