撮影や作品づくりのときに、「背景がもう少しきれいに見えたらいいのに」と思ったことはありませんか? そんなときに活躍するのが「背景紙」です。写真や動画撮影のほか、工作やディスプレイ、イベント装飾にも使える万能アイテム。今回は、背景紙がどこで買えるのか、用途別におすすめの販売店を詳しく紹介していきます。
背景紙とは?撮影・工作・ディスプレイなど用途いろいろ
背景紙(バックペーパー)は、被写体の後ろに敷いたり掛けたりして背景を整えるための紙のことです。
プロカメラマンが使う大きなロール紙タイプから、SNS撮影やハンドメイド作品の写真撮影に使えるA3サイズ程度のシートまで、種類はさまざま。
紙ならではのマットな質感が特徴で、光の反射を抑えて被写体を引き立ててくれます。
また、工作や展示、商品パッケージの撮影などでも「背景の色や模様を変えるだけで雰囲気がガラッと変わる」と人気です。
背景紙には大きく分けて次のようなタイプがあります。
- 撮影用背景紙(ロールタイプ):スタジオ撮影向け。幅1.3〜2.7mほどで、人物撮影や大きな商品に対応。
- 撮影シート・背景ボード:テーブルフォトや小物撮影用。A3〜A2サイズが主流。
- デザイン背景紙:木目柄や大理石柄など、SNS映えするパターンデザイン。
- クラフト・工作用背景紙:紙の厚みがあり、切ったり貼ったりして使えるタイプ。
家電量販店で買える背景紙:撮影用の定番アイテム
撮影用の本格的な背景紙を探すなら、家電量販店のオンラインストアが便利です。
とくに「ヨドバシカメラ」や「ビックカメラ」などのカメラ用品コーナーでは、プロが使うブランドの背景紙が揃っています。
ヨドバシ.comでは、「バックペーパー(背景紙)」というカテゴリがあり、Savage(サベージ)やスーペリア、メンテなど定番ブランドの無地背景紙を多数取り扱っています。
白・黒・グレーだけでなく、パステル系や鮮やかな色までラインナップが豊富。2.0m以上の幅がある大型ロールもあり、人物撮影や商品撮影に最適です。
ビックカメラの通販サイトでも、スタジオ撮影用の背景紙や背景布、グラデーションペーパーなどを販売しています。
商品ページではサイズ・素材・用途が詳しく書かれているため、初めてでも選びやすいのが魅力。実店舗ではカメラコーナーに在庫がある場合もあります。
家電量販店の強みは、信頼できる撮影機材ブランドの商品を正規ルートで購入できること。
品質重視・プロ仕様の環境を整えたい人におすすめです。
Amazon・楽天で買える背景紙:種類・価格の幅が広い
最も手軽に探せるのは、やはりネット通販。
Amazonや楽天市場では、撮影用背景紙からデザインペーパー、背景シートまで驚くほどの種類が並んでいます。
Amazonでは「背景紙 撮影用」や「バックペーパー」と検索すると、ロールタイプや折りたたみ背景シート、卓上撮影用の背景ボードなどが豊富にヒットします。
SavageやNEEWERといった海外ブランドのほか、コスパの良いノーブランド品も多く、レビュー数を参考に選ぶのもおすすめです。
楽天市場では、「撮影用背景紙」「背景シート」などのキーワードで検索可能。
価格比較やレビュー評価、ポイント還元率などを見ながら自分に合ったものを探せます。
小物撮影向けのA3・A2サイズや、折りたためる布タイプなども人気で、写真撮影だけでなく動画配信やリモート会議の背景用に買う人も増えています。
ネット通販の魅力は、種類の豊富さと手軽さ。
自宅まで届くため、大型サイズの背景紙や複数色セットも気軽に注文できます。
100円ショップで買える背景紙:SNS撮影や工作に最適
「もっと気軽に試したい」「小さいサイズで十分」という場合は、100円ショップがおすすめです。
ダイソー、セリア、キャンドゥなどでは、背景紙や撮影用シートが季節ごとに多数登場しています。
たとえば、木目柄・大理石柄・布地風などの「背景シート」は、テーブル撮影やアクセサリー写真にぴったり。
SNS投稿用の写真をおしゃれに見せたい人に人気です。
A4サイズ程度が主流で、折りたためば保管も簡単。水に強いPP素材や、リバーシブルタイプもあります。
また、画用紙やクラフトペーパー、フェルトシートなどを背景紙代わりに使う人も多いです。
組み合わせ方次第で、安価でもクオリティの高い撮影背景を作ることができます。
100円ショップの最大の魅力は、コスパと入手のしやすさ。
まずは色や柄を試して、撮影に合うトーンを探したい人にぴったりです。
ホームセンター・文房具店:大判紙やクラフト素材が充実
ホームセンターや文具専門店も、背景紙の隠れた穴場です。
コーナン、カインズ、島忠などのホームセンターでは、DIYや工作用のクラフト紙・模造紙・ケント紙を販売しています。
これらは撮影背景にも応用でき、カッターで自由にサイズを調整できるのが魅力。
東急ハンズやロフトなどの文具店でも、大理石風や木目柄の背景紙、パターンペーパー、デザインボードなどが販売されています。
工作・展示用の厚紙も多く、背景として使いやすい素材が見つかります。
ホームセンターで買うメリットは、大きなサイズの紙をその場で確認して買えること。
質感や色合いを実際に確かめられるので、撮影の仕上がりをイメージしやすいです。
海外ブランド・専門メーカーの背景紙
プロ向けの本格撮影を行う人には、海外の背景紙メーカーも人気です。
代表的なのが、アメリカの「Savage Universal」。
このブランドは世界中のスタジオで使われており、豊富なカラーと均一な質感で知られています。
マットな紙質が光の反射を抑え、被写体の色を自然に引き立ててくれます。
ほかにもスーペリア、メンテ、ロールアンドロールといったメーカーがあり、サイズやカラーバリエーションが細かく選べます。
これらは国内の撮影機材ショップやオンラインストアでも購入可能です。
高品質な背景紙を長く使いたいなら、ブランド品の耐久性と発色の良さを重視するのも良い選択です。
背景紙を選ぶときのポイント
背景紙は、ただ「色や柄」で選ぶだけではなく、撮影環境や被写体に合わせることが大切です。
選び方のコツをいくつか紹介します。
- 光の反射をチェックする
光沢のある紙は反射しやすく、被写体がテカって見えることがあります。マットタイプを選ぶと安心。 - サイズを被写体に合わせる
人物撮影なら2m以上、テーブルフォトならA3程度が目安です。 - 折れにくい素材を選ぶ
折り目がつくと影ができるため、厚みのある紙や布タイプが便利。 - 色味で雰囲気を変える
白は清潔感、黒は高級感、ベージュや木目はナチュラル感を演出できます。
撮影用だけでなく、ハンドメイド作品の背景や動画配信の backdrop(背景)にも活用できます。
使い方次第で印象が大きく変わるため、いくつかの色を揃えておくのもおすすめです。
背景紙の代用品とアレンジ活用術
必ずしも「専用の背景紙」を買う必要はありません。
たとえば、模造紙・画用紙・布・壁紙シートなども立派な代用品になります。
アイロンをかけた布や、カーテンを背景に使うだけでも十分きれいな写真が撮れます。
また、100均のリメイクシートやカラーボードを組み合わせると、安価でも撮影セットを作れます。
カラーボードを立ててL字型に配置すれば、影の出方もコントロールしやすくなります。
「背景紙は買うもの」という固定観念を外して、身の回りの素材を工夫して使うのも楽しい方法です。
背景紙を保管・管理するときの注意点
背景紙は紙素材が多いため、湿気や折れに弱いのが難点です。
長くきれいに使うには、保管環境にも気を配りましょう。
- 直射日光を避ける
- 湿気の少ない場所に立てて保管する
- 使用後は埃を払って丸める
- 汚れた部分はハサミでカットして使い回す
特にロールタイプは大きいため、背景紙ホルダーや専用スタンドを使うと管理しやすくなります。
背景紙はどこで買える?撮影用や工作向けおすすめ販売店紹介
ここまで紹介したように、背景紙は次のような場所で購入できます。
- 家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ)
- ネット通販(Amazon・楽天市場)
- 100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
- ホームセンター・文具店(コーナン・ロフト・東急ハンズ)
- 海外メーカー直販サイト(Savageなど)
目的に応じて選ぶのがポイントです。
プロ撮影なら専用のバックペーパー、SNSや趣味の撮影なら100均シートやクラフト紙でも十分。
工作や展示用としても、背景紙はアイデア次第でさまざまに活用できます。
「背景紙はどこで買える?」と検索している人は、撮影環境を整えたい人や作品をより美しく見せたい人が多いはず。
一度使ってみると、その便利さと表現の幅に驚くはずです。
ぜひ自分のスタイルに合った背景紙を見つけて、写真や作品づくりをもっと楽しんでください。
