伊勢名物として知られる「赤福」。柔らかなお餅と、なめらかなこし餡の絶妙なバランスで、長年多くの人に愛されてきた銘菓です。そんな赤福を「東京で買いたい！」という声はとても多いですよね。ですが、いざ探してみると「どこにも売っていない」「いつも買えない」という人も少なくありません。そこで今回は、赤福が東京で買える場所、販売イベント、そして確実に手に入れるための方法をわかりやすく紹介します。
赤福とはどんなお菓子？
まずは改めて、赤福というお菓子の魅力をおさらいしておきましょう。
赤福は三重県伊勢市に本店を構える老舗和菓子店「赤福」が作る餅菓子で、創業はなんと1707年（宝永4年）。300年以上続く伝統の味として,伊勢神宮参拝のお土産に欠かせない存在です。
特徴は、柔らかく炊き上げたもち米を使ったお餅の上に、北海道産小豆のこし餡を波型にのせた形。赤福餅の三本の線は、伊勢の五十鈴川の清流を表しています。甘すぎず上品な味わいで、世代を問わず人気があるのも納得です。
東京に赤福の常設店はある？
結論から言うと、東京都内に赤福の常設販売店はありません。
伊勢本店や名古屋・大阪など一部地域には直営店がありますが、東京では常時販売している店舗は現状存在しません。
そのため、赤福を東京で買いたい場合は「期間限定イベント」や「物産展」「アンテナショップの特別販売」を狙うのが基本となります。
東京で赤福を買える場所①：東京駅の期間限定ショップ
もっとも注目されている販売場所のひとつが、東京駅で定期的に開催される赤福のポップアップショップです。
特に「東京ギフトパレット」や「グランスタ東京」などの商業施設内で、週替わり出店「WEEKLY PALETTE」などに登場するケースが多くあります。
直近では、2025年11月26日〜12月9日に東京ギフトパレット内で赤福の特別販売が行われました。ここでは定番の「赤福餅」に加え、人気の「白餅黒餅」や季節限定商品「燦マロン餅」「燦チョコ餅」なども販売。さらに「五十鈴茶屋」の和菓子や「季の羊羹」など、普段東京では手に入りにくい商品も並び、連日行列ができたそうです。
東京駅のイベントスペースはアクセスが抜群で、出張帰りや旅行のついでに立ち寄れるのが大きな魅力。出店期間は限られていますが、タイミングが合えば一番手軽に購入できるチャンスです。
東京で赤福を買える場所②：百貨店の催事・物産展
東京では、有名百貨店で開催される「全国うまいもの大会」や「ご当地グルメフェア」などでも赤福が登場します。
たとえば2025年12月上旬には、松坂屋上野店で開催された催事に赤福が出店。定番の赤福餅に加え、「白餅黒餅」や「赤福ぜんざい」などの季節限定商品も販売され、多くの来場者で賑わいました。
また、大丸東京店、京王百貨店新宿店、高島屋日本橋店などでも、年に数回「伊勢・三重フェア」が行われる際に赤福が販売されることがあります。こうした催事は一週間程度の短期開催が多いので、各百貨店の公式サイトやチラシで事前チェックしておくのがコツです。
東京で赤福を買える場所③：三重テラス（日本橋のアンテナショップ）
東京で比較的安定して三重県の名産品が手に入るのが、**日本橋にある三重県のアンテナショップ「三重テラス」**です。
ここでは赤福が定期的に販売されるわけではありませんが、イベント期間中や特別フェアの際に登場することがあります。
2025年9月には「赤福生羊羹」が三重テラスで販売され、東京初登場として話題を呼びました。こうした限定商品は催事やアンテナショップだからこそ出会えるもの。赤福の新商品や限定スイーツを探したい人には、三重テラスの情報をフォローしておくと良いでしょう.
東京で赤福を買える場所④：羽田空港の期間限定販売
出張や旅行前後で買える場所としておすすめなのが、羽田空港の期間限定ショップです。
2025年9月12日〜24日には、羽田空港第1・第2ターミナルに赤福の特別販売ブースが設置されました。ラインナップは赤福餅、白餅黒餅、水ようかん、どらやきなど多彩。搭乗前に伊勢の味をお土産にできるとあって、国内外の旅行客にも人気でした。
空港の催事はアクセス面で非常に便利ですが、販売期間が短いため、旅行シーズンや連休時期には事前に公式サイトで確認しておくのがおすすめです.
オンラインでも赤福を買える？通販の現状
「東京ではなかなか買えない…」という人に朗報です。
赤福は公式オンラインショップでも注文が可能です。ただし、赤福餅は生菓子のため日持ちが非常に短く、配送できる期間が限定されています.
販売期間はおおむね10月上旬〜翌年5月下旬の冬期限定。クール便での配送となり、到着後はすぐに食べきる必要があります.
夏場は品質保持が難しいため、通販での赤福餅の販売は休止されますが、その代わりに「赤福氷」「赤福のあん入りどらやき」などの常温・冷凍商品がラインナップに加わることもあります.
通販を利用すれば、東京にいながらでも季節によっては自宅で赤福を味わえるので、公式サイトをこまめにチェックしておくのがおすすめです.
赤福を買うときの注意点
東京で赤福を購入する際には、いくつかのポイントを覚えておきましょう.
- 常設販売ではないため、販売情報の事前チェックが必須.
- 数量限定・完売早期終了が多いので、開店直後を狙うと安心.
- 賞味期限は製造日を含めて2日と非常に短い。購入後はすぐに食べるのが基本です.
- イベント会場や百貨店によっては「冷暗所での保管が必須」などの注意書きがあるため、持ち歩き時間にも注意が必要です.
生菓子ならではの繊細さが赤福の魅力でもあるため、保存環境を整えて美味しいうちに味わうのが一番です.
赤福が買える最新情報の調べ方
赤福の販売情報は、公式サイトやSNSで随時発信されています.
特に公式X（旧Twitter）やInstagramでは、催事出店や新商品情報が早く告知される傾向があります.
また、「東京ギフトパレット」「三重テラス」「大丸東京店」などの公式サイトでもイベント情報ページに出店スケジュールが掲載されるので、チェックしておくと逃しにくいでしょう.
さらに、旅行メディアやニュースサイトでも「赤福が東京に期間限定登場！」といった記事が配信されることがあるため、GoogleニュースやYahoo!ニュースなどで「赤福 東京 販売」「赤福 催事」などのキーワード検索を定期的に行うのもおすすめです.
東京で赤福を買うおすすめの方法まとめ
ここまで紹介してきた情報を整理すると、赤福を東京で買うには次の4つのパターンがあります.
- 東京駅などのポップアップショップで期間限定購入
- 松坂屋・大丸などの百貨店催事で購入
- 日本橋「三重テラス」などのアンテナショップで購入
- オンラインショップで取り寄せ（冬季限定）
それぞれの販売場所・時期は不定期ですが、東京駅や羽田空港などアクセスの良い場所で開催されることが多いため、情報を押さえておけば比較的入手しやすくなります.
赤福は東京で買える？最新の販売傾向と今後の展望
改めてまとめると、赤福は東京で「いつでも買える」お菓子ではありません。しかし、百貨店や東京駅での催事、アンテナショップでの販売など、限定的ながらも確実に入手できるチャンスが増えています。
特にここ数年は首都圏での販売イベントが増えており、伊勢の味を東京でも楽しめる機会が徐々に拡大中。さらにオンライン販売も季節限定ながら対応しており、遠方でも手軽に購入できる時代になりました.
赤福ファンにとって、東京での販売情報はまさに「見逃せないニュース」。
最新の催事情報をチェックして、あなたも伊勢の味「赤福」を東京で楽しんでみてはいかがでしょうか.
