「速達で送りたいけど、速達切手ってどこで買えるの?」
急に書類や書簡を早く送りたいとき、郵便局が閉まっていたり、近くになかったりして焦った経験はありませんか?
この記事では、「速達切手」という言葉の正しい意味から、郵便局以外で切手を買える場所、そして急ぎのときに役立つ購入方法まで、わかりやすく解説します。
そもそも「速達切手」とは?専用の切手は存在しない
まず最初に知っておきたいのが、「速達切手」という専用の切手は存在しないということ。
速達郵便とは、通常より早く届けてもらうためのオプションサービスで、基本の郵便料金に速達料金を加算する仕組みです。
つまり、「速達切手を貼る」というのは、速達用の切手を買うことではなく、普通切手を組み合わせて速達料金を含めた合計額を支払うという意味になります。
たとえば25g以内の定形郵便を速達で出す場合、通常84円+速達料金290円=合計374円分の切手が必要です。
この374円分を、84円や100円、10円などの切手を組み合わせて貼る形になります。
郵便局で速達料金分の切手を購入するのが最も確実
速達を送りたいとき、最も安心で確実なのが郵便局での購入です。
郵便局では、普通切手・記念切手など額面を自由に選べるので、必要な合計金額にぴったり合わせた組み合わせを提案してもらえます。
窓口で「速達で送りたい」と伝えれば、重さを計測し、必要な料金をすべて計算してもらえるため、料金不足になる心配がありません。
そのまま郵便局員が手続きしてくれるので、貼り方を間違えることもなし。
支払いは現金のほか、局によってはクレジットカードや電子マネーにも対応しています。
さらに、一部の「ゆうゆう窓口」では、土日や夜間でも切手の購入・速達差し出しが可能です。
どうしても今日中に出したいときは、近くの郵便局にゆうゆう窓口があるか確認してみましょう。
郵便局が閉まっているときはコンビニでも購入可能
「今すぐ速達を出したいのに郵便局が閉まっている…」
そんなときに頼りになるのが、コンビニエンスストアです。
セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキなど、多くのコンビニでは切手を取り扱っています。
ただし、店内に陳列されていることは少なく、レジで店員さんに「切手ありますか?」と声をかけるのが基本です。
コンビニで扱っているのは主に普通切手で、額面も限られています。
たとえば84円や63円など、よく使われる定形用が中心。
速達料金分を組み合わせるために複数枚必要になることもあります。
支払い方法は店舗によって異なりますが、現金払いが基本。
電子マネーやクレジットカードが使えない場合もあるため、念のため現金を持っておくと安心です。
スーパーやドラッグストアでも買える場合がある
意外と知られていませんが、一部のスーパーやドラッグストアでも切手を販売しています。
サービスカウンターやレジで扱っていることが多く、「切手をください」と伝えると購入できます。
イオン、イトーヨーカドー、ライフ、マックスバリュなどの大型スーパーでは、日常の買い物ついでに買える点が便利です。
ただし、すべての店舗で取り扱っているわけではなく、在庫も店舗ごとに異なります。
あらかじめ電話で確認するか、サービスカウンターで尋ねてみると確実です。
ドラッグストアも同様に、調剤薬局併設タイプや地域密着型の店舗では切手を置いていることがあります。
とはいえこちらも店舗ごとの判断によるため、必ずしも購入できるとは限りません。
駅構内の売店やキオスクでも手に入ることがある
急ぎで出したい手紙を駅で出す場合、駅の売店やキオスクが便利です。
一部の駅売店では、ポストカードやはがきと一緒に普通切手を販売しています。
特に観光地の駅では記念切手などを扱っているケースも。
また、駅ナカにある「郵便局マーク(〒)」付き売店は、郵便サービスを委託されている店舗で、切手の販売も行っています。
ただし、速達の差し出し手続き自体は郵便局で行う必要があるため、切手だけ購入しておき、郵便局窓口で発送手続きを行うのが安全です。
ネットショップでも切手が買える
近くに郵便局がない、まとめて買いたいという場合は、オンライン購入も選択肢です。
郵便局のネットショップでは、普通切手や記念切手をインターネットで注文できます。
送料はかかりますが、公式販売なので安心です。
コレクション目的の特殊切手も多く、封筒を彩りたいときにもおすすめ。
また、Amazonや楽天市場などの通販サイトでも切手が出品されています。
ただし、これらは個人や業者による販売のため、定価より高い価格で取引されていることもあります。
送料や配送日数も考慮し、急ぎの場合は不向きです。
金券ショップなら安く買えることも
節約したい人に人気なのが、金券ショップでの切手購入。
金券ショップでは、未使用の切手が額面より少し安い価格で販売されています。
例えば100円切手が95円で買えるなど、小さな差でも枚数が多いと大きな節約になります。
ただし、金券ショップでは額面やデザインが限られており、速達に必要な金額分をそろえるのが難しいことも。
また、店舗によってはバラ売りをしていない場合もあるため、用途に合った金額を選びましょう。
速達料金の確認と貼り方のポイント
速達料金は、郵便物の重さによって異なります。
25g以内なら+290円、50g以内なら+350円といったように段階的に設定されています。
詳細は日本郵便の公式サイトで確認できます。
封筒には、左上に切手を貼り、右上に赤い線を3本ほど引くのが速達郵便の目印です。
封筒中央に「速達」と赤文字で書いてもOK。
コンビニポストなどに投函する場合も、この表示があれば速達として扱われます。
ただし、ポストの集荷時間を過ぎると翌日扱いになるため、本当に急ぐときは郵便局の窓口から出すのが確実です。
土日・夜間・緊急時に速達を出すなら
どうしても休日や夜に出したいときは、次の方法が便利です。
- ゆうゆう窓口のある郵便局を探す
→ 大都市や主要駅の近くには夜間・休日対応の窓口があります。 - 24時間営業のコンビニで切手を買う
→ 在庫がある店舗なら、切手を貼ってそのままポスト投函できます。 - ポストの最終集荷時間を確認する
→ 集荷時間を過ぎると翌日扱いになるため、夜遅くに投函する際は注意。
こうした工夫をすれば、休日でもできるだけ早く届けることが可能です。
まとめ:速達切手はどこで買える?
速達切手という専用のものはありませんが、普通切手を組み合わせて速達料金分を支払うことで、同じように速達郵便を利用できます。
主な購入場所は次のとおりです。
- 郵便局(確実・正確)
- コンビニ(24時間対応)
- スーパー・ドラッグストア(在庫は店舗次第)
- 駅売店(観光地で便利)
- 郵便局のネットショップ・通販サイト(まとめ買いに最適)
- 金券ショップ(安く買いたい人向け)
状況に応じて最適な方法を選べば、急ぎの郵便も安心。
速達で確実に届けたいときは、まずは必要な切手をしっかり用意して、早めに手続きを済ませましょう。
最後にもう一度――
速達切手はどこで買える?
答えは、「あなたの身近な場所、そしていつでも準備できる環境の中」にあります。
