「できるだけコスパのいい5Gスマホが欲しい」
そんな人に今注目されているのが、OPPOのエントリーモデル「OPPO A79 5G」です。
2万円台という価格ながら、大画面・ステレオスピーカー・おサイフケータイ対応など、普段使いにうれしい機能をしっかり備えています。
この記事では、実際に使って感じた「動作の速さ」「カメラ画質」「使いやすさ」を中心に、リアルな体験をもとにレビューしていきます。
大画面で見やすいデザインとディスプレイ
OPPO A79 5Gを手に取ってまず感じるのは、その「大きさ」と「見やすさ」。
6.72インチのフルHD+ディスプレイは発色が鮮やかで、動画やSNSも快適に楽しめます。
90Hzのリフレッシュレートに対応しており、スクロールもなめらか。SNSやニュースアプリをパラパラと読み進めるときの心地よさは、同価格帯のスマホではなかなか味わえません。
ベゼルは控えめで、パンチホール型のインカメラが中央上部に配置。全体的にシンプルでスッキリした印象です。
背面は指紋がつきにくいマット仕上げで、手に取ったときの質感も上々。カラーは定番の「ミステリーブラック」と、光の角度で色が変わる「グローグリーン」がラインナップされています。
サイズは165.6×76×7.99mmで、重量は193gほど。
片手操作は少し厳しいですが、大画面の見やすさと動画視聴の迫力を優先するなら納得のサイズ感です。
OPPO A79 5Gの動作速度を実際にチェック
気になるパフォーマンスは、MediaTek Dimensity 6020というチップを搭載。
このCPUはミドルクラス寄りの性能で、普段使いには十分。
SNS、YouTube、LINE、Googleマップなどはストレスなく動きます。アプリの切り替えもスムーズで、4GBのRAMでも「遅い」と感じることはほとんどありません。
とはいえ、3Dグラフィックの重いゲームではさすがに限界があります。
原神やPUBG MOBILEのような高負荷タイトルを中設定でプレイすると、シーンによってはカクつきを感じることも。
一方、カジュアルゲームやパズルゲーム、動画編集アプリの簡単な操作なら問題なし。
ColorOSのチューニングもあってか、アニメーションは軽快で、アプリ起動時のもたつきも少なめ。
ベンチマークでは7,000点前後と控えめな数値ですが、実際の体感では「価格以上」の快適さを感じる場面が多い印象です。
バッテリー持ちと充電の速さ
OPPO A79 5Gのバッテリーは5,000mAh。
この大容量が日常使いでは大きな安心感につながります。
1日中SNSや動画を見ても、夜までしっかり持ち、節電モードを使えば翌朝まで余裕で使えるほど。
さらに33WのSUPERVOOC急速充電に対応しており、約30分で50%までチャージ可能。
たとえば朝の支度時間や昼休み中でも、短時間でしっかり充電できます。
付属の純正アダプターを使えば発熱も少なく、安全面でも配慮されています。
この「充電の速さ+バッテリーの安心感」は、毎日の生活で実感できる強みです。
使いやすさを支える細かな工夫
OPPO A79 5Gは、スペック表に出ない「細かい使いやすさ」にも配慮されています。
まず便利なのが、おサイフケータイ対応(Felica搭載)。
通勤・通学の交通系ICやコンビニ決済など、日本の生活にしっかり馴染みます。
低価格帯でFelicaを搭載しているスマホは少ないため、この機能は非常に貴重です。
また、指紋認証と顔認証の両方に対応。
指紋センサーは側面の電源ボタン一体型で、ポケットから取り出すと同時にロック解除できる快適さ。
マスク着用時でもスムーズに使えるのはうれしいポイントです。
スピーカーはステレオ仕様で、音量も十分。
YouTubeやNetflixなどの動画再生では、音の広がりが感じられ、ボーカルもクリアに聴こえます。
イヤホンジャックも残されており、有線派にも優しい設計です。
カメラ性能をじっくりレビュー
OPPO A79 5Gの背面カメラは、5,000万画素のメイン+2MPの深度センサー。
AIが自動でシーンを認識し、人物・料理・風景などを適切に補正してくれます。
昼間の撮影では、自然で柔らかな色味が特徴。派手すぎず、肉眼で見た印象に近い写りです。
空の青や木々の緑なども自然に表現され、SNS投稿にもそのまま使えるレベル。
ポートレート撮影では背景のぼかしも滑らかで、被写体が引き立ちます。
一方、夜景や暗所撮影では少しノイズが出やすく、明るい場所での撮影に比べて解像感が落ちます。
ナイトモードを使うとある程度補正されますが、上位モデルのようなクリアさまでは求めにくい印象。
動画撮影は1080pまで対応。手ブレ補正は電子式で、歩き撮りでは多少の揺れを感じますが、静止撮影や定点撮りなら十分実用的です。
総じて、カメラ性能は「価格帯を考えれば満足」というレベル。
自然な発色を好む人にはちょうどよく、AI補正の派手さを避けたい層にも向いています。
実際の使い心地と評価まとめ
実際に数週間使ってみて感じた印象をまとめると、以下のようになります。
良かった点
- 画面が大きく明るい。動画視聴やSNSが快適。
- バッテリーが1日中余裕で持つ。
- おサイフケータイ対応で日常使いに強い。
- ステレオスピーカーの音質が良く、臨場感がある。
- シンプルなUIで誰でもすぐ使いこなせる。
惜しい点
- ゲームやカメラ性能はあくまで“価格なり”。
- RAMが4GBなので、重いアプリを多く開くと動作が鈍ることがある。
- 超広角レンズがないため、風景撮影の自由度は低い。
結論として、OPPO A79 5Gは「コスパを重視した実用的スマホ」として非常にバランスが取れています。
最新チップや高級感を求める人には向きませんが、「普段使いが快適で安定している機種」を探しているなら、間違いなく候補に入る一台です。
OPPO A79 5Gはこんな人におすすめ
- スマホに高いスペックを求めず、快適な日常使用を重視する人
- 初めてスマホを持つ家族やシニア層
- サブ機や仕事用スマホとして手軽に使いたい人
- 低価格でもおサイフケータイを使いたい人
コスパの良さを実感できる機能と、実用的な性能。
OPPO A79 5Gは“必要十分”という言葉がぴったりのスマホです。
OPPO A79 5Gレビューのまとめ
最後にもう一度ポイントを整理します。
OPPO A79 5Gは、2万円台という価格ながら、
- 大画面で明るい液晶
- 5000mAhバッテリーと急速充電
- おサイフケータイ対応
- ステレオスピーカー搭載
という、普段使いに必要な要素をしっかり押さえた良機種。
カメラやゲーム性能は控えめですが、スマホの基本をしっかり支えてくれる「堅実な1台」です。
軽快な操作性と安心感のある使い心地で、長く付き合えるスマートフォン。
“安くても満足できるスマホ”を探しているなら、OPPO A79 5Gは間違いなくおすすめです。
