清澄白河の静かな通りを歩いていると、ふと漂ってくる香ばしい肉の香り。その先にあるのが「3000日かけて完成した極上ハンバーガー FIELD」だ。
名前からしてインパクト抜群だが、実際に食べてみると、その意味が一口で理解できる。今回は、この話題のグルメバーガー店を実食し、味や雰囲気、こだわりの裏側まで詳しく紹介していく。
3000日という年月に込められたストーリー
店名の「3000日」は、オーナーがハンバーガーの完成に費やした日数を指している。約8年もの間、ニューヨークや国内の名店を食べ歩き、試行錯誤を重ねた結果ようやくたどり着いたのがこの“究極の一皿”だ。
オーナーは、ある日NYで食べたハンバーガーに衝撃を受け、「この感動を日本でも再現したい」と決意。肉の選定からバンズ、ソースに至るまで全てを自らの手で磨き続けたという。
その努力の証が「3000日」という数字であり、店の看板でもあり、ブランドの象徴でもある。単なる数字ではなく、味に対する執念そのものだ。
清澄白河・FIELDの場所と雰囲気
お店があるのは東京都江東区・清澄白河。木場公園や東京都現代美術館の近くに位置し、休日は散策がてら訪れる人で賑わっている。
外観はレンガ調で温かみがあり、まるでアメリカ郊外の小さなダイナーのよう。店内はウッドベースの落ち着いた空間で、壁にはアメリカンポスターが飾られ、照明も柔らかい。
カウンター席もあるので、ひとりでふらっと訪れても居心地がいい。天気の良い日にはテラス席もおすすめだ。
看板メニュー「極上肉づくしバーガー」を実食
FIELDの代名詞ともいえるのが「名物！！極上肉づくしバーガー」。
見た目のインパクトもさることながら、食べてまず驚くのは“肉の圧”。
国産牛100％の粗挽きパティは、ステーキをそのまま食べているようなジューシーさ。噛むたびに肉の旨味があふれ出す。
さらに、特製のミートソースがたっぷりとかけられており、10種類以上のスパイスをブレンドして煮込んだという濃厚な味わい。ソースが肉の旨味を引き立てつつ、全体を包み込むように調和している。
そして、このパティを支えるのがハニーブレッド・バンズ。
老舗ベーカリーと共同開発されたもので、外はカリッと香ばしく、中はふんわり。
ほんのり甘みがあり、肉の塩味と絶妙にマッチする。
バンズの存在が、肉とソースの濃厚さを上品にまとめ上げている。
一度で二度おいしい「肉×肉」の贅沢構成
極上肉づくしバーガーの最大の特徴は“肉の二重奏”。
パティの上には煮込みミートソース、さらに厚切りベーコンがのり、まさに「肉のトリオ」状態。
この三層構造が作り出す立体的な旨味は、まさに「3000日」の答えといっても過言ではない。
食感もバランスも計算され尽くしていて、肉の旨味を感じながらも重すぎない。
ソースがジューシーさを閉じ込め、最後まで飽きずに食べ進められる。
ポテトと一緒に頬張れば、幸福度はさらに上がる。
定番から個性派まで！豊富なバーガーラインナップ
FIELDの魅力は、メニューのバリエーションにもある。
クラシックバーガー、チーズバーガー、アボカドチーズバーガー、ハニーマスタードアボカドバーガーなど、王道から個性派まで幅広い。
特に人気なのが「アボカドチーズバーガー」。
自家製のアボカドペーストはフレッシュで、チーズとの相性も抜群。
ハニーマスタードソースはほんのり甘く、後味に爽やかな酸味が残る。
女性人気が高い理由も納得だ。
一方、がっつり派には「スモークベーコンチーズバーガー」がおすすめ。
香ばしいベーコンと濃厚チーズがパティに絡み、食欲を刺激する。
どのバーガーもボリューム満点だが、素材のバランスが良く、重すぎないのが不思議だ。
サイドメニューとドリンクも抜かりなし
バーガーだけでなく、サイドメニューも豊富。
定番のポテトフライはもちろん、チキンウィング、ピクルス、サラダなど、アメリカンな一品料理がそろっている。
ドリンクはクラフトビールやオリジナルレモネードが人気。
肉の旨味にぴったり合う組み合わせを楽しめる。
また、テイクアウトやデリバリーにも対応しており、木場公園でピクニック気分を味わう人も多い。
清澄白河の街並みにもよく似合うスタイルだ。
実際の口コミ・評判をチェック
SNSやレビューサイトを覗くと、「肉の旨味がダイレクトに伝わる」「一口で幸せになれる」といった好評の声が目立つ。
「看板に偽りなし」「お腹いっぱいで大満足」とのコメントも多く、リピーターが多いのも納得だ。
一方で、「混雑時は提供まで少し時間がかかる」「パティに硬い部分があった」など、細かな指摘も見られる。
ただし全体としての評価は非常に高く、グルメバーガー好きからの支持が厚い。
2年連続で「Japan Burger Championship」販売部門1位を獲得した実績も、その信頼を裏付けている。
3000日ハンバーガーFIELDが愛される理由
この店の魅力は、単に「おいしい」だけでは終わらない。
そこには、8年間にわたる研究と情熱が詰まっている。
一つひとつの工程に妥協がなく、「最高の一皿を作りたい」という気持ちがダイレクトに伝わる。
また、地域との調和も大切にしており、清澄白河という穏やかなエリアに自然に溶け込んでいるのも好印象だ。
観光客だけでなく、地元の常連も通う「街の名物店」として根付いている。
FIELDを訪れる前に知っておきたいこと
・人気店のため、週末のランチタイムは混雑必至。早めの来店がおすすめ。
・ハンバーガーはボリュームがあるので、空腹で挑むとちょうど良い。
・テイクアウトも可能だが、できれば焼き立てを店内で味わいたい。
・クレジットカードや電子マネーも利用可能。
住所は東京都江東区平野1-13-2。最寄りは東京メトロ清澄白河駅から徒歩約5分。
アクセスも良く、周辺の観光スポットと合わせて訪れやすい立地だ。
3000日かけて完成した極上ハンバーガーFIELDを食べてみて
「3000日かけて完成した極上ハンバーガー FIELD」は、ただのグルメバーガー店ではない。
それは、情熱の集大成であり、一口ごとに物語が感じられる特別な場所だ。
肉の旨味、ソースの深み、バンズの香ばしさ。
そのすべてが“3000日”という時間の重みを語っている。
清澄白河を訪れるなら、ぜひ足を運んでほしい。
あなたの「最高のハンバーガー体験」が、ここで更新されるはずだ。
