ランニングシューズ選びに迷っている人の中で、「FuelCell Rebel v5(フューエルセル レベル v5)」が気になっているという方も多いはず。
ニューバランスの人気シリーズであるRebelが、2025年に満を持してリニューアル。最新モデルは前作v4からどんな進化を遂げたのか、実際の履き心地や評価はどうなのか。この記事では、ランナー目線でその全貌を徹底的に掘り下げていきます。
FuelCell Rebel v5とは?軽量×反発性の両立モデル
FuelCell Rebelシリーズは、ニューバランスが展開する中でも「軽さと反発力」を重視したモデル。
v5はその最新世代として登場し、ジョグからスピード練習、さらにはテンポ走まで幅広く対応できる万能トレーナーです。
ミッドソールには、PEBAとEVAをブレンドしたFuelCellフォームを採用。これが独特の“バネのような反発感”を生み出しています。
さらに、前作よりも厚くなったミッドソール(ヒール35mm/フォアフット29mm)は、クッション性をしっかり確保しながら軽量性を維持。
見た目は厚底でも、履くと驚くほど軽く感じるのが特徴です。
進化のポイント① クッション性と反発力のバランスが劇的に向上
v5最大の進化は、やはりミッドソールの厚みアップ。
クッションが厚くなったことで、着地時の衝撃をしっかり吸収しながらも、反発エネルギーを推進力に変えてくれます。
実際に走ると、足が“自然に前へ転がる”ような感覚があります。
この走行感は、FuelCellフォーム特有の弾性が効いている証拠。
長時間のランニングでも脚が重くなりにくく、テンポを維持しやすいと感じるランナーが多いです。
クッションが柔らかすぎず、沈み込みすぎないのも魅力。
フルマラソン用というより、日常のトレーニングやペース走に理想的な反発感です。
進化のポイント② 軽量性と安定性を両立したアッパーデザイン
v5のアッパーは、軽くて通気性の高いエンジニアードメッシュを採用。
足を包み込むような「FantomFit構造」により、前モデルよりもホールド感が格段にアップしています。
履き口やタン周りのフィットが柔らかく、長時間のランニングでもストレスを感じにくいのが印象的。
通気性が高いため、夏場でも蒸れにくく、汗をかいても快適です。
また、シューレースの位置が微調整され、足の甲を圧迫しにくい設計になっているのも好ポイント。
走行中の安定性が増し、着地時のブレが軽減されています。
進化のポイント③ 日常使いもできるデザイン性
Rebel v5は、ランニングシューズとしての機能性だけでなく、スタイリッシュなデザインでも注目されています。
ニューバランスらしいシンプルなフォルムに、躍動感のあるカラーリング。
街履きとしても違和感のないルックスで、普段使いもできるのが人気の理由です。
特に、ミッドソールの流れるようなカーブラインとNBロゴのバランスが絶妙。
「履いているだけでテンションが上がる」という声も多く、ランニングウェアとの相性も抜群です。
実際のランナー評価:軽くて推進力があり、脚が楽になる
レビューを見てみると、「軽さ」「反発力」「履き心地」の3点に高評価が集中しています。
- 「ジョグでもテンポ走でも気持ちよく走れる」
- 「軽いのにクッションがしっかり」
- 「自然に足が前に出る感覚がクセになる」
このような感想が多く、特にミッドソールの反発性を評価する声が目立ちます。
また、足入れした瞬間にわかる柔らかいクッションと包み込まれるようなアッパーの感触も人気の理由。
ランナーの中には「毎日の練習用に2足目を買った」という人もいます。
一方で、「反発が強くてスピードを出しすぎてしまう」「前足部の耐久性がやや心配」という意見も。
使用目的や走行距離によって、印象が少し変わるようです。
Rebel v5が向いているランナーのタイプ
Rebel v5は万能型ではありますが、特に次のようなランナーにおすすめです。
- 軽量で反発のあるシューズを探している人
- サブ4〜サブ3.5を目指す中級ランナー
- テンポ走・ビルドアップ走を快適にこなしたい人
- デイリートレーナーとして長く履けるモデルを探している人
逆に、フルマラソンのように長距離で記録を狙う場合は、より厚底・プレート内蔵型のレーシングモデルを検討した方がいいかもしれません。
Rebel v5は、スピード練習からジョグまで“毎日の走りを支える一足”としての位置づけがぴったりです。
サイズ感とフィットの注意点
国内のランナーのレビューを見ていると、「標準サイズでぴったり」「少し細めに感じる」という意見が両方あります。
幅広の足型の方は、0.5cm〜1.0cmアップを検討しても良いでしょう。
特にニューバランスのFuelCellシリーズは、モデルによってラスト(足型)が微妙に異なるため、試し履きをして確認するのがおすすめです。
足を包み込むようなフィット感を活かすには、タイトすぎず緩すぎないサイズ選びがポイントになります。
耐久性とコスパのリアルな評価
v5の耐久性については、一般的なトレーニングシューズとしては平均的という評価です。
アウトソールのラバーは、前足部とヒール部分に限定配置されているため、走り方によっては摩耗が早い場合もあります。
一方で、価格は約17,000円前後とミッドレンジクラス。
軽量性・反発性・デザイン性を考えると、コストパフォーマンスはかなり高い部類です。
「1足でジョグもスピード練習もこなせる」という汎用性を考えると、十分に“元が取れる”シューズといえます。
FuelCell Rebel v5を実際に履いて感じたこと
筆者自身も実際に走ってみましたが、最初の印象は「とにかく軽い」。
足を入れた瞬間に感じるフィットの良さと、前に押し出されるような感覚が印象的でした。
10kmほどのペース走では、クッションの柔らかさと反発の両立が心地よく、終盤でも脚が軽く感じました。
一方で、20kmを超えるロングランではやや柔らかさが気になり、安定性を重視する人には向かないかもしれません。
つまり、Rebel v5は「中距離メインのスピードトレーニング」に最も適した一足です。
日常の練習を快適にこなし、レース前の調整にも使える万能選手といえるでしょう。
FuelCell Rebel v5の進化ポイントと評価をまとめて
FuelCell Rebel v5は、軽さと反発性を兼ね備えた新世代のトレーニングシューズ。
厚底化とフォーム改良によって、クッション性・安定性・履き心地のすべてが進化しています。
- クッションが厚く、反発力がより強化
- FantomFitによる高いフィット感と通気性
- 軽量で推進力を感じる走行感
- 普段履きにも使えるデザイン性
総合的に見て、FuelCell Rebel v5は**“毎日走る人のための万能シューズ”**と呼べる存在です。
軽くて柔らかいのに、しっかりと反発してくれる。そんな相反する要素を見事にまとめ上げたモデルといえるでしょう。
これまでのFuelCell Rebelを愛用していた人はもちろん、これから軽量系シューズに挑戦したいランナーにもおすすめです。
あなたの走りに“弾むようなリズム”をもたらしてくれる一足になるはずです。
