バスケットボールシューズの中でも、毎回話題になる「カリー」シリーズ。ステフィン・カリーの名を冠したこのラインは、履き心地の良さと高いパフォーマンス性能で多くのプレイヤーに支持されています。
今回は、最新モデル「カリー12(Curry 12)」を実際の使用感をもとに、履き心地やクッション性、グリップ力などを徹底レビューします。
カリー12とは?最新モデルの概要
カリー12は、アンダーアーマー(Under Armour)が展開するステフィン・カリーのシグネチャーモデル第12弾。
これまでのシリーズで培われた軽さと安定性をベースに、新素材「UA Flow」をさらに進化させた構造が特徴です。ラバーソールを廃し、クッション材そのものでグリップと反発を実現する設計が注目を集めています。
アッパーには軽量かつ柔軟なエンジニアードメッシュを採用。足全体を包み込むようなフィット感で、動きの速いプレーにも追従します。
一方で、過度な補強を排しているため、自然な屈曲や足指の動きを邪魔しません。履いた瞬間から足に馴染むような柔らかさがあり、慣らし履きがほとんど不要という声も多く聞かれます。
UA Flowクッションの進化と履き心地
カリー12の履き心地を語る上で欠かせないのが「UA Flow」クッション。これはアンダーアーマー独自のフォーム素材で、ラバーを使わず軽量化と高反発を両立したものです。
一見シンプルなソール構造ですが、実際に履くと驚くほどの柔らかさと反発感があります。
ジャンプ時には沈み込みすぎず、着地では衝撃をしっかり吸収。まさに「軽くて柔らかいのに安定している」感覚です。
従来モデルよりもミッドソールの密度バランスが改善されており、前足部はやや硬め、かかと側は柔らかめという設計。これにより、加速時には反発力を生かし、ストップ時には着地の衝撃を吸収してくれます。
プレイヤーの動きに合わせて自然にサポートしてくれるのが、このモデルの大きな強みです。
フィット感と足への馴染み
アッパー素材には通気性の高いエンジニアードメッシュが採用されています。これにより、足全体を包み込むようなホールド感がありながら、蒸れにくい構造になっています。
特に足首や甲の部分にはやわらかいパッドが配置されており、長時間プレーしてもストレスを感じにくい仕上がりです。
履き口の形状も自然で、かかとをしっかりロックするヒールカウンターが安定感を高めています。急な方向転換でも足がシューズの中でズレにくく、安心してプレーに集中できます。
サイズ感は「いつも通り」で問題ないと感じる人が多く、ナイキなどの他ブランドと比べても標準的なフィットです。幅広の足でも違和感を覚えにくい設計で、多くのプレイヤーに対応できる汎用性があります。
クッション性のリアルな体感
実際に履いて感じるクッション性は、柔らかいだけではありません。
歩く、走る、ジャンプする――そのすべての動作で「地面との一体感」があるのがカリー12の特徴です。これはUA Flowの反発性能とグリップの良さが相乗効果を生んでいるから。
特にジャンプ後の着地で感じる安定感は秀逸で、沈み込みすぎないのにしっかり衝撃を吸収してくれます。
従来のフォーム素材のように“モチッ”とした弾力ではなく、“サクッ”とした軽快な反発感。軽やかに跳ね返すような履き心地は、敏捷性を重視するプレイヤーに理想的です。
一方で、柔らかすぎるシューズが苦手な人にもフィットします。過剰に沈む感覚がなく、地面を踏みしめる感覚をしっかり残しているため、スピード系ガードやシューターにも好まれています。
グリップ力と安定性のバランス
カリー12はラバーソールを使用していないにも関わらず、非常に高いグリップ性能を発揮します。
これはUA Flowの素材そのものが摩擦力を持つためで、床面をしっかりつかむような感覚があります。室内コートではキュッと止まる、あの心地よい感触を得られるでしょう。
ただし、ホコリの多いコートでは若干グリップが落ちることがあるという意見も見られます。とはいえ、簡単に拭けばすぐ回復するレベルで、実用上の問題はほぼありません。
安定性の面では、ソールの幅が適度に広く設計されており、横方向の動きにも強いです。
ヒール部分にはTPUプレートが組み込まれており、ねじれを抑制。プレー中のブレを防ぎ、怪我のリスクを軽減しています。
軽さが生むスピード感と疲労軽減
カリー12は片足約340g前後と非常に軽量。ラバーアウトソールを排した構造が、この軽さを実現しています。
軽いだけでなく、重心が低く感じられるため、俊敏な動きや切り返しがしやすいのが特徴です。
長時間プレーでも足が重くなりにくく、後半のパフォーマンス維持にも効果的。
また、軽量ながらクッション性がしっかりしているため、疲労を感じにくいというレビューも多く見られます。
軽さと安定感を両立している点で、シリーズの完成度は過去最高レベルと言えるでしょう。
デザインとカラー展開
デザイン面でもカリー12は非常に洗練されています。シリーズ特有のシンプルかつシャープなシルエットを踏襲しつつ、アッパーの編み目やラインの配置でモダンな印象を与えます。
「カリー12 DUB NATION」「カリー12 SUPERNOVA」「カリー12 Saturn」などのカラーバリエーションも人気で、コートでもストリートでも映えるデザインです。
特にカリー自身が着用する限定カラーはファンの間で人気が高く、コレクションアイテムとして購入する人も少なくありません。
ファッション性と実用性を両立した一足として、普段履きにも使えると好評です。
実際のユーザー評価とレビュー傾向
国内外のレビューを総合すると、カリー12は「履き心地」「クッション性」「軽さ」「グリップ力」の4点で非常に高評価です。
特に履き始めから快適に感じられる点、軽さと安定感のバランス、そしてプレー後の足の疲労感の少なさが好評の理由です。
一方で、「もう少しアーチサポートが欲しい」「コートが滑ると少し影響を受ける」といった細かな意見もありますが、全体的には完成度の高いモデルとして多くのユーザーが満足しています。
レビューサイトやSNSでも「過去最高のCurryシリーズ」との声が多く、プロからアマチュアまで幅広く支持されています。
カリー12はどんな人におすすめか?
カリー12は特に以下のようなプレイヤーにおすすめです。
- 素早い動きや切り返しを多用するガードプレイヤー
- 軽量シューズを好み、重さによるストレスを感じたくない人
- 柔らかさと反発を両立したクッションを求める人
- 一日中プレーしても快適な履き心地を重視する人
また、デザイン性の高さから、コート外での普段使いにも向いています。シンプルな服装にもマッチし、街履きとしても違和感がありません。
カリー12の履き心地とクッション性を改めて総括
最後に、カリー12の履き心地とクッション性について改めてまとめます。
UA Flowの進化によって、軽さとクッションの柔らかさ、そして安定性の三拍子が見事にそろいました。足を包み込むようなフィット感、反発性のあるクッション、安定したトラクション。どれを取っても高水準でバランスが取れています。
ステフィン・カリーのプレースタイルを象徴するように、スピード・コントロール・精密な動きを支える完成度の高い一足。
最新モデルにふさわしい進化を遂げた「カリー12」は、まさに“履いた瞬間から違いがわかる”シューズです。
軽さ、快適さ、反発力。どれも妥協したくないプレイヤーにとって、カリー12は確かな選択肢となるでしょう。
