ランニングやトライアスロンを本格的に楽しむ人なら、一度は気になるのが**ガーミン965(Garmin Forerunner 965)**。
このモデルは、ガーミンの中でもハイエンドに位置づけられるGPSスマートウォッチで、トレーニングの質を高めたい人や、日常の健康管理も一台で済ませたい人にぴったりです。
この記事では、実際に使って感じた使用感や機能のポイント、購入前に知っておきたい注意点までを徹底的にレビューしていきます。
ガーミン965とは?シリーズ最高峰のランニングウォッチ
ガーミン965は、人気のForerunnerシリーズの中でも最上位モデルとして登場しました。
従来モデルのForerunner 955をベースに、ディスプレイや操作性、素材が大きく進化しています。
まず目を引くのが、1.4インチのAMOLEDディスプレイ。
これまでの液晶タイプと比べて発色が圧倒的に鮮やかで、屋外の強い日差しの下でも視認性が高いのが特徴です。
タッチスクリーンと物理ボタンの両方で操作できるので、汗をかいた手でもスムーズに扱えます。
本体サイズは47.2×47.2×13.2mm、重量は約53g。
この軽さは長時間の装着でもストレスがなく、マラソンや登山、トライアスロンといった長時間の運動にも最適です。
デザインと装着感:高級感と軽さを両立
見た目の印象は「スポーティーさ」と「高級感」が絶妙に融合しています。
チタンベゼルを採用したことで質感が上がり、プラスチック感が強かった従来モデルよりも洗練された印象です。
スーツスタイルにも合わせやすく、日常使いにも違和感がありません。
シリコンバンドは柔らかく、肌触りがよい素材。
通気性があり、ランニング中の汗によるベタつきも少なめです。
実際に長時間着けていても、手首に圧迫感が少ないのが嬉しいポイントです。
バッテリー性能:長距離ランナーも安心の持続力
ガーミン965の魅力のひとつがバッテリーの持ちです。
スマートウォッチモードでは最大23日間、GPSモードでも最大31時間の連続使用が可能。
ほぼ一度充電すれば1週間以上は余裕で持つため、毎日充電する必要がありません。
「トレーニングの途中でバッテリー切れ」という心配も少なく、フルマラソンはもちろん、ウルトラマラソンやロングライドでも安心して使えます。
また、充電ケーブルは従来のガーミン共通規格で、既存のユーザーにも扱いやすい設計です。
GPS精度と測位性能:圧倒的な信頼感
ガーミン965は、GPS・GLONASS・Galileo・みちびきなど複数の衛星システムに対応しています。
さらに「マルチバンドGNSS」と「SatIQ」機能を搭載しており、環境に応じて最適な測位方式を自動選択。
高層ビルの多い都市部や山岳地帯でも安定した位置情報を取得できます。
実際に走ってみても、軌跡のブレが非常に少なく、トンネルや木々の下でも正確にルートを記録。
トレイルランやサイクリングでも信頼できるGPS精度を実感できます。
トレーニング機能:アスリート志向のデータ解析
ガーミンといえば、やはりトレーニングデータの解析機能が最大の魅力。
ガーミン965では、ランニングパワー、トレーニング負荷、トレーニングステータス、リアルタイムスタミナ、乳酸閾値(LT値)など、ランナーのパフォーマンスを細かく分析できます。
また、「レースウィジェット」機能が非常に便利。
登録した大会や目標タイムに対して、残り期間に応じたトレーニング計画を自動で提案してくれます。
これにより、無理なく効果的なトレーニングを継続できるのです。
さらに、VO2max(最大酸素摂取量)やリカバリータイム、トレーニングレディネスなども確認可能。
データをもとに「今日は走るべきか、休むべきか」を判断できるため、オーバートレーニングの防止にも役立ちます。
地図とナビ機能:未知のルートも安心
ガーミン965は、フルカラー地図を本体に内蔵しています。
ランニングやサイクリング中にルートを画面上で確認でき、進むべき方向をナビゲーションしてくれます。
特に「次の分岐までの距離」や「標高グラフ」がリアルタイムで表示されるのが便利。
トレイルランや初めて走る街でも、迷うことなく目的地にたどり着けます。
スマホを取り出さずに地図を確認できる点は、トレーニング中のストレス軽減にもつながります。
健康・日常機能:運動以外のサポートも充実
ガーミン965はトレーニングウォッチとしてだけでなく、日常の健康管理ツールとしても優秀です。
主な機能は以下の通りです。
- 24時間心拍数モニタリング
- 血中酸素トラッキング(SpO2)
- 睡眠スコアと睡眠段階分析
- 呼吸数・ストレスレベルの測定
- フィットネス年齢の推定
睡眠データの精度も高く、眠りの質や回復度を毎朝確認できます。
また、ランニングや筋トレの記録に加え、歩数・消費カロリー・階段上昇回数なども自動で記録されるので、日常の運動量を意識しやすくなります。
スマート機能:Suica対応で日常も便利に
ガーミン965はSuicaに対応しており、コンビニや駅の改札でも手首をかざすだけで支払いが完了します。
スマホを取り出さずに済むため、ランニング中や荷物が多いときにも非常に便利です。
スマートフォンと連携すれば、電話やメール、LINEなどの通知を受け取ることもできます。
音楽再生にも対応しており、SpotifyやAmazon Musicのプレイリストをウォッチに保存して、Bluetoothイヤホンで直接再生可能です。
実際の使用感:軽快でストレスのない操作性
実際に使ってみると、AMOLEDディスプレイの美しさと操作性の軽さが際立ちます。
タッチ操作はスムーズで、地図の拡大・縮小や画面の切り替えも快適。
一方で、ラン中の汗や雨でタッチが効かない場合でも、物理ボタンで確実に操作できるのは安心です。
また、通知やデータの反応速度も速く、全体的なレスポンスが良いのが印象的。
トレーニング中でもストレスを感じずに扱える完成度の高いUI設計です。
気になる点・デメリット
完璧に見えるガーミン965ですが、注意点もあります。
- スマート機能(音声アシスタントや通話など)は非対応
- 初心者には機能が多すぎて慣れるまで時間がかかる
- AMOLEDディスプレイは屋外でも見やすいが、設定によっては消費電力が増える
- 価格が高め(定価約8万円前後)
このあたりを理解した上で、自分の目的に合っているかを判断するのが大切です。
ガーミン965はどんな人におすすめ?
ガーミン965は、次のような人に特におすすめです。
- ランニングやトライアスロンを本格的に行っている
- 高精度のGPSとデータ分析でトレーニングを最適化したい
- 長時間の活動でも充電を気にせず使いたい
- 日常でも健康管理をしっかり行いたい
- デザイン性にもこだわりたい
逆に「スマートウォッチとしての多機能性を重視したい」人には、Apple Watch Ultraなどの方が向いているかもしれません。
ガーミン965は“トレーニングを中心に生活を設計する人”のための時計です。
ガーミン965の特徴と性能を実機レビューまとめ
ここまで紹介してきた通り、ガーミン965はランナーやアスリートの理想を詰め込んだハイエンドモデルです。
AMOLEDディスプレイの見やすさ、正確なGPS、豊富なトレーニング機能、健康管理、Suica対応など、どの角度から見ても完成度が高い仕上がりになっています。
高価格帯ではありますが、その価値を実感できる性能と体験を提供してくれる一本。
「走る」「鍛える」「整える」すべてをこの一本で完結したい人にこそ、ガーミン965は強くおすすめできるモデルです。
