通勤にちょうどいいスクーターを探している人の中で、最近注目を集めているのがスズキの「バーグマンストリート125EX」。
見た目は高級感がありつつも、価格は抑えめ。燃費の良さや快適な乗り心地も話題になっています。
この記事では、実際に走らせた印象をもとに「乗り心地・燃費・通勤での使い勝手」などを総合的にレビューします。
バーグマンストリート125EXとは?上質感あふれるシティスクーター
バーグマンストリート125EXは、スズキの125ccクラスの中でも“ゆとり”を感じさせる一台です。
全体のデザインは欧州テイストで、丸みのあるボディラインとワイドなフロントカウルが特徴。LEDヘッドライトを採用し、夜間でも視認性が高いのもポイントです。
エンジンは空冷SOHC125cc単気筒。最高出力は約8.6PS、最大トルクは10Nm前後と、街乗りにちょうど良いスペック。
さらに「EASS(Engine Auto Stop-Start System)」というアイドリングストップ機構も搭載されており、信号待ちなどで自動的にエンジンを停止し燃費を節約してくれます。
実走で感じた乗り心地の良さと安定感
まず印象的だったのは、シートの座り心地の良さ。クッションが厚めで、腰が沈み込みすぎない適度な硬さがあります。
街中を30分ほど走っても、お尻や腰に疲れを感じにくく、ロングライドにも十分耐えられるレベルです。
足元のスペースも広く、リラックスしたポジションで乗れるのが魅力。
特に身長170cm前後のライダーなら、膝に余裕があり、足を前方に伸ばすことも可能です。フラットなフロアは通勤時のバッグや買い物袋を置くのにも便利でした。
サスペンションはやや硬め。段差を越えるときに少し衝撃を感じることもありますが、その分コーナリング時の安定性が高く、ふらつくことはありません。
特に60km/h前後での走行ではしっかりとした安定感を維持してくれるので、高速道路の短い区間でも安心して走れます。
燃費の良さはクラス随一!実測でも50km/L前後
燃費性能については、カタログ値で約56.8km/L(WMTCモード値)とされています。
実際に街乗りと郊外を合わせて走った際の平均燃費は約49〜52km/L。
信号の多い市街地でも40km/L台後半をキープできたので、通勤などの短距離利用でも燃費性能の高さが体感できます。
タンク容量は5.5L。単純計算で一度の給油でおよそ250km前後は走行可能。
週5日の通勤で片道10km前後なら、1〜2週間は給油不要という計算になります。
アイドリングストップが効く場面ではさらに燃費が伸びることもあり、経済性の面でもかなり優秀です。
発進のスムーズさと扱いやすさ
125ccスクーターの多くは、発進時に少し“もたつき”を感じることがありますが、バーグマンストリート125EXは違いました。
静かなセル音とともにスッと動き出し、スロットル操作に対してリニアに反応します。
信号からの発進でも、流れに遅れることなく軽快。
低速域では静粛性も高く、振動も最小限に抑えられています。エンジンブレーキの効き具合も自然で、街中の細かい速度調整が非常にしやすい印象です。
一方で、加速を重視するスポーティなスクーターに比べるとパンチは控えめ。
しかしこれはあくまで“落ち着いた走り”を目指した結果であり、穏やかなフィーリングを求める人にはむしろ好印象です。
通勤用途での実用性は?ストレスの少なさが光る
通勤で毎日使う場合に重要なのは、取り回しのしやすさと信頼性。
その点、バーグマンストリート125EXは軽量な車体(約112kg)のおかげで押し歩きがラク。狭い駐輪場でも苦労しません。
信号待ちではアイドリングストップが自動で作動。ブレーキを離すとすぐに再始動し、渋滞中でもストレスを感じにくい設計です。
また、フロントには小物入れが2か所あり、左側にはUSBソケットも装備。スマートフォンの充電ができるのは通勤ライダーにとってかなり便利です。
夜間通勤でもLEDライトの明るさが十分で、暗い道でも安心。
ブレーキのタッチも軽く、前後連動ブレーキが標準装備されているため、急制動時も安定して停止できます。
収納スペースと装備も充実
シート下のラゲッジスペースは21.5リットル。
フルフェイスヘルメットはサイズによって入らない場合もありますが、ジェットヘルやレインウェア、工具類を収納するには十分な容量です。
加えて、足元フロアも広く、買い物帰りの荷物を置くなど実用的な使い方ができます。
また、メーターはフルデジタルタイプで、燃費や時計、オドメーターなどがひと目で確認できます。
スマートフォン連携機能は非搭載ですが、シンプルで視認性が高く、走行中でも必要な情報が瞬時に分かるのが魅力です。
デザインと質感:上品で落ち着いた印象
見た目の印象としては、同クラスのスクーターと比べてもかなり“大人っぽい”。
マットなボディカラーとメッキパーツの使い方が上品で、通勤や買い物だけでなく、休日の街乗りにも似合います。
メーター周りやハンドルの仕上げも良く、プラスチック感が少ないのもポイント。
どの角度から見ても「安っぽさ」を感じさせないデザインで、125ccスクーターの中では質感の高さが際立ちます。
バーグマンストリート125EXの弱点や気になる点
もちろん、完璧というわけではありません。
まず、足つき性についてはシート高780mmとそこまで高くないものの、シート幅が広いため小柄なライダーだと両足がべったりとは着きにくいです。
また、サスペンションの硬さを指摘する声もあり、路面のギャップを拾いやすい場面では少し突き上げを感じることもあります。
加えて、収納スペースにフルフェイスが入らない点を気にする人もいます。
しかし、このクラスでは一般的な仕様であり、日常使いには十分な容量といえるでしょう。
まとめ:通勤にも休日にも“ちょうどいい”スクーター
バーグマンストリート125EXは、通勤からちょっとした遠出まで幅広く対応できる万能スクーターです。
・燃費は実走でも50km/L前後
・座り心地がよく、安定感のある走り
・静かで滑らかなエンジンフィール
・アイドリングストップやUSB電源など実用装備が充実
これらのポイントから、「毎日の通勤を少しでも快適にしたい」「燃費が良く、上質な125ccスクーターが欲しい」という人には最適な一台です。
街乗りの扱いやすさと上質感を両立したバーグマンストリート125EX。
価格を抑えながらも、長く付き合えるスクーターを探しているなら、ぜひ一度チェックしてみてください。
バーグマンストリート125EXの乗り心地や燃費を総合評価
改めてまとめると、バーグマンストリート125EXは「快適」「経済的」「上質」という三拍子が揃ったモデルです。
燃費重視の通勤用としても、日常の移動を楽しくするセカンドバイクとしても満足度が高い仕上がり。
スズキらしい信頼性とメンテナンス性も加わり、125ccスクーターの新定番として十分におすすめできる存在です。
