カワサキが送り出したネオクラシックモデル「メグロS1」。
その名を聞いて懐かしさを覚える人もいれば、「どんなバイクなの?」と気になる人も多いはずです。
この記事では、実際のレビューや試乗情報をもとに、メグロS1の走行性能や乗り心地、そして購入前に知っておきたいポイントを詳しく紹介します。
メグロS1とは?伝統を受け継ぐ新時代のクラシック
メグロS1は、カワサキが誇る「メグロ」ブランドを現代に復活させた250ccクラスのネオクラシックバイクです。
メグロといえば、日本のオートバイ史の原点とも言える存在。1950年代にカワサキと技術提携し、現在のWシリーズのルーツとなったブランドです。
今回登場したS1は、そんな伝統を受け継ぎながらも、現代的な性能と快適性を兼ね備えたモデル。
外観はクラシックそのものですが、インジェクション化されたエンジンやABSなど、最新の技術をさりげなく取り入れています。
スペックは以下のような構成です。
- エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒(233cc)
- 最高出力:約18PS/7000rpm
- 最大トルク:約18Nm/5800rpm
- 変速機:6速リターン
- 装備重量:約143kg
- シート高:740mm
これだけ見ると、扱いやすさを重視したバイクであることが伝わってきます。
走行性能|街乗りもツーリングも気持ちよく走れる軽快さ
メグロS1の走行性能は、一言でいえば「軽快で扱いやすい」。
空冷単気筒エンジンの鼓動感が心地よく、低速域からトルクがしっかり出るので、街中の信号ストップや坂道発進でもストレスを感じません。
実際に試乗したライダーの多くが「トルク感が気持ちいい」「アクセル操作にリニアに反応する」と評価しています。
単気筒特有の“ドコドコ感”がありながらも、振動は適度に抑えられており、長時間乗っても疲れにくいのが印象的です。
加速性能は穏やかで、初心者にも優しいセッティング。
高速道路でも100km/h前後まではスムーズに巡航できますが、120km/hを超えるとさすがにパワー不足を感じるという声も。
そのため、長距離ツーリングよりも、下道でのんびり流すような走り方が似合います。
カーブでの安定感も抜群で、フロントの接地感がしっかり伝わってきます。
車体が軽く、ハンドル操作もスムーズ。コーナリング時の恐怖感が少ないので、初心者でも安心して峠道を楽しめるでしょう。
乗り心地|自然なポジションと低シート高が生む安心感
乗り心地の良さもメグロS1の魅力のひとつです。
シート高が740mmと低く、足つきが良いので、小柄なライダーや女性でも安心して取り回しができます。
車体の重さも約143kgと軽く、押し歩きやUターン時の扱いやすさも好評です。
乗車ポジションはややアップライトで、ハンドルまでの距離も自然。
長時間乗っても肩や腰への負担が少なく、ツーリング用途にも十分対応できます。
シートの形状はフラットでクラシカルな印象。
ただし、やや硬めという意見もあり、長距離ツーリングではクッション性の向上を目的にシートカスタムを検討する人もいるようです。
サスペンションはフロントがテレスコピック、リアがツインショック。
クラシックスタイルながら、動きはしっかりしており、路面の段差やギャップを穏やかに吸収してくれます。
街乗りでも不快な突き上げ感は少なく、しっとりとした乗り味です。
デザインとスタイル|クラシックの中に漂う品格
メグロS1を語るうえで欠かせないのが、その美しいデザインです。
ティアドロップ型の燃料タンク、メッキパーツ、スポークホイール、そして丸目ヘッドライト。
どこを切り取っても、まさに“正統派クラシック”という言葉がふさわしい一台です。
タンクにはメグロの象徴でもある**「M」エンブレム**が輝き、ブランドの伝統と誇りを主張しています。
メッキの輝きと深みのあるペイントは高級感があり、ガレージに置くだけで絵になる存在感。
一方で、メーターや灯火類はLED化されており、クラシックな雰囲気を損なわずに現代の快適性を実現しています。
「昔ながらの見た目で、今のバイクとしてちゃんと使える」──この絶妙なバランスが、メグロS1のデザイン最大の魅力です。
燃費と維持費|日常使いにも優しい経済性
メグロS1の燃費性能は、カタログ値で約40km/L前後。
実走行でも30〜35km/Lほどを記録するユーザーが多く、非常に優秀です。
燃料タンク容量は約11Lなので、航続距離はおおむね300〜400kmほど。
頻繁に給油する必要がなく、ツーリングでも安心して走れます。
維持費についても、軽二輪クラスならではの手頃さが魅力です。
自動車税は年3,600円程度、任意保険や消耗品のコストも抑えやすい範囲。
初心者ライダーが最初の1台として所有しても、金銭的な負担が大きくありません。
メグロS1の魅力をまとめると
実際のオーナーや試乗者の声を総合すると、メグロS1は次のような特徴を持つバイクといえます。
- 低速トルクが豊かで、街乗りでも楽しく走れる
- 軽量&低シート高で扱いやすい
- クラシックなデザインと上質な質感
- 燃費が良く、維持費も手頃
- 初心者にも優しい穏やかな特性
一方で、パワーを求める人には少し物足りないかもしれません。
しかし、スピードよりも“走る時間を楽しむ”タイプのライダーには、最高の相棒になり得る一台です。
購入を検討する前に知っておきたいポイント
メグロS1は、カワサキのW230シリーズをベースに開発されたモデルであり、部品や整備性は非常に安定しています。
カスタムパーツや純正オプションも豊富で、自分好みに仕上げる楽しみもあります。
価格は同クラスの250ccバイクと比べるとやや高めですが、その分仕上げの品質や所有感は格別。
メッキや塗装の美しさ、細部の造り込みを見ると、「価格以上の価値がある」と感じる人も多いようです。
また、リセールバリューも高く、メグロブランドの特別感が長く保たれるのもポイントです。
まとめ|メグロS1の走行性能と乗り心地を体感してほしい
メグロS1は、単なる“クラシック風バイク”ではありません。
伝統あるブランドの魂を現代に甦らせ、誰もが扱いやすく、どんなシーンでも楽しめるバイクに仕上がっています。
走行性能は穏やかで扱いやすく、乗り心地は上質。
街乗りからツーリングまで幅広く活躍できるうえに、眺めているだけでも満足感を与えてくれる。
そんな「持つ喜び」を感じられる一台です。
もしあなたが、スピードよりも“走る楽しさ”や“時間を味わう贅沢”を求めるなら、メグロS1は間違いなくその期待に応えてくれるでしょう。
メグロS1の走行性能と乗り心地を徹底レビュー!購入前に知るべき魅力とは──
この一台を選ぶことで、バイクと過ごす毎日が少し特別なものになるはずです。
