「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」に登場するメッサーF02。劇中ではマフティーの主力機として存在感を放ち、重厚なシルエットと高い機動力を併せ持つ機体として知られています。この記事では、その**メッサーF02型**の性能やガンプラとしての完成度、組み立て後の使用感までを、実際のレビューを交えながら徹底的に掘り下げていきます。
メッサーF02とは?閃光のハサウェイを象徴する主力モビルスーツ
まずは、この機体の背景からおさらいしましょう。
メッサーF02は、地球連邦に対抗する反政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」が運用する主力モビルスーツ。F01型の改良型として開発され、特に脚部に追加されたリフティング・フレア装甲が最大の特徴です。この装備により、地上でのホバー走行時の安定性と推進力が向上しています。
劇中では、巨大な機体サイズと相まって重厚感のある戦闘シーンが印象的で、「量産機でありながらもエース機のような存在感を持つ」と評されることも少なくありません。
HGUCメッサーF02の概要とスペック
ガンプラとしてのメッサーF02は、HGUC 1/144シリーズで立体化。一般販売のほか、プレミアムバンダイ限定版なども展開されています。価格帯はおおむね3,000円〜7,000円ほど。パーツ構成はしっかりしており、大型キットらしいボリュームが魅力です。
F01型との違いとしては以下のようなポイントがあります。
- 脚部リフティングフレア装甲が追加
- 頭部に指揮官アンテナを装備したパーツが付属
- 左手の平手パーツが新規造形で同梱
- 成形色が落ち着いたトーンで、より劇中イメージに近い印象に
パッケージからして迫力があり、組み立てる前から「存在感のあるキットだ」と期待が高まります。
組み立ててわかる完成度の高さ
実際に組んでみると、HGシリーズらしい手軽さの中にディテールへのこだわりが感じられます。
パーツの合いがよく、ストレスなく組み進められる印象。モノアイはシールによる色再現ですが、塗装派の人なら好みに合わせてカスタマイズも容易です。
注意したいのは、頭部のアンテナパーツ。非常に細く、取り付け時や塗装時に破損しやすいため、ピンセットで慎重に扱うのがコツです。
また、脚部のリフティングフレア装甲はパーツ点数が多く、構造的にやや複雑。取り付けの向きを間違えると保持力が落ちるため、説明書をよく確認しながら組むのがおすすめです。
可動域とポージング性能
見た目の重量感からは想像しにくいですが、可動域はなかなか優秀です。
肩や肘、腰など主要関節は広く動かせ、屈伸ポーズやライフル構えなども自然に決まる設計になっています。
特に脚部の動きが秀逸で、重装甲ながら立ち膝や片膝立ちも再現可能。関節にはKPS素材が使われており、スムーズに動かせる反面、保持力はやや緩めという意見もあります。
腰回りの装甲は大きめで干渉しやすいため、ポージング時に若干調整が必要。しかし全体としては、劇中のホバー走行や空中戦の再現も楽しめる自由度があります。
カラーリングとディテールの再現度
メッサーF02の魅力の一つが、その独特なカラーリング。紫と赤みがかったピンクの中間色で、他の量産機とは一線を画す存在感を放っています。
成形色の再現度は高めですが、細部の色分けはシールで補う部分が多め。特に脚部や膝周り、リフティングフレア装甲の細線部分は塗装で仕上げると、完成度が一気に上がります。
造形自体は非常にシャープで、ドムのような重量級MSを思わせるフォルムに仕上がっています。
肩アーマーのスパイク、背部スラスター、シールドといった各パーツも力強く、組み上げると“これぞマフティーの主力”という存在感。
武装とギミックの完成度
付属武器は、メッサーF02の定番装備であるビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベルの3点。
ビームライフルはしっかりとした造形で、手の平パーツと合わせて安定して保持できます。
シールドは大型で、左腕に装着した際の迫力が抜群。これを装備させるだけで、メッサー特有の“地上の主力機”らしさが引き立ちます。
ギミック面では、特筆すべき仕掛けは少ないものの、可動範囲を生かした構えポーズや戦闘シーン再現で十分に遊べる仕様です。大型機らしく、ゆったりとした動きの中に重量感を感じる点が魅力といえます。
組み立て後の安定感と飾り映え
完成後の印象は「とにかくデカい」。
1/144スケールとは思えないほどのボリューム感があり、同スケールの他機体と並べると圧倒的な存在感を放ちます。
ただし、重量バランスの関係で若干前のめりになりやすいため、飾る際には台座やスタンドの使用を推奨します。
腰関節が緩めの個体もあるようですが、軽く調整すればしっかり自立できます。
飾り映えに関しては文句なし。紫の装甲と赤いセンサー部分のコントラストが美しく、どの角度から見ても迫力あるシルエットが楽しめます。
メッサーF01との違いを感じる部分
F01型と並べてみると、メッサーF02型の改良ポイントがよくわかります。
脚部のリフティングフレアによってシルエットが横方向に広がり、より重厚で安定した印象を与えます。また、頭部アンテナによる指揮官仕様の雰囲気も相まって、全体的に「戦場での指揮を取るリーダー機」としての風格があります。
可動や保持の感覚はほぼ同じですが、メッサーF02型の方がパーツ構成が洗練されており、組みやすさが若干向上しています。どちらも完成度が高いキットですが、見た目の迫力を重視するならF02が一歩リードといえるでしょう。
総合評価:重厚感とバランスを両立した良キット
メッサーF02は、HGUCシリーズの中でも「重量級でありながらよく動く」という珍しいバランスを持つガンプラです。
- 組み立てやすさ:★★★★☆
パーツ分割が丁寧で、初心者でも問題なし。 - 色分け・再現度:★★★☆☆
一部シール補完が必要だが、塗装で補えば劇中再現度は非常に高い。 - 可動性・保持力:★★★★☆
重量感のある可動が楽しめ、ポージングも安定。 - 満足度:★★★★★
組み上げた瞬間に“立体映え”を実感できる一品。
重厚なフォルムと繊細なディテールの融合は、まさにハサウェイシリーズらしい洗練されたデザイン美。飾るだけでなく、ポーズをつけて楽しむにも十分な完成度です。
メッサーF02の性能と実戦での使用感を徹底レビュー【ガンプラ評価】
最後に改めて、メッサーF02の魅力を振り返りましょう。
- 劇中再現度が高く、存在感抜群の大型キット
- 可動と保持のバランスが良く、ポージングの自由度が高い
- 細部の塗装で仕上がりが格段に向上する
- F01型よりもフォルムの完成度が高く、シリーズ中でも人気の高いモデル
組み立てを通して、メカニカルな構造や設定のリアルさを感じられるのがメッサーF02の醍醐味。
重厚な姿を眺めていると、ハサウェイたちの戦いの一幕がよみがえるようです。
ガンプラファンはもちろん、「閃光のハサウェイ」を愛する人にこそ手に取ってほしいキット。
その存在感と完成度を、ぜひ自分の手で確かめてみてください。
