京成津田沼駅から歩いてすぐ。千葉県習志野市で長年愛される「レストランあけぼの」は、地元で知らない人がいないほどの老舗洋食店だ。
創業から90年以上――時代が移り変わっても、変わらない“あの味”を求めて足を運ぶ常連客が絶えない。
今回実際にランチを食べに行き、その魅力をまるごと体験してきた。どんな一皿に出会えるのか、じっくり紹介していこう。
昔ながらの洋食を守り続ける、習志野の老舗「レストランあけぼの」
「レストランあけぼの」は、京成津田沼駅から徒歩3分ほどの場所にある。
初めて訪れる人でも迷いにくい立地で、レンガ調の外観と、少し懐かしい雰囲気の看板が目印だ。
ドアを開けると、どこか昭和の香りが残る落ち着いた空間。
テーブル席が中心で、年配のご夫婦や家族連れ、一人で食事を楽しむ常連さんなど、さまざまな層の客がゆったりと時間を過ごしている。
創業は戦前にさかのぼるとされ、習志野の洋食文化を語る上で欠かせない存在。
90年以上の歴史を持ちながらも、現代の食材や調理法を柔軟に取り入れ、どの世代にも愛される味を提供している。
看板メニューはやっぱりオムライス!とろふわ卵とケチャップライスの黄金バランス
ランチタイムの人気No.1は、やはり「オムライス」だ。
ふわりとした半熟卵がライスの上を包み、上からは酸味とコクのバランスが絶妙なケチャップソースがとろりとかかっている。
スプーンを入れると、卵がとろりと崩れ、バターの香りがふわっと立つ。
中のチキンライスは、しっとりしていながらも一粒一粒が立ち、ケチャップの甘酸っぱさがしっかりと感じられる。
「これぞ、洋食屋のオムライス」という言葉がぴったりだ。
添えられたサラダやスープも、古き良き洋食屋のセットを思わせる。
特にスープは日替わりで、ある日はコーンポタージュ、またある日はコンソメベース。
どちらも優しい味わいで、メインを引き立ててくれる。
ハンバーグ・エビフライ・クリームコロッケ…洋食の定番がそろう幸福プレート
オムライス以外にも、洋食好きにはたまらないメニューが並ぶ。
たとえば「ハンバーグステーキ」。表面は香ばしく焼き上げられ、中はふっくらジューシー。
肉汁とデミグラスソースが絡み合い、思わずごはんが進む味だ。
もうひとつ人気なのが「ミックスフライ」。
大ぶりのエビフライ、メンチカツ、クリームコロッケなどがワンプレートで味わえる贅沢な一皿。
エビフライの衣はさくっと軽く、身はぷりっとしていて食感のコントラストが楽しい。
特製のタルタルソースは酸味が控えめで、素材の味を邪魔しない。
このプレートはランチタイム限定の組み合わせもあり、
「オムライス&クリームコロッケセット」「ハンバーグ&エビフライセット」など、どれを選んでも満足度が高い。
洋食好きには夢のようなラインナップだ。
伝統の味を支える、丁寧な手仕事と素材へのこだわり
あけぼのの料理を食べて感じるのは、“手作りの温かさ”だ。
ソースやドレッシング、スープの多くは店内で仕込みを行っており、既製品に頼らない。
だからこそ、どの皿にも深いコクとやさしい味がある。
特にデミグラスソースは、長時間かけて煮詰めた濃厚な旨みが特徴。
コクがありながらも後味は軽く、どの料理とも相性がいい。
オムライスにもハンバーグにも、自然に溶け込む“万能の味”といえる。
また、揚げ物には軽めのパン粉を使用し、衣が重たくならないよう工夫されている。
老舗ならではの経験と技術が、シンプルなメニューの中にしっかりと生きているのだ。
常連客が語る「レストランあけぼの」の魅力
口コミを見ていても、「昔から変わらない味」「子どものころから通っている」という声が多い。
それだけ地域に根ざし、世代を超えて愛されている証拠だ。
特に印象的なのは、「家族3代で通っている」というエピソード。
おじいちゃんが通っていた店に、今は孫が友人を連れてランチに来る。
そんなストーリーが自然に生まれる場所というのは、まさに老舗洋食屋の理想形だろう。
一方で、「ランチタイムは混み合うので少し待つこともある」という声もある。
提供に時間がかかるのは、ひとつひとつを丁寧に作っている証拠でもある。
せっかくなら、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめだ。
店内の雰囲気と居心地
店内は広すぎず、20席ほどの落ち着いた空間。
昭和レトロな雰囲気が残り、BGMも控えめ。食事の音と会話が自然に響く。
カウンター席もあるので、一人でも入りやすい。
常連らしきお客が新聞を読みながらランチを楽しんでいたり、
昼下がりにゆっくりコーヒーを飲む人がいたりと、日常の中に溶け込んだ空気が心地よい。
夜は少し照明が落ち、より静かな雰囲気に。
ディナー利用もできるが、昼とは違ってお酒を楽しむ人も見られる。
洋食とワイン、というのもなかなか粋な組み合わせだ。
アクセス・営業時間・利用シーン
「レストランあけぼの」は、
京成線「京成津田沼駅」南口から徒歩3分。
JR津田沼駅、新京成線の新津田沼駅からも徒歩10分ほどでアクセスできる。
営業時間はランチタイムとディナータイムの二部制で、
昼は11時〜14時半、夜は17時〜20時頃まで(不定休)。
※曜日や祝日は変更になることもあるため、訪問前に確認しておくと安心だ。
ランチは仕事の合間や買い物帰り、ディナーは家族での外食や特別な日の食事にもぴったり。
手頃な価格でしっかり食べられるので、学生や会社員の利用も多い。
実食して感じた「老舗の味」の力
実際に食べてみて思ったのは、“特別ではないのに、また食べたくなる”ということ。
奇をてらった味ではなく、どこか懐かしく、心が落ち着く。
一口ごとに、長い年月の積み重ねを感じる。
それは単なる料理のうまさ以上に、「店そのものの歴史を味わっている」ような感覚だ。
料理の温度、店内の静けさ、スタッフのやさしい声かけ。
どれも派手ではないけれど、すべてが整っている。
それが老舗が持つ「品格」なのだろう。
まとめ:レストランあけぼののランチは、習志野の“食の記憶”そのもの
「レストランあけぼの」は、単なる洋食屋ではなく、習志野という街の食文化を支えてきた存在だ。
ふわとろオムライス、ジューシーなハンバーグ、サクサクのエビフライ。
どれを選んでも、確かな満足感と優しさが残る。
最近のチェーン店やファストフードでは味わえない、“人の手で作る洋食”のぬくもり。
それを求めて、今日も多くの人がこの店のドアを開ける。
近くに立ち寄ったら、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
90年以上続く老舗の味が、きっとあなたの記憶にも残るはずだ。
レストランあけぼののランチを実食レビュー!老舗の味と人気メニューを紹介
――その名の通り、ここには時代を超えて愛される“本物の洋食”がある。
