「何か資格でも取ったほうがいいのかな……」
将来への不安を感じたとき、多くの人が最初に思いつくのが資格取得です。しかし、世の中にある資格の9割は、時間とお金の無駄になる可能性が高いことを知っていますか?
ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者であるひろゆき氏は、資格について非常にシビアで合理的な考え方を持っています。彼が説くのは、単なるスキルの証明ではなく「いかに低コストで、人生の選択肢を最大化するか」という視点です。
この記事では、ひろゆき氏のロジックに基づいた「本当にコスパのいい資格」を厳選して紹介します。努力の方向を間違えて、貴重な20代や30代を無駄にしないための生存戦略を一緒に見ていきましょう。
そもそも「資格」に何を期待しているのか?
多くの人が資格を取ろうとする最大の理由は「安心感」ですよね。「これさえあれば食いっぱぐれない」「会社が倒産しても再就職できる」というお守りが欲しいわけです。
しかし、ひろゆき氏は「資格そのものに稼ぐ力はない」とバッサリ切り捨てることが多いです。例えば、弁護士や公認会計士のような超難関国家資格。これらを取るには数千時間の勉強が必要です。合格しても、そこから営業をして仕事を取ってこなければ年収は上がりません。
つまり、難易度が高ければ高いほど「コスパ」は悪くなる傾向にあるんです。
私たちが狙うべきは、そこそこの勉強時間で取得でき、かつ「持っているだけで足切りを回避できる」あるいは「持っているだけで手当がつく」といった、実利に直結するものです。
ひろゆき流・最強の「国家資格」は大卒という肩書き
意外に思われるかもしれませんが、ひろゆき氏が最もコスパがいいと断言する「資格」は「大卒(学士)」という肩書きです。
「大学なんて4年もかかるし、学費も高いじゃないか!」と思うかもしれません。しかし、日本の雇用市場における「大卒」と「高卒・専門卒」の壁は、どんな難関資格よりも厚いのが現実です。
- 応募できる企業の数が数倍に増える
- 生涯賃金が数千万円単位で変わる
- 「とりあえず4年間、組織に属して卒業できた」という最低限の規律の証明になる
もしあなたが今、学歴に自信がなく、何か難しい資格を取って一発逆転しようと考えているなら、ひろゆき氏は「通信制大学でもいいから、大卒の資格を取れ」とアドバイスするでしょう。
勉強内容が仕事に役立つかどうかは二の次です。日本の社会というゲームを有利に進めるための「参加チケット」として、これほどコスパのいい投資はありません。
大学でのレポート作成や卒論のためにMacBook AirのようなノートPCを1台用意して、淡々と単位を揃える。これが最も確実な生存戦略になります。
実務で「食いっぱぐれない」ための日商簿記2級
具体的な検定試験の中で、ひろゆき氏がしばしば推奨するのが「日商簿記2級」です。これはビジネスパーソンにとって、コスパの神様のような資格です。
なぜ簿記なのか? それは、この世の中が「資本主義」というルールで動いているからです。
会社というのは、お金を集めて、何かを仕入れ、付加価値をつけて売り、利益を残す場所です。この「お金の流れ」が読めない人は、どれだけ仕事ができても経営側の視点に立てません。
簿記2級を持っていると、以下のようなメリットがあります。
- 経理や財務という、どの会社にも必ず存在するポジションに応募できる。
- 営業職でも「利益率」や「貸倒リスク」を数字で説明できるため、上司からの信頼が厚くなる。
- 決算書が読めるようになるので、会社四季報を読んで「潰れそうな会社」や「成長する会社」を判別できる。
簿記3級は少し勉強すれば誰でも取れますが、評価されるのは2級からです。独学でも数ヶ月、テキスト代と受験料を合わせても数万円で済みます。この程度の投資で「数字に強い人」というラベルが手に入るなら、やらない手はありません。
英語は「資格」ではなく「ツール」として身につける
「TOEIC 900点を目指しています!」という人がいますが、ひろゆき氏的な視点では、これも少しズレています。
TOEICのスコアが高くても、英語を喋れない人はたくさんいます。企業が本当に求めているのは、スコアそのものではなく「英語を使って海外の担当者と交渉できるか」「英語の一次情報を拾ってこれるか」という実務能力です。
ひろゆき氏が英語を勧める理由は非常に明確です。「日本という沈みゆく船から脱出するため」です。
日本の人口は減り、経済は停滞しています。しかし、世界に目を向ければ成長している国はたくさんあります。英語ができれば、日本の安い給料に縛られる必要がなくなります。
- 海外のIT企業のリモート案件を日本で受ける
- 外資系企業に転職して、グローバル基準の給料をもらう
- 海外移住の選択肢を持つ
英語を勉強するなら、机にかじりついて文法書を解くよりも、iPadで海外のYouTube動画を観たり、オンライン英会話でとにかく喋る練習をしたりするほうが、結果としてコスパが良くなります。
安定を極めるなら「公務員試験」という選択肢
「やりたいことが特にない」「とにかく楽に、安定して生きたい」という人に対して、ひろゆき氏は迷わず「公務員」を勧めます。
公務員試験は一種の資格試験のようなものです。一度受かってしまえば、法律で身分が守られます。どんなに仕事ができなくても、どんなに性格が悪くても、犯罪でも犯さない限りクビになることはまずありません。
民間企業のように「競合他社に負けて倒産する」という概念がないのは、最強のチートと言っても過言ではありません。
- ボーナスが確実に支給される
- 福利厚生が民間平均より高い水準で整っている
- 社会的信用が高いため、住宅ローンの審査が秒速で通る
難関資格を取って独立開業し、毎日ビクビクしながら営業回るのと、公務員として淡々とルーチンワークをこなし、定時で帰って趣味のゲームを楽しむ。どちらが「コスパがいい人生」か、ひろゆき流の合理主義で考えれば答えは明白です。
士業の資格は「IT武装」できるならアリ
行政書士や司法書士、宅建(宅地建物取引士)といった士業系の資格はどうでしょうか。
ひろゆき氏の見解としては、「資格を取るだけでは不十分」というスタンスです。今の時代、単純な書類作成などはAIやシステムで代替されつつあります。昔のように、資格さえ持っていれば近所のお客さんが勝手にやってくる時代は終わりました。
もし、これらの資格でコスパ良く稼ぎたいなら「IT×資格」の掛け合わせが必須です。
例えば、多くの古い士業事務所は、未だにFAXや紙の書類でやり取りをしています。そこで、SNSを活用して集客し、ScanSnapで全ての書類をデジタル化し、クラウド上でスピーディーに業務を完結させる。
このように「アナログな業界をITで効率化する」という視点がある人にとっては、参入障壁としての資格は非常に強力な武器になります。逆に、ITが苦手なのに資格だけ取っても、既存のベテラン勢に勝つのは難しいでしょう。
プログラミングに資格はいらない?
「コスパがいいスキル」として必ず名前が挙がるプログラミング。しかし、ひろゆき氏は「エンジニアになるのに資格はいらない」と断言しています。
IT業界は完全な実力主義です。履歴書に「基本情報技術者試験」と書くよりも、「自分でこんなアプリを作って公開しました」という実績(ポートフォリオ)を見せるほうが、100倍採用に直結します。
資格試験のために暗記学習をするくらいなら、PCを叩いて、エラーと格闘しながらコードを書くほうが、スキルアップのスピードも圧倒的に速いです。
ただし、例外として「大企業の社内SE」や「SIer」を目指す場合は、資格が昇進の条件になっていることがあります。自分がどの戦場で戦うかによって、資格の価値は180度変わることを覚えておきましょう。
資格取得を「趣味」にしてはいけない理由
世の中には、資格を取ること自体が目的になってしまう「資格マニア」と呼ばれる人たちがいます。
勉強している間は、何かを頑張っている充実感があります。周りからも「偉いね」と褒められます。しかし、ひろゆき氏はここにも警鐘を鳴らします。
勉強している時間は、本来なら「稼ぐための実務」や「人脈作り」「副業」に充てられたはずの時間です。これを経済学では「機会費用」と呼びます。
例えば、合格率数パーセントの難関資格に3年費やして落ちた場合、失ったのは3年分の給料とキャリアです。このリスクを天秤にかけたとき、本当にその資格に挑む価値があるのか。
コスパを意識するなら、**「1日2時間の勉強で、半年以内に取れるかどうか」**を一つの基準にしてみてください。それ以上のコストがかかるなら、それはもはや投資ではなく「賭け」になってしまいます。
まとめ:コスパのいい資格ひろゆき流の結論
最後に、ひろゆき氏の考えをベースにした「コスパのいい資格」の選び方をまとめます。
最も大切なのは、資格をゴールにするのではなく「自分の人生を楽にするためのツール」として使い倒すことです。
- 大卒の肩書き: 全ての基本。まだ持っていないなら通信制でもいいから確保する。
- 日商簿記2級: 資本主義のルールを理解し、食いっぱぐれないための最強武器。
- 英語(実技): 沈みゆく日本から脱出し、世界基準で稼ぐための必須ツール。
- 公務員試験: 努力のコスパを最大化し、安定を手に入れるための現実的な選択。
- ITスキルの実積: 資格よりも「何が作れるか」を重視し、実務で証明する。
あれもこれもと手を出す必要はありません。まずはKindle Paperwhiteで簿記や英語の入門書を読み、自分に向いているかどうかを確認することから始めてください。
結局のところ、最強のコスパとは「自分は何に時間を使えば、最もストレスなく、そこそこのお金を稼いで生きていけるか」を正しく判断することです。
周りの意見や世間の常識に流されず、ひろゆき氏のようなドライで合理的な視点を持って、あなたにとって本当にコスパのいい資格を選び取ってください。その一歩が、数年後のあなたの自由な時間を生み出すはずです。
