「ギターを始めてみたいけれど、楽器店に行くと種類が多すぎて何を選べばいいかわからない……」
「安すぎるギターを買って失敗したくないけれど、最初から何十万円も出すのは怖い」
そんな悩みを抱えて、最初の一歩を踏み出せずにいませんか?ギターは一生楽しめる素晴らしい趣味ですが、最初の「相棒」選びを間違えると、練習が苦痛になって挫折してしまう原因にもなります。
この記事では、ギター初心者が自分にぴったりの一台を見つけるための選び方を、専門用語を噛み砕いて徹底的に解説します。あなたが憧れの曲を自由に弾けるようになるための、後悔しない選び方の基準を見ていきましょう。
ギター初心者が最初にぶつかる「種類」の壁:エレキかアコギか
ギター選びで一番最初に決めるべきは「エレキギター」にするか「アコースティックギター(アコギ)」にするかという点です。これは単に音の違いだけでなく、練習のしやすさや必要な予算にも大きく関わってきます。
エレキギターの特徴と向いている人
エレキギターは、アンプというスピーカーに繋いで音を鳴らすことを前提としたギターです。
- メリット: 弦が細くて柔らかいため、指の力が弱い初心者でも弦を押さえやすいのが最大の特徴です。また、本体そのものの生音は小さいため、ヘッドホンを使えば夜間でも近所迷惑を気にせず練習できます。
- 向いている人: ロックやポップスが好きで、バンドを組んでみたい人。ジャカジャカと激しくかき鳴らしたり、派手なソロを弾いたりしたい人におすすめです。
代表的なモデルとしては、StratocasterやTelecasterといった形が有名です。
アコースティックギターの特徴と向いている人
アコギは、ギター本体の空洞で音を共鳴させる楽器です。
- メリット: アンプなどの周辺機器が必要なく、ギター一本あればどこでも演奏できます。木材の温かみのある音色が魅力で、弾き語りには欠かせません。
- 注意点: エレキに比べて弦が太く硬いため、最初は指が痛くなりやすいというハードルがあります。
- 向いている人: 歌いながらギターを弾きたい(弾き語り)人や、キャンプやストリートで気軽に演奏したい人に向いています。
王道のモデルとして、FG830のような豊かな音量が出るタイプが人気です。
予算の目安を知ろう!「安物買いの銭失い」を避ける価格帯
ギターの価格は数千円から数百万円までと非常に幅広いです。初心者が最も迷うのが「いくらのものを買えばいいのか」という点でしょう。
1万円前後の「激安セット」のリスク
ネット通販などでよく見かける「全部入りで1万円」といった激安ギターは、正直なところあまりおすすめできません。
こうした製品はコストを抑えるために、指板の仕上げが荒かったり、チューニング(音合わせ)がすぐに狂ってしまったりするものが多いためです。せっかく練習しても音がズレていると、上達が遅れるだけでなく、耳も悪くなってしまいます。
初心者に推奨される「3万円〜5万円」のライン
最も失敗が少ないのが、本体価格で3万円から5万円前後のクラスです。この価格帯になると、YAMAHA PACIFICAやSquier Stratocasterといった、世界的に信頼されているメーカーの入門モデルが選択肢に入ってきます。
これらのギターは作りがしっかりしており、楽器店でのメンテナンスも受けやすいため、上達してからも長く使い続けることができます。
本気で始めるなら「7万円〜10万円」
もし「絶対に挫折したくない、長く続けたい」と決めているのであれば、少し背伸びをしてこの価格帯を選ぶのも賢い選択です。
木材の質や電気系統のパーツが格段に良くなるため、弾き心地が驚くほどスムーズになります。Fender Player Seriesなどは、プロの現場でも予備機として使われるほどのクオリティを持っています。
挫折しないためにチェックすべき「弾きやすさ」のポイント
ギター選びで見た目と同じくらい大切なのが「自分の体に合っているか」という物理的な相性です。
ネックの太さと手の大きさ
ギターの首の部分(ネック)を握ったとき、親指と人差し指の付け根に無理な力が入らないかを確認しましょう。
手が小さい方や女性の方は、ネックが細めに設計されているモデルを選ぶと、複雑なコードも押さえやすくなります。日本メーカーのIbanezなどは、ネックが薄く設計されているモデルが多く、初心者にも扱いやすいことで知られています。
ボディのサイズと抱え心地
特にアコースティックギターの場合、ボディの大きさが弾き心地に直結します。
大きなボディは迫力ある音が出ますが、座って抱えたときに肩が上がってしまい、疲れやすくなることもあります。小柄な方は、少し小ぶりな「フォークタイプ」や「トリプルオー(000)サイズ」を選ぶと、無理のない姿勢で練習に没頭できます。
弦高(げんこう)の高さ
弦高とは、指板から弦までの隙間の高さのことです。これが高すぎると、弦を押さえるのに強い力が必要になり、指がすぐに痛くなってしまいます。
店舗で購入する場合は、店員さんに「初心者でも押さえやすいように弦高を低めに調整してください」と頼むのが、挫折を防ぐ裏技です。
初心者が揃えておくべき必須アイテムリスト
ギター本体以外にも、練習を始めるために最低限必要な道具があります。
- チューナー: 音を合わせるための道具。クリップタイプが便利です。KORG Pitchclipなどが定番です。
- ピック: 弦を弾くための小さな板。最初は「MEDIUM」くらいの硬さが扱いやすいでしょう。
- ストラップ: ギターを肩から下げるための帯。立って弾くときはもちろん、座って弾くときも安定感が増します。
- ギタースタンド: ギターを壁に立てかけると倒れて故障する原因になります。常に手に取れる場所に立てておきましょう。
- アンプとシールド(エレキの場合): エレキギターの本来の音を出すために必要です。Positive Grid Sparkのような小型で多機能なアンプが現代の定番です。
後悔しないための購入場所:通販 vs 実店舗
現代ではネット通販で手軽にギターが買えますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
実店舗(楽器店)のメリット
実際に抱えてみたときの重さや、ネックの握り心地を確かめられるのが最大の利点です。また、店員さんに自分の好きな音楽ジャンルを伝えれば、それに最適な一本を提案してくれます。アフターサービスもしっかりしているので、弦が切れたときやトラブルが起きたときも安心です。
通販のメリット
圧倒的な品揃えと、価格の安さが魅力です。近くに楽器店がない場合は非常に便利です。ただし、届いたときに調整が必要な場合もあるため、信頼できる大手楽器店のオンラインショップを利用することをお勧めします。
ギター初心者の選び方まとめ:最後は「直感」を信じていい!
ここまでスペックや予算について詳しく解説してきましたが、最後にもう一つだけ、とても大切な基準をお伝えします。
それは、**「そのギターを部屋に置いている自分を見て、ワクワクするかどうか」**です。
どれだけ性能が良くても、見た目が好きになれないギターは、次第に触る頻度が減ってしまいます。逆に、一目惚れしたデザインのギターなら、少し練習が辛くても「あのかっこいいギターを弾けるようになりたい!」とモチベーションを保つことができます。
最後に、選び方の要点を振り返ってみましょう。
- ジャンルで選ぶ: ロックならエレキ、弾き語りならアコギ。
- 予算で選ぶ: 3万円〜5万円の信頼できるメーカーを基準にする。
- 体で選ぶ: 抱えやすさ、ネックの握り心地を確認する。
- 周辺機器: チューナーやスタンドも忘れずに予算に組み込む。
ギターは、あなたの日常を彩り、新しい世界を見せてくれる最高のパートナーになります。この記事を参考に、あなたにとっての「運命の一本」を見つけてください。
ギター初心者の選び方完全ガイド!後悔しない種類や予算の目安を徹底解説を最後までお読みいただきありがとうございました。あなたのギターライフが素晴らしいものになることを応援しています!
