せっかく高いお金を出してドラム式洗濯機を買うなら、絶対に失敗したくないですよね。洗浄力や乾燥機能も大事ですが、実はそれ以上に毎日のストレスを左右するのが「ドアの開く向き」なんです。
「右開きと左開き、どっちがいいの?」と迷っている方へ。この記事を読めば、あなたのお家にぴったりの一台が確信を持って選べるようになります。後悔しないためのチェックポイントを分かりやすく解説していきますね。
そもそも「右開き」「左開き」の定義を勘違いしていませんか?
まず最初に、メーカーが言う「右開き」「左開き」の定義を正しく整理しておきましょう。ここを間違えて注文してしまうと、届いた当日に絶望することになります。
- 左開き(L):本体に向かって右側に取っ手があり、左側にドアが開くタイプ。
- 右開き(R):本体に向かって左側に取っ手があり、右側にドアが開くタイプ。
日本の家電市場では、実は「左開き」が主流です。全体の約7割から8割が左開きだと言われています。そのため、家電量販店で展示されているのも左開きが多いのですが、「みんなが買っているから」という理由だけで選ぶのは危険です。あなたの家の「壁の位置」と「家事動線」がすべてを決めるからです。
壁の位置で決まる!設置スペースの絶対ルール
ドラム式洗濯機の向きを選ぶ際、最も優先すべきは「壁がどちらにあるか」です。基本的には**「壁がある側にドアが開く」**ように選ぶのが鉄則です。
例えば、洗濯機を置くスペースの右側に壁があるなら「右開き」を選びます。逆に左側に壁があるなら「左開き」を選びます。
なぜ壁側に開くのが正解なのでしょうか。それは、ドアを全開にしたときに、自分が立つスペースを広く確保するためです。もし壁と反対側にドアが開くタイプを選んでしまうと、開いたドアが自分の体にぶつかったり、洗濯物を取り出すたびにドアを回り込んだりしなければなりません。毎日のこととなると、この「回り込む動作」が信じられないほどストレスになります。
設置場所の左右どちらかに余裕がある場合は、余裕がある方にドアが開くようにすると、洗濯カゴを置くスペースも確保しやすくなりますよ。
お風呂場やベランダへの「動線」をシミュレーションする
壁の位置の次に考えたいのが、洗濯物の流れ、つまり「動線」です。
脱いだ服を洗濯機に入れるとき、お風呂場(脱衣所)からスムーズに放り込めますか?また、乾燥機を使わずに外に干す場合、ベランダへの通路をドアが塞いでしまいませんか?
- お風呂場が左側にある場合:左開きにすると、お風呂場から出たときにドアが邪魔にならず、そのままポンと洗濯物を入れられます。
- 物干し場が右側にある場合:右開きにすると、洗い終わった重い洗濯物をカゴに入れ、そのままスムーズに右側の通路へ移動できます。
ドラム式はドラム式洗濯機のように重厚な家電です。一度設置すると簡単には動かせません。自分が洗濯機の前でどう動くか、スリッパを履いてエア洗濯をしてみることを強くおすすめします。
意外と見落としがちな「扉全開時の奥行き」
ドラム式洗濯機を選ぶとき、本体の幅や高さばかり気にしていませんか?実は、最もトラブルが多いのが「ドアを開けた時の奥行き」なんです。
ドラム式のドアは手前に大きく張り出します。機種にもよりますが、ドアを全開にすると手前に50cmから多いもので80cm近くのスペースを必要とします。
もし、洗濯機の向かい側に洗面台があったり、通路が狭かったりする場合、ドアを開けた瞬間に通路が完全に遮断されてしまいます。「ドアを開けたら家族が後ろを通れない」「自分が挟まって洗濯物が出せない」という失敗談は本当によく聞きます。
メジャーを使って、ドアを開けた状態でも自分が屈んで作業できるスペース(約1m程度)が前方に確保できるか、必ず確認しておきましょう。
右開きモデルは選択肢が少ない?知っておきたい市場の裏側
「右開きの方が自分の家には合っている」と分かった方に、一つだけ注意点があります。それは、右開きモデルは左開きに比べてラインナップが少ない傾向にあることです。
多くのメーカーでは、まず標準的な「左開き」を製造し、そのバリエーションとして「右開き」を用意します。そのため、以下のような状況が起こることがあります。
- 安価なエントリーモデルには「左開き」しか存在しない。
- 右開きモデルだけ在庫が少なく、取り寄せに数週間かかる。
- 人気カラーが左開きにしか用意されていない。
とはいえ、パナソニック ドラム式洗濯機や日立 ドラム式洗濯機などの大手メーカーのハイエンドモデルであれば、基本的には両方の向きが用意されています。デザインや色にこだわりがある場合は、早めに在庫状況をチェックしておきましょう。
転勤族や引っ越し予定がある人はどう選ぶべき?
「今は右側に壁があるけど、2年後には引っ越すかもしれない」という転勤族の方にとっては、究極の悩みですよね。
結論から言うと、迷った場合は**「左開き」**を選んでおくのが無難です。日本の賃貸住宅の多くは、洗面台が左側、壁が右側にあるレイアウトが多く、左開きを想定して設計されているケースが一般的だからです。
どうしても将来の不安を消したい場合は、数は少ないですが、ドアの付け替えが可能なモデルや、左右どちらからでも使いやすい工夫がされた機種を探してみるのも一つの手です。ただし、基本的には「今の家で一番使いやすい向き」を優先するのが、日々のQOL(生活の質)を上げる近道ですよ。
最終確認!搬入経路の「プラス10センチ」はありますか?
向きが決まったら、最後に絶対忘れてはいけないのが「搬入経路」の確認です。ドラム式洗濯機は非常に大きく重いため、設置場所には置けても、そこに行くまでの通路を通れないことが多々あります。
- 玄関ドアの幅
- 廊下の曲がり角
- 脱衣所の入り口の幅
これらの場所において、本体の幅に加えて**左右5cmずつ(合計10cm)**の余裕があるか確認してください。ドアノブや手すりが出っ張っていて、わずか1cmの差で搬入不可となり、泣く泣くキャンセルになるケースは本当に多いです。
不安な場合は、家電量販店の見積もりサービス(事前下見)を利用するのが一番確実です。数千円の手数料でプロが自宅に来て、最適な向きと搬入可否を判断してくれます。
ドラム式洗濯機の右開き・左開きの選び方!後悔しない設置のポイント
最後にまとめます。ドラム式洗濯機の右開き・左開きの選び方で失敗しないためには、「壁側にドアが開くこと」「家事動線を邪魔しないこと」「前方のスペースを確保すること」の3点が重要です。
ドラム式洗濯機は、あなたの家事を劇的に楽にしてくれるパートナーです。扉の向きという小さな、でも決定的なポイントを正しく選んで、ストレスフリーな洗濯ライフを手に入れてくださいね。
もし、まだ具体的な機種で迷っているなら、次は各メーカーの最新機能やサイズ感を比較してみるのがおすすめです。あなたにとって最高の1台が見つかることを応援しています!

