冬の寒さが本格的になると欠かせないのが手袋ですよね。お気に入りのデザインを見つけていざ着けてみたら「指先が余ってスマホが触りにくい」「きつすぎて手がしびれる」なんて経験はありませんか?
ネット通販で手袋を買う機会が増えた今、フィッティングなしで自分にぴったりのサイズを見つけるのは意外と難しいものです。でも安心してください。実は手袋にはJIS(日本産業規格)で定められた明確な「測り方」と「基準」があるんです。
この記事では、自分の手を正しく計測する方法から、素材ごとのサイズ選びの落とし穴まで、プロの視点で詳しく解説していきます。これを読めば、もうサイズ選びで後悔することはありませんよ。
自分の「手囲い」を知るのが第一歩
服にS・M・Lがあるように、手袋にも標準的なサイズ規格が存在します。その基準となるのが「手囲い(てがこい)」という数値です。
多くの人が「中指の先から手首まで」の長さを基準にしがちですが、実はこれだけでは不十分。手袋のフィット感を左右するのは、手のひらの厚みや幅を含めた外周なんです。
まずはメジャーを準備して、自分の正確な手囲いを測ってみましょう。
失敗しないための正しい測り方の手順
手囲いを測るには、2つの基準点を知る必要があります。
まず1つ目は、親指の第一関節と人差し指の付け根のちょうど中間地点。ここを起点にします。
2つ目は、小指の付け根のシワから手首のシワまでを3等分したとき、手首側から1/3の場所にある点です。
この2つの点を通るように、手のひらをぐるりと一周メジャーで巻いてみてください。このときのセンチメートル単位の数値が、あなたの「手囲いサイズ」になります。
計測するときのポイントは、利き手で測ることです。人間は利き手の方が筋肉が発達しているため、左右で数ミリから1センチほどサイズが異なることが珍しくありません。大きい方の手に合わせるのが、窮屈さを感じないためのコツです。
男女別・子供別のサイズ目安を知っておこう
自分の数値がわかったら、一般的なサイズ表と照らし合わせてみましょう。日本のメーカーの多くは、以下のJIS規格に基づいた数値を目安にしています。
男性の場合、手囲い23cmから24cmあたりが一般的な「Mサイズ」に相当します。21cmから22cmならSサイズ、25cmから26cmならLサイズといった具合です。
女性の場合は、18cm前後がSサイズ、19cmから20cmがMサイズ、21cmから22cmがLサイズとして展開されていることが多いですね。
子供用の場合は、成長が早いため年齢や身長も目安になります。例えば、身長95cm前後の3歳から4歳児なら手囲い14cm程度、小学校高学年で身長145cm前後なら19cm程度が目安となります。
ただし、インポートブランドなどは欧米人の手の形(指が長く幅が狭い)に合わせて作られていることもあるので、海外製品を買うときは注意が必要です。
素材によって「あえてサイズを変える」のが上級者
数値上のサイズが合っていても、素材の特性を無視すると使い心地が悪くなってしまいます。ここからは、素材別の選び方のコツをお伝えします。
まず、ウールやカシミヤなどのニット素材。これらは伸縮性があるため、多少の誤差はカバーしてくれます。保温性を重視するなら、ぴったりすぎるものより、ほんの少しだけ余裕があるものを選んでください。手袋の中に暖かい空気の層ができることで、防寒性能がアップします。
次に、レザー(革)の手袋です。革手袋の鉄則は「ジャストサイズ、あるいは少しタイトめ」を選ぶこと。本革は使っているうちに手の熱と動きで必ず伸びて、自分の手に馴染んできます。
新品の時に少しきついかなと感じるくらいが、数週間後には最高のフィット感になります。最初から余裕があると、革が伸びた後にブカブカになり、指先が余って不格好になってしまうので気をつけましょう。
一方で、スポーツ用や自転車用のサイクルグローブなどは、操作性が命です。レバー操作やハンドル操作で生地がヨレると危険なため、遊びがないジャストサイズを追求してください。
サイズが合わないと起こる困ったトラブル
「大は小を兼ねる」と言いますが、手袋に関しては当てはまりません。サイズが合っていない手袋を使い続けると、意外なデメリットが生じます。
サイズが大きすぎる場合、指先が余ることでスマホのタッチパネルが反応しづらくなったり、バッグの中の鍵を探すといった細かい作業が一切できなくなります。また、手首の隙間から冷たい風が入り込み、せっかくの防寒機能が台無しになることも。
逆に小さすぎる場合は、指の動きが制限されて疲れやすくなるだけでなく、血行が悪くなってしまいます。防寒のために着けているのに、血行不良で指先が氷のように冷たくなってしまうのは本末転倒ですよね。
もしプレゼントなどで頂いた手袋がどうしても大きい場合は、薄手のインナーグローブを中に重ねることで、フィット感を調整しつつ保温性を高めることができます。
ネット通販で「当たり」を引くためのチェック項目
お店で試着できないネットショッピングでは、商品説明欄のどこを見るべきでしょうか。
まずは、商品ページに独自のサイズ表があるかを確認してください。メーカーによっては「手囲い」ではなく「全長」や「中指の長さ」を記載している場合があります。
また、レビュー欄のチェックも欠かせません。「普段Mサイズだけど、この商品は作りが小さめなのでLでちょうどよかった」といったリアルな声は、数値データよりも参考になることがあります。
最近ではスマホ対応手袋が主流ですが、これもサイズが合っていないとセンサー位置がズレて使い物になりません。自分の「中指の長さ」もあわせて測っておくと、より精度の高い買い物ができますよ。
手袋のサイズの選び方と測り方は?失敗しないコツや手囲いの基準を徹底解説!のまとめ
いかがでしたか?手袋選びで最も大切なのは、自分の「手囲い」を正しく把握することです。
生命線の始点と小指の下側を結ぶラインを測るという、たった1分の手間で、通販での失敗は激減します。そして、革ならタイトに、ニットなら標準的にという素材ごとの特性をスパイスとして加えれば、まるでオーダーメイドのような使い心地を手に入れることができるはずです。
冬の外出を楽しくしてくれる、運命の一双に出会えることを願っています。まずは手袋のカテゴリーから、自分のサイズに合った素敵なデザインを探してみてくださいね。
