「高校を中退したけれど、大学や専門学校に行きたい」「就職のために高卒資格と同等の証明が欲しい」
そんな方の強い味方が高卒認定試験(旧大検)です。でも、いざ調べ始めると「科目が多すぎて何を選べばいいかわからない」「2026年から制度が変わるって本当?」と不安になることも多いですよね。
実は、高卒認定試験には「受かりやすい科目の組み合わせ」や「勉強時間をショートカットできる裏技」が存在します。この記事では、2026年度からの新制度に完全対応した、失敗しない高卒認定試験の科目の選び方を徹底解説します。
2026年度から試験が変わる!知っておくべき3つの大きな変更点
まず最初に、もっとも重要なニュースからお伝えします。2026年度(令和8年度)の第1回試験から、学習指導要領の改定に伴って試験のルールがガラッと変わります。
これを知らずに古い参考書で勉強を始めると、取り返しのつかないことになるので注意してくださいね。
「情報」が必修科目に仲間入り
一番の変更点は、新科目「情報」が追加されることです。これまではIT系の知識がなくても合格できましたが、これからは全受験生が「情報」をクリアしなければなりません。
内容はプログラミングの基礎や情報モラル、ネットワークの仕組みなど。難しそうに聞こえますが、文部科学省のサンプル問題を見る限り、普段からスマートフォンやPCを使っている世代なら、基礎を抑えるだけで得点源にできる内容です。
「英語」が完全に逃げられない必須枠へ
これまでの制度でも英語は重要でしたが、新制度ではより「必修」としての立ち位置が明確になります。グローバル化に対応した基礎学力が求められるため、避けては通れない道だと覚悟を決めましょう。
合格に必要な科目数が「9〜10科目」に増加
これまでは8〜9科目で合格できましたが、新制度では科目の再編により、最大10科目の合格が必要になるケースが出てきます。
「現代社会」が廃止され、新しく「公共」という科目が導入されるなど、名前が変わる科目もあるので、最新のテキストを用意することが合格への第一歩です。
迷ったらこれ!最短合格を狙うための科目選びの鉄則
勉強時間をできるだけ減らして、サクッと合格したい。そんなあなたにおすすめの「コスパ最強」な選び方をご紹介します。ポイントは「内容が重なっている科目」をセットで選ぶことです。
理科は「科学と人間生活」+「生物基礎」の一択
理科には物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎などがありますが、一番のおすすめは「科学と人間生活」を選択し、そこに「生物基礎」を組み合わせるパターンです。
なぜなら、「科学と人間生活」の教科書には、生物基礎の内容が一部含まれているからです。一度の勉強で2科目分の基礎がカバーできるので、暗記量を大幅に減らすことができますよ。
歴史・地理は「地理」が暗記少なめ
「日本史」や「世界史」は、年号や人物名を覚えるのが大変ですよね。暗記が苦手なら「地理」を選びましょう。
地理は暗記というよりも、地図やグラフを読み取る「資料読解」の問題が多いのが特徴です。ニュースなどで見聞きする常識的な知識で解ける問題も多いため、歴史に強いこだわりがない限りは地理の方がハードルが低いです。
公民は「公共」を確実に攻略する
これまでの「現代社会」に代わって登場した「公共」は、私たちの暮らしに直結する法律や経済の仕組みを学びます。一見難しそうですが、実は過去問の傾向を引き継いでおり、時事問題に興味があれば比較的得点しやすい科目です。
勉強を始める前に!「免除」を使わないのは損すぎる
高卒認定試験の最大のメリットは、すべての科目を試験で受ける必要がないかもしれない、という点です。これをチェックするかどうかで、勉強の負担が半分以下になることだってあります。
高校時代の単位は「宝の山」
もしあなたが高校を1年以上通って中退した場合、すでにいくつかの科目の単位を取得しているはずです。
たとえば高校1年生のときに「数学Ⅰ」や「英語」の単位を取っていれば、その科目の試験は免除されます。
まずは以前通っていた高校に連絡して「単位修得証明書」を取り寄せてみましょう。自分がどの科目をパスできるのか、敵を知る前に自分の持ち札を確認するのが鉄則です。
資格を持っていれば試験が免除になる
特定の資格を持っている場合も、試験が免除されます。
- 英検(実用英語技能検定): 準2級以上で「英語」免除
- 数検(実用数学技能検定): 準2級以上で「数学」免除
- 歴検(歴史能力検定): 2級以上で「日本史」または「世界史」免除
もし以前にこれらの資格を取っていたなら、ラッキーです!また、試験勉強を機に英検に挑戦して、ダブルで資格を手に入れるという戦略もアリですね。
英検の勉強をするなら、最新の過去問題集英検準2級 過去6回全問題集を手元に置いておくと、出題傾向が掴みやすくなります。
大学進学を目指すなら「戦略的な科目選び」を
「とりあえず高認に受かればいい」という人と、「その先の大学受験も見据えている」人では、選び方が少し変わってきます。
数学と英語は「捨てない」
高卒認定試験の数学(数学Ⅰ)や英語は、大学受験のレベルから見れば「超基礎」です。ここで手を抜いてギリギリ合格を狙うと、大学受験の勉強を始めたときに地獄を見ることになります。
大学進学を考えているなら、この2科目は満点を狙うくらいの気持ちで基礎を固めておきましょう。高認の勉強がそのまま大学共通テストの対策に直結します。
志望校の受験科目に合わせる
文系学部を志望するなら歴史・地理を、理系学部なら物理・化学を積極的に選んでおくと、後の学習がスムーズになります。高認試験は「広い範囲を浅く」学ぶため、自分の適性を知る良い機会にもなります。
挫折しないための学習スケジュールとマインドセット
高卒認定試験は、一度にすべての科目に受かる必要はありません。有効期限がないので、何年かけても、何回受けても大丈夫です。
「2回に分けて合格」が一番賢い
一気に10科目を勉強しようとすると、多くの人がパンクしてしまいます。
1回目は「得意な科目や免除に近い科目」を中心に5科目、2回目に「残りの苦手科目」をじっくり、というように分けるのがおすすめです。
1回合格した科目は一生有効なので、プレッシャーを減らして着実に進んでいきましょう。
満点ではなく「50点」を目指す
高卒認定試験の合格ラインは、100点満点中、だいたい40点から50点と言われています。半分間違えても合格できるんです。
重箱の隅をつつくような難しい問題を解けるようになる必要はありません。教科書の太字の部分や、基礎的なワークを完璧にするだけで十分合格ラインに届きます。
効率的に学習を進めるなら、タブレット学習も効果的です。特にiPadのようなデバイスがあれば、YouTubeの解説動画を見ながら電子テキストに書き込むといった、現代的な勉強スタイルが確立できます。
2026年度版の最新テキスト選びのコツ
2026年からの新制度に対応するためには、教材選びが何より重要です。古い教材だと、出題範囲が変わっていたり、新しい科目「情報」の対策ができなかったりします。
「新学習指導要領対応」の文字を確認
本屋やネットで参考書を探すときは、必ず「2024年以降発行」や「新学習指導要領対応」と書かれたものを選んでください。
特におすすめなのは、ワーク形式の教材です。高認試験はマークシート方式なので、実際に手を動かして問題を解く感覚に慣れておく必要があります。
基礎を固めるためのノート作りにはキャンパスノートのような定番アイテムを活用し、間違えた問題を一目でわかるように整理しておくと、直前の見直しが楽になりますよ。
まとめ:一歩踏み出す勇気が未来を変える
高卒認定試験は、決して「落とすための試験」ではありません。学び直したいと願うすべての人に、次のステップへの切符を渡すための試験です。
2026年度からの変更点は確かに多いですが、早めに準備を始めれば何も怖くありません。「情報」が追加されるからといって身構えず、まずは自分が持っている「免除単位」の確認から始めてみてください。
科目選びを戦略的に行い、効率よく勉強を進めれば、最短ルートで合格を勝ち取ることができます。あなたの挑戦を、心から応援しています。
適切な高卒認定試験の科目の選び方を実践して、2026年度最新の変更点と最短合格のコツを掴み、新しい未来への扉を叩きましょう!
次は、あなたの免除科目を一緒にチェックしてみませんか?
