DTMを始めようと思ったとき、最初にぶつかる壁って「何を買えばいいのかわからない」っていう問題ですよね。僕も最初は本当にそうでした。キーボードなのか、パソコンなのか、それともソフトなのか。どれから手をつけていいのかさっぱりわからなくて、気づけば一ヶ月くらい悩んでた記憶があります。
でも実際に買ってみて、これは本当に買ってよかったなって思える機材って確かにあるんです。むしろ、あれこれ悩んでる時間があったらさっさと買って触ったほうが絶対に上達が早い。今日はそんな「買ってよかった」を軸に、これから始める人にこそ伝えたい機材の話をしていきます。
DTMを始める人がまず買うべきものは「オーディオインターフェース」だと断言する理由
「え、パソコンじゃないの?」って思うかもしれません。もちろんパソコンは必須です。でも、すでに普段使いのノートパソコンがあるなら、最初に投資すべきは間違いなくオーディオインターフェースなんです。
理由はすごくシンプルで、これがあるとないとでは音の遅延、つまり「レイテンシー」が雲泥の差だからです。パソコンに最初からついているヘッドホン端子でソフト音源を鳴らすと、鍵盤を押してから「ポーン」と鳴るまでにワンテンポ遅れます。これがストレスで、三日で挫折する原因第一位と言っても過言じゃない。
僕が最初に買ったのはFocusrite Scarlett Soloでした。当時は「とりあえず定番で安いやつ」という軽い気持ちでしたが、今でも現役で使えています。音がクリアになるし、ギターやマイクを直接つなげるようになるし、これは本当に買ってよかった。
初心者が「買ってよかった」と心から思えるソフト音源の選び方
機材と同じくらい、いや人によってはそれ以上に大事なのがソフト音源、いわゆる「プラグイン」です。最初は無料のものだけでいいと思いがちなんですが、ここでちょっとだけお金をかけると創作意欲が爆上がりします。
無料音源は機能が限定的だったり、音がペラペラだったりするんですよね。それで「自分の曲、なんかダサいな…」と思ってやめてしまうのはあまりにももったいない。
そこでおすすめしたいのがNative Instruments Kompleteシリーズです。特にセール時期を狙えば、数千種類の音が数万円で手に入ることもあります。ピアノの音一つとっても、ペダルの踏み込み音やハンマーの打鍵ノイズまで再現されていて、弾いているだけで気持ちいい。これ一つあれば、しばらく他の音源を買い足す必要がなくなるくらいの破壊力があります。
意外と盲点。「買ってよかった」と思えるモニターヘッドホンの重要性
スピーカーを買うのはハードルが高い。部屋の防音も気になるし、そもそも置く場所がない。だからこそ、最初にこだわるべきはモニターヘッドホンです。
注意してほしいのは、普段音楽を聴くためのヘッドホンとは役割が全然違うということ。普通のヘッドホンは音楽を気持ちよく聴かせるために低音や高音が誇張されています。でもDTMで使うモニターヘッドホンは、録音したままの「原音」をそのまま聞かせる必要があるんです。
僕がSONY MDR-CD900STを初めてつけたとき、正直「あれ、音が地味だな」と思いました。でも、これでミックスした音源を車で聴いてみたら、驚くほどバランスが取れていて鳥肌が立ちました。これが「正しい音で聴く」ということなんだ、と。少し値は張りますが、一生モノとして買って損はない一本です。
あれば作業効率が段違い。買って後悔しないためのMIDIキーボード選び
「マウスでポチポチ打ち込めば曲は作れるでしょ?」はい、作れます。でもね、楽しくないんですよ。音楽はやっぱり「演奏」してナンボだと僕は思います。
MIDIキーボードを机の前に置くだけで、そこが途端に「自分のスタジオ」になる感覚。これがすごく大事で、心理的なハードルを下げてくれるんです。
ここで気をつけたいのはサイズです。最初は場所を取らない25鍵盤のKORG microKEYを選びがちですが、ちょっとしたコード進行を考えるだけでも鍵盤が足りなくてイライラします。買ってよかったと心から思うなら、最低でも49鍵盤、できればピアノ経験者なら88鍵盤に近いものを選んでください。僕は引っ越しのたびに後悔しつつも、結局大きな鍵盤に戻ってきています。
実は「買ってよかった」と声が大きい周辺機器と整理整頓術
最後に、縁の下の力持ち的な存在についても触れておきます。それがケーブル類と机周りの整理です。
DTMをやっていると、気づけばUSBケーブルやオーディオケーブルで机の上がぐちゃぐちゃになります。あのストレス、やってる人にしかわからないんですよね。僕がAnker USBハブを導入してから、ケーブルの抜き差しが驚くほど楽になりました。
あとはライト。夜中に作業していると、キーボードの文字が見えなくて困るんです。そんなときはBenQ ScreenBarのような手元を照らすライトがあると、目も疲れにくいし、何より作業に没頭できます。
DTM買ってよかった:機材よりも大切なたった一つのこと
ここまで色々な機材を紹介してきましたが、最後に一つだけ言わせてください。
一番「買ってよかった」と思えるのは、結局 「曲が完成した瞬間」 なんです。
機材を揃えることはゴールじゃなくて、スタートラインに立つための準備でしかありません。高い機材を持っていなくても、スマホのアプリだけで感動的な曲を作っている人もたくさんいます。
「いつか買おう」と思っているその時間が、実は一番もったいない。まずは今日、無料のソフトでもいいからパソコンにインストールして、ワンコーラスだけでも作ってみてください。そこで「あ、この音がもっと良かったらな」と思ったときが、この記事で紹介した機材たちの出番です。
あなたの最初の一曲が完成したとき、きっと「DTM買ってよかった」と心から思えるはずです。その日を楽しみにしています。
